百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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今日が小寒、つまり今日から寒の入りというのに、今日はおかげさまで穏やかな一日になった。夕方からは少し時雨はしたものの。
政治的な混乱+経済的な混乱の真っ只中の中で、現在農業の変革が求められている。農の姿をどう変えていくのか、ただ単に自給率を上げるために、耕作放棄地を無くすために、本当にそれだけでいいのか・・・農をもっと全体的に俯瞰してみることは出来ないのか。
自給率は、上がる仕組みをとればいいだけであって、上げるための議論はあまり必要ではないのではないか。例えば、最も問題なのは種子の自給率の低さ、そして穀物の自給率、飼料の自給率であり、種子をどう守るか、米以外の小麦、大豆、トウモロコシ等三大穀物に対して国としてどう取り組むのか(米国対策も含めて)、畜産飼料を国産でどうまかない、日本の畜産をどう転換するかがポイントになってくるのではないかと思う。
耕作放棄地の問題になるとすぐに法人企業の参入を想定したり、政府は常に大規模農家の推進をイメージする。日本の国土の特徴や日本の食文化の伝統等を考慮するともっと地産地消や身土不二を基本とした食のあり方や環境保全を充分意識した未来に繋がる農のあり方を同じ土俵で議論しておかないと、現在問題になっている派遣労働のように法律を施行する際には良いイメージばかりが先行して、数年すると立ち行かなくなるようで、そうあっては日本の未来は決して明るいものにはならない。




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