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GW旅日記~5/3・延岡

5月2日の深夜に「眠くてたまらん~もうどこでもいいから早く横になって寝たい~」と助手席でうたたねしながら夫に投げやりに告げて泊まった大分南部の道の駅「みえ」は、朝目を覚ましてみれば、緑豊かな里山の高台にあり、見晴らしよく空気もおいしい。
道の駅自体はまだ新しいらしく、広く開放的でモダンな建物だ。
トイレに貼ってあった「朝食バイキングやってます。600円 7時-10時」のポスターを見て食べに行くことにする。
「水曜定休」と書いてあったのに何故か営業していた。ゴールデンウイークだからか?
(私たちの傍らにいたお客さんは"今日水曜日だからやってないねー"と言って帰ってしまった。)
いくつかある食事どころのうち、バイキングをやっていたのは「わかたけ」という和食堂。
「竈で炊いたごはん」と入り口付近に書いてある。
それはすごい!でも本当か?こんな場所でかまどで炊けるの?どこか別の場所で炊いて運んでくるのでは?と思いつつ、外側からちょっと扉が開いていた厨房をちらりと覗き見ると、大きなかまどが二つ鎮座しており、その横に薪が山積みされていた。
店内にはすでに数組のお客さん。店のおばさんが一人きりで奮闘している。
名物・かまど炊きごはんは、普通の白いのとおこげのと2種類あるのがうれしい。
おかずも、こういう安い朝食バイキングによくある業務用や冷凍の袋詰め食品ではなく、きちんと手作りされたような素朴なお惣菜で、日本の朝ごはん定番の納豆・のり・卵も食べ放題。
これは何だろう?と思って聞いたら柚子の皮の煮物だという。へ~珍しい。この地域では柚子の皮はごはんのおかずなのか。
おこげごはんを3杯おかわり。
これで600円は大満足。

この食堂「わかたけ」には「三重産のお米を使ってます。」隣のうどん屋さんには「三重産の地粉を使ってます。」と書いてあった。
「何でわざわざ三重県産のを使ってるんだろねー?友好姉妹都市とか、そういうつながりか何かあるのかな?」
と夫に言ったら彼は一瞬立ち止まって言った。
夫「今自分がどこにいるか分かってんの?」
私「大分。」
夫「大分のどこ?」
私「えーと、ここが道の駅みえだから~…あっもしかして三重産って三重県じゃなくてここのことか!?」
…ここは大分県三重町であった。
どうも私はすっとぼけている。


物産館で「鶏飯いなり」と「ごはんサンド」と大きな生しいたけと竹製品を購入。
地元の方が作ったらしい竹細工の籠とザルは精巧な作りのわりにお買い得価格。
「誕生日プレゼントに買って買ってー」とねだって買ってもらった。
生しいたけはフロントガラスの内側に並べて日干しにする。(帰宅する頃には干ししいたけになっている。)


日向街道を南下して宮崎県延岡市に突入。
目指す酒屋は住所が書いてあった。
ジャスコ延岡店の本屋で延岡市の地図を立ち読みすると、ここからそんなに離れていない。
ジャスコから西に出て右折して橋を渡って左折して…
頭の中に地図をたたきこんで本を書棚に戻す。
しかしジャスコを出て2~3分走ったら、地図は跡形も無く消え失せた。
「あ~分かんなくなっちゃった~。」
とナビを放棄して夫に託す。いいんだ別に。夫の目的地だし。
それでも何とか迷わずに見つけた!
タイミング良く近くにコインランドリーがあったので、洗濯物を洗っている50分の間に酒屋へ足を運ぶ。

「日々努力、本物を伝えたい一心です」
店頭に墨書きしている一文の通り、誠実・実直な印象の店主さんだった。
やはりバイク雑誌や新聞にも紹介されたせいで、他県からのお客さんも多いようだが、本来の願いは「地元でとれた芋を材料にした、地元の焼酎メーカーで作った芋焼酎を、地元の人に飲んでもらいたい」ということだそう。
現在延岡で愛飲されている焼酎はそのほとんどが宮崎県南の都城市で作っている芋焼酎だ。
鹿児島県を主とした九州南部は芋の栽培が盛んな土地。しかし延岡では昔から焼酎原料として米・麦・蕎麦が栽培されて来た。緯度による気候の違いも大きいのだろう。
そして延岡産の米・麦・蕎麦焼酎は地元ではあまり消費されないが、宮崎県外で高い評価を受けているという。
ならば、地元人好みの芋焼酎を作ろうと、まず原料の芋を栽培するところから店主自らが手がけたそうだ。

雑誌・培倶人にも紹介されていたその延岡産芋焼酎「祥雲 亮天」は売り切れだった。
着々と人気が高まってきているのだろう。
「地元でその原料の芋を作ろうっていう農家も増えてるんですか?」
とうかがうと、残念ながらそうもいってないという。
新しいモノやモノゴトに対する地元の人の保守的な姿勢。
分かる分かるー!今私達の住んでいる町もそうなんですよ。
とついこちらも本音を出してしまった。


結局買ったのは「祥雲 亮天」と同じ延岡市の蔵元・佐藤焼酎製造場の芋焼酎「吉宝 亮天」(芋は延岡市外産)と、児湯郡高鍋町の蔵元・黒木本店の芋焼酎「たちばな」と、同じく「きろく」。
この黒木本店の社長さんが、彼が「祥雲 亮天」を生み出すきっかけになった方だそうだ。



「この町に住んでいる人が、この町のことを誇りに思えるようにしたい。」
まだ若い店主さんの話にはいちいちうなずけた。
ここに住んでいる人は「土の人」私達のような旅人は「風の人」。
その言葉が強く印象に残った。

ちなみにこの酒屋さんのブログは → コチラ。
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GW旅日記~5/3

気が付けば5月も末。また未更新のまま間が空いてしまったー。しかし懲りずにGW旅日記再開。

私は夫婦喧嘩をしたことが無い。
何故なら雲行きが怪しくなりそうな時点ですかさず夫が「悪かった。俺が悪かったー。」と言って折れるからだ。
喧嘩の理由は9割方私にあると言えど、そう言われると機嫌を直さざるを得ない。
長期旅行中もしかり。
行きたいところ、食べたいもの、私の希望を最優先してくれるので旅行中はなおさら喧嘩しない。
例え私のナビが間違ったとしても眉一つ動かさず(多分)Uターンしてくれる。

しかし、この日はちょっと違った。
本当は私は前日5月2日に大分から四国入りしようと思ったのだ。
ところがこの期に及んで夫が「せっかく九州に来たんだから、量り売りの焼酎を買いたい買いたい…」とぶつぶつぶつぶつ言い始めた。
去年の秋、たまたま長崎県平戸へ旅した時に立ち寄った酒屋で数種類もの焼酎の計り売りをやっており、そこで買った芋焼酎が安くてとてもおいしかったので、今回もまた九州のどこかであんな酒屋を見つけたい…!と空のペットボトルを4、5本持参してきたのだ。
ところが今回九州に上陸してから二日間に目にした酒屋と言えば、スーパーに併設されているようなところか、安売りの量販店ばかりで、地元ならではの焼酎を並べているお店、何種類もの量り売りをやっているお店は見つからなかった。
私は正直、焼酎はあまり飲んだことが無いし焼酎に対する知識もなければ地酒ほどの執着も無いので、無ければ無いでもうとっとと四国に行こうー。と思っていた。
ところが夫はそうでは無かった。
九州に来たからには九州のおいしい焼酎を買わなければ気がすまないらしい。
ここで生まれる二人の意見の食い違いが喧嘩の種となる。
しかし、珍しく今回は私の方が折れて夫の希望を尊重。
まぁせっかくはるか遠い九州まで来たんだし、もう一日くらいいてもいいか。と。
「でも今までだって酒屋無かったし、この先あても無いのにどうすんの?どこ行くの?」
と邪険に言うと、夫が「持ってきた雑誌に載っている酒屋に行きたい」と言う。
オートバイ乗り向けのツーリング雑誌「培倶人(ばいくじん)」。
これにこだわりの焼酎を置いている宮崎県の酒屋が紹介されているという。
それを早く言え~!!
目的地があるんだったら、まず南下して宮崎から周れば良かったのに~!
…旅の最中に効率のよしあしを後悔しても仕方ない。
酒屋の場所は宮崎県延岡市沿岸。
5月3日の旅は、そこを目指して始まった。(長い前置きだ)

培倶人 (バイクジン) 2006年 05月号 [雑誌]

エイ出版社

注・目的の酒屋が掲載されていたのはこの前の4月号です。
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ドルチェ倉庫のおやつ・2

昨日21日(日)にドルチェ倉庫で行われたコンサート。
今回は苺のタルトを作ってお客様にお出しした。
ドルチェ倉庫について詳しくは → こちら。
コンサート企画のアンダンテについては → こちら。
そして先月4月16日に作ったコンサート用ケーキについては → こちら。


上の写真は苺を並べただけのもの。この後苺の上にラズベリージャムを塗って仕上げた。


ケーキの種類はドルチェ倉庫オーナーの方のご希望で苺のタルトに決まったのだが、決まったのは18日木曜日!
苺の上に塗るラズベリージャムを売っているお店が近くに無い!
ネット通販で取り寄せるには間に合わない!
さてどうするどうする。
ジャムを塗らないで済ます?
でもジャムは接着剤の役を果たすので、塗らないとカットしにくいかも・・・
ラズベリーがないなら苺ジャムで済ます?
でも生苺には苺ジャムよりラズベリージャムの方が合うと思う・・・
つまり自分がかつて作った経験の無い苺のタルトを作る余裕が無いのだ。
(昔仙台の紅茶屋で働いていた時は苺の季節によく作っていた。)
そして今回は用意せねばならない数も多い。(演奏者の方の分も入れて)
失敗は許されない。
生菓子は失敗したらやり直しする時間が無い。



結局、近所のスーパーで冷凍ラズベリーホールを見つけたので、それを自分でジャムにした。
中のクリームはカスタード+生クリームにサワークリームを少々。
アーモンドクリームを焼きこんだタルト台には苺ジャムを作った時の苺シロップをサッと塗る。

ちょっとジャムの酸味が強すぎたか?と思ったが、何はさておき無事終了してほっ。

ちなみに、次回はドルチェ倉庫ではなく福田支所4階旧議場を会場にした小玉宏さんのチェンバロコンサートが7月30日(日)にあります。
その次はドルチェ倉庫会場で11月19日(日)「DOLCE倉庫誕生10周年記念コンサート」堀江悟さんのヴァイオリンが聴けます。
ご興味のある方は是非どうぞ♪
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GW旅日記~5/2・湧水・別府

朝からしとしと小雨降りしきる中、前日に道の駅「豊前おこしかけ」で買ったあさり飯と木の花ガルテンで買ったデコポンジュースで朝ごはんを済ませてくじゅう高原へ。

眺望のよい渓谷「九酔渓」は案の定前年の台風の影響で通行止め。そして5メートル先も真っ白になるほど道路に霧が立ち込めてきて眺めどころではなくなってきた。お決まりのドライブコース「やまなみハイウェイ」を通ってくじゅう連山をハイキングして温泉のハシゴして・・・と思ったがそれはパスして、川端康成が愛したと言われる筌の口共同温泉に浸かっただけでくじゅう高原を後にする。



くじゅう高原東側の「男池湧水群」へ。
澄み切った湧きたてのきれいな水を見ると、それだけで心が和む。鉱物の味というか、インパクトのある強い味のする水だった。
この先の登山道にももう一つの湧水「かくし水」があるというので登ってみる。
大木が繁り霧が立ち込めるうっそうとした山道を「るるるるるーるるー」と「もののけ姫」のテーマソングを口ずさみながら進む。
苔むした岩の間から湧き出る清らかな「かくし水」はまろやかな口当たり。
この先は黒岳、平治岳への登山道。
もう少し行ってみる?どこまで行く?と言いながら、毎度行き当たりばったりの登山をする我ら。(一応靴や合羽などの装備はしている。)
巨岩ゴロゴロのハイキングというにはハードな道を2時間登っても頂上はまだ遠く、天然の氷室として使われていたという風穴のところまで行ってUターンしてきた。冷気の吹き出る岩の隙間の風穴にロープを伝っており、氷の塊を取り出して石でかち割って食べる。
清水の湧く森を散策するのは楽しい。

天然の炭酸水が湧いているという「白水鉱泉」へ。
砂糖を混ぜればソーダ水になるという。本当か?
がっしり設備が整えられたこの湧水はその場で飲むのは無料。(持ち帰り分は有料。)
ひとくち口に含むとシュワっ!
確かに炭酸!これはおもしろい。
市販の無糖炭酸水「ペリエ」のようだ。
がぶ飲みするだけでは飽き足らず、顔も洗ってみたら目に染みた~。
この天然炭酸水は健康にもいいという。確かに効きそうだ。
2リットルペットボトル1本分だけ持ち帰ったが、やはり時間を置くほどに炭酸が抜けていった。

プリンを目指して別府温泉へ。
道順的にかなり効率が悪いが、現地へ赴いてから行き先を決めているので致し方ない。
温泉数日本一の大分県。
中でも別府は源泉数県内一位。温泉町として全国に名を馳せるこの町は、至る所から湯煙がもうもうと舞い上がっている。
別府名物「地獄蒸しプリン」を売っている所は何ヶ所かあるようだが、天然の湯の花生産地である明礬温泉の「岡本屋旅館売店」へ。
2個買って売店前のベンチに座り、暮れなずむ空と天然記念物の湯の花小屋と温泉蒸気を利用したプリン蒸し風景を見ながら食べる。
意外なほどなめらかな舌触り。
奇をてらわないカスタード味を引き締める苦味強めのカラメルソース。
う~んイケル!
プリンもう2個追加購入。

鉄輪温泉の日帰り温泉施設「ひょうたん温泉」へ。
上記の明礬温泉も読めなかったが("みょうばんおんせん"です)鉄輪温泉も「てつりんおんせん」だと思っていた。(正解は"かんなわおんせん"です。)
駐車場へ車を停めてさて行こう、とすると、帰り際の見知らぬおじさんが「これあげるよ」と言って割引券をくれた。わっうれしい!ラッキー!・・・と思ったら、18時以降は既に割引価格になっており、割引券は使えなかった。
出来たばかりの新しい温泉施設だと思ったら、80年以上の歴史があるという。湯船も多く、滝湯や露天風呂もいい感じ。

中庭には売店と食堂があり、お風呂上りに食事をすることに。
「別府に来たからには地獄蒸し料理が食べたい食べたい食べたい~」と駄々をこねる夫の意見を尊重し、ビール一杯とちょっとリッチな「天国地獄蒸しセット」を一人前頼む。(二人で一人前というところがリッチとは言えないか。)
温泉の蒸気で蒸したふぐやホタテなどの魚介類に関サバの押し寿司、豆腐、うどん、ごはんが付いてボリューム満点。
何となく温泉のミネラルの味というか、うまみがプラスされたような味がした。

大分はとり天が名物らしく、街道沿いに必ずと言っていいほど「とり天屋」があった。とりの空揚げと言わず、とり天と言うのは地域柄か、それとも空揚げとは異なる点があるのだろうか。
別府を出てこのまま佐賀関半島からフェリーに乗って四国に渡ろうかと思ったが、予定変更して南下。道中のジャスコのお惣菜売り場には、鶏をはじめ、色々な種類の南蛮漬けがあった。宮崎県に隣接する大分県南部は宮崎名物「チキン南蛮」の影響を少なからず受けているのだろう。

日向街道沿いの道の駅「みえ」で車中泊。
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お知らせです。

杜からのお知らせ2件です。

本日5月18日、左メニューバー上にアクセスカウンターを設置してみました。
いつもこのブログに来て下さる方も初めて来られた方も、ありがとうございます!


来る5月21日(日)先月に引き続きうちの近所のドルチェ倉庫でクラシック音楽コンサートが開催されます。
また私の作るお菓子をコーヒーのお供にお客様に出させて頂くことになりました。
お近くの方、ご興味のある方はご予約の上どうぞ足をお運び下さい。
今回は音楽愛好会アンダンテの総会でもあり、お昼ごはん付きのランチパーティーでもあります。料金は3500円ですが、18年度アンダンテ会員加入・継続を希望されない方は会費を差し引いた金額になるはずです。

詳しくはこちらをご覧下さい。 → アンダンテHP 

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GW旅日記~5/1・大山町

昼ごはんには遅く、夕飯には早い時間に日田市隣の大山町にあるお目当ての「木の花ガルテン」へ。
 木の花ガルテンについて詳しくは → こちら

農家もてなし料理と銘打ったここのバイキングレストランは、1260円で時間無制限食べ放題。
きのこや野菜メインの地元の食材、地元の料理法にとことんこだわった料理の数々。
地元の主婦の方々が調理を担当しているという。
和え物や煮物などの郷土色豊かなお惣菜料理が人気を呼ぶのだろう。
お昼時には広い店内が満席となり行列する。



昨年秋に九州を旅した際、夜中にたまたま山の中のこの道を通って見つけた。
最初は素通りしたが、何となく気になってUターンして戻ってきた。
よく見たらちょうど閉店直後だった。
「農業者のバザール」「オーガニック農園」という看板のコピーに魅かれ、その日中に本州まで戻る予定だったのを変更して、この近くの道の駅に泊まり、翌日訪れた。

バイキングレストラン開店時間の11時まで余裕があるので、同じ敷地内の産直で買い物をした。
地場産野菜の他にジャムやお菓子など豊富な品揃えで、ゆっくり眺めて買い物していたらあっという間に11時。慌ててレストランに行くとすでに驚くほどたくさんのお客さんが来ていて、私達が席についた直後に満席になった。
休日だったせいか、福岡や熊本ナンバーの車も多い。
駐車場も満杯で、知名度の高さを思わせられた。


この日、5月1日は私の誕生祝いということで、通常のバイキング料理に地鶏焼き200gをセットにした1575円のコースを頼む。
ビール一杯だけ頼んで乾杯。
中途半端な時間だったおかげで、店内は空いていた。
制限時間もないので、悠然と食べて、飲む。

前回、たらふく食べて満腹になった上、食後にレストラン隣のジェラートショップで名物の梅ソフトクリームまで食べたせいで、歩くとお腹がはじけそうになり、冗談ではすまないほどきつかったので今回は控えめに食べる。
季節野菜やきのこの天ぷら、地鶏のから揚げなどはセーブして、白あえ、さばなます、ごま豆腐、きのこスパゲッティ、えのきの梅肉あえ、ごぼう揚げ、ごまあえなどヘルシーメニューを中心にセレクトした。
ご飯は雑穀米に麦めし、きのこ炊き込みごはんの3種類。
地鶏をテーブルのロースターで焼きながらビールを飲む。
アルコールは別料金だが、コーヒー、お茶、ハーブティー、柚子みつジュース、梅みつジュースなどはバイキングに含まれる。
水は日田天領水。
甘いモノはあずきだんごやコーヒー寒天。甘夏みかんや苺、杏仁豆腐などなど。
最後のシメにうどんときのこカレーを一口ずつ。

・・・おかしいな~?やっぱり満腹~。食べ過ぎた~・・・
でもお腹空かせてまた来たい~・・・。
今回、木の花ガルテンの産直入り口で「デコポンジュース」の実演販売をしていた。丸のままのデコポンをその場で絞ったジュースが何と1カップ100円!安っ!持ち帰り用に1リットルのペットボトルに入れたものがあったので1本(500円!安い~!!)購入。フレッシュかつ濃厚で、とびきりおいしいデコポンジュースだった。

ちなみに木の花ガルテンはこちら↓の本「九州のムラ」11号に紹介されてました。(写真は18号ですが。)
「スローフード」「グリーンツーリズム」「地産地消」などがキーワードの本。とても興味深い内容です。
バックナンバーも全部買おうかな~

九州のムラ 通巻第18号 10周年記念号

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膨張したお腹を抱えてよろよろと車に戻り、温泉町として名高い湯布院へ。
「外来者お断り」と張り紙された共同浴場が多い中、やっと見つけた共同温泉「下ん湯」は湖に面したあけっぴろげな湯船のある混浴だった。
脱衣所も仕切りなし。
夜とはいえ、さすがに躊躇する。
混浴とは知らずに料金箱にお金を入れてしまったことを(入浴料200円)激しく後悔。
でもやっぱり口惜しいので(200円が)、誰もいなくなった隙をついてサササッと入ってきた。
のんびりする暇も無く。


道の駅湯布院で車中泊。
ハーレー乗りのライダーさん達が多い。
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GW旅日記~5/1・耶馬溪

私は低血圧でもないくせに、朝起きるのが苦手だ。
寝過ごして後悔するのが目に見えていながら、二度寝の幸せを手放せない。
車中泊の旅ではいつも早起きの夫に無理やりたたき起こされる。
この日は何故か夫に起こされることなく、8時半まで幸せなまどろみの中にいた。
「今日は誕生日だから存分に寝かせてあげようと思った。」とのこと。優しい~。
昨年は四国、今年は九州で誕生日を迎えた私。


耶馬渓へ。
教科書にも載った「青の洞門」。(私は記憶にないが)


↑ノミの掘り跡がリアル。
川に面した断崖絶壁の交通の難所にトンネルを作ろうと、一人の和尚がノミをふるって30年がかりで掘ったという。
解説版を読み、30年かけて志を貫き、自分の心身を世の中の為にささげるなんて、尊い行為だ・・・。
と感激していたが、「日本初の有料道路」だと知り、ちょっと興ざめ。
お金のない貧乏人はどうしていたか。

↓駐車場にあった禅海和尚の銅像と、周辺案内板に描かれていた禅海和尚のイラスト。このギャップに笑えた。
 

青の洞門の上には散策できる山道(競秀峰)がある。これが旧道か?道中にいくつかの石像や見ごたえのある巨岩があり、展望台からの景色もよく、のんびりハイキング。





羅漢寺へ。
拝観料を払って鉱山の洞窟のような坑道を上り、見下ろすと一匹の猫が寝ている。
下りてから近づいて、指でつつこうとしても微動だにせず気持ちよさげに熟睡している。
その姿に思わず自分を重ねてしまう。

洞窟の中にある大量のしゃもじと石仏は圧巻。
しかし一人だけ洞窟の外に鎮座している羅漢がいる。
←左写真。羅漢とは釈迦の高弟のこと。
この羅漢があまりにも明晰で釈迦の考えていることが全てわかるため、釈迦から敬遠されたからだという。

前述の禅海和尚にしろ釈迦にしろ、どことなく人間的な俗っぽさがあるようだ。
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GW旅日記~4/30・萩

萩にある柑橘工房「柚子屋本店」でマーマレードの製造体験が2000円で出来るという情報を、前日に車中で読んでいた「まっぷる山陰」で得た。

夏みかん本場の加工施設を見てみたい気も手伝い、早速電話してみると「ゴールデンウイーク中は予約一杯で・・・」とのこと。お土産用にマーマレード二瓶も付く値段的にもお得な製造体験講座で、人気が高いという。
製造体験は4名からだと後から知った。夫と二人きりではハナから無理だったのだ。

「柚子屋本店」は「夏みかんスライス」で一躍有名になったお店。
ホームページ、夏みかんスライスについて詳しくは→こちら
売店に足を運び、マーマレードや夏みかんジュースをたんまり試食した後「夏みかんスライス」を一瓶購入。

車をとめて、夏みかんソフトを食べながら城下町・萩の町を散策。
軒先のいたる所に夏みかんの果樹があり、オレンジ色の果実がぶら下がる。

そういえば、津和野から萩に行く途中の道の駅「うり坊の里katamata」で「桃太郎トマトソフト」を食べた。
このソフトはご当地ソフトによくある、地域名産の果物の果汁を練りこんだタイプではなく、バニラソフトクリームの上に、ここ、むつみ村で作られたトマト"桃太郎"をジャムにしたものをぐるりとかけたものだった。
塩味抜きのトマトケチャップを思わす甘酸っぱさが、バニラソフトに意外にもよく合う。
このトマトソフト、去年のゴールデンウイークには30万円分も売れたそうだ。
侮り難し。

高杉晋作、伊藤博文などの偉人賢人を多数輩出した萩の町の見ごたえはここで述べるまでもないが、この日4月の最終日は、真夏のようにうだるほど暑くて暑くて、朝から津和野・萩と延々歩き回っていたらいい加減バテてフラフラしてきた。日ごろの運動不足による体力の減退を思い知らされる。



夏みかん発祥地、山口県。
1700年代に山口県長門市の海岸に流れ着いた夏みかんの種が元だという。

「まっぷる山陰」の地図に「大日比夏みかん原樹」と小さく書いてあるのを見つけたので行ってみる。
目的地は日本海に突き出た半島形の青海島(おおみじま)東沿岸。
太陽の沈みゆくたそがれ時。
あたりが薄暗くなる時分にこんな目立たない場所に行き着くことが出来るか?
と思ったら、直前の道路上にちゃんと大きな案内表示板があった。

県道際に車を停め、階段を歩いて下りて沿岸の集落へ。
こぢんまりとした風情のある路地を進み、見ず知らずの土地へおじゃまする。
と、「夏みかんの原樹」の立札が。
個人の住宅の裏庭か?
そんなに大きくない夏みかんの木が一本たたずんでいた。

300年近く前に、この海辺に漂着した種が芽を出したのが発端だという。
山口県外全国各地にも広まり、夏みかんから甘夏が生まれ、スルガエレガント(甘夏×文旦)が生まれた。
海を渡って流れ着いたこの一粒の種から始まったとは、なんてロマンのある話なんだろう…。
とっぷりと日の暮れた中、ヘッドライトで夏みかんの原樹を照らしながら思いにふける。

青海島入り口近辺の回転寿司屋で軽く食べて南下し、長門湯元温泉へ。
6時から23時までやっている共同浴場の「恩湯(おんとう)」は入浴料140円。
加水加温しているらしいが、湯船は広く、肌がすべすべになるいいお湯だった。



関門海峡近辺はあまり道の駅がなく、一気に下って九州入り。
福岡県西部豊前市沿岸にある道の駅「豊前おこしかけ」に着いた時私は既に夢の中。
午前1時をまわっていた。
ちなみに運転手は夫のみ。(私はいまだにペーパードライバー。)
今回の車中泊旅行の総走行距離も毎度の事ながら3000キロを上回るか。
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GW旅日記~4/30・津和野

潮の香りのする町、魚の香りのする町、温泉の香りのする町、牛の香りのする町、埃の香りのする町、金属の香りのする町、花の香りのする町、稲の香りのする町・・・。
人の暮らすところには、その町固有の香りというものがある。



4月29日の夜に車中泊した道の駅「かきのきむら」は島根県西部内陸の山村にある。
朝、川を流れる水のせせらぎで気持ちよく目を覚まして深呼吸をする。
すーっと身に染み入る木の香り。そしてかすかな炭と煙の香り。
心からくつろげる香りのする町だった。

↓道の駅入り口には全天候式(?)ブック型の図鑑があり、この村に生育する動物がイラスト付きで解説してある。ちょっと困ったようなタヌキの目が印象的。


細い細い山道、県道226号「津和野街道」を通って津和野へ。

山陰の小京都とうたわれる津和野。ここは山口県だと思っていたが、街中に貼ってあったポスター(右写真→)を見てまだ島根県だということに気がついた。
「シネマみたいなシマネ」という文句を見て思わず笑ってしまった。はなわの「佐賀を探そう」的!?

津和野の町のシンボルはサギ。青銅のモニュメントやスーパーのマークもサギ。
鯉が泳ぐ側溝で魚を捕まえて丸呑みしているサギがいた。
丸呑みの瞬間は撮れず、残念。



全国各地に点在する「小京都」は風情のある古い建物が立ち並び、散策していて飽きない。
ここ、津和野町は役場の建物までもが実に情緒豊かだ。地方文化はこうありたい。



街中に二ヶ所ある酒蔵で試飲をして純米酒「初陣」を一升と、お土産用に森鴎外も愛用したという胃腸薬「一等丸」を二袋購入。
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紅ほっぺ苺ジャム第三段

ただ今紅ほっぺ苺ジャム第三段仕込み中。



仕事から帰ってきた夫と二人でヘタ取り。
こういう作業は助っ人が一人いるだけで断然はかどる。
そして助っ人を酷使する。



そろそろ苺の季節も終わる。
紅ほっぺ苺ジャムは人気なので、今のうちにせっせと作り貯め。

旅日記はまだまだ続きます。写真整理がおっつかず…。
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GW旅日記~4/29

4月28日金曜夜。
車に布団やらガスバーナーやらウエットスーツやらを詰め込んでいざ出発。
相変わらず私の準備が滞り、目標出発時間を一時間過ぎる。
冷蔵庫の中の食べ物整理とか、長期旅行だといろいろやるべきことがあるのだ。


夫の実家の奈良県手前にある巨大な道の駅「針テラス」で車中泊し、翌朝実家へ立ち寄った。
庭の柿の木に掲げた義父手作りの巣箱には、昨年に続き四十雀の雛が孵っており、餌をくわえた親鳥がひっきりなしにやってくる。

親鳥が巣箱を離れた一瞬の隙をついて巣箱のフタを開けてこそっと覗き見~。


かなり成長している。つぶらな瞳がかわいい。
去年はまだ毛が生えてなかったのに。

5月6日夜に実家に立ち寄った時はすでに巣立った後だった。元気でね~

ちなみに去年の今頃の雛の写真はこちら↓
   


最初は本州→四国→九州→本州のルートで行こうと思ったが、四国の第一目的のうどん屋が日曜定休だということに阪神高速を走っている最中に気づいたので、予定変更してまず九州へ行くことにした。

うちの車旅はあまり高速を使わない。
うちの車にはカーナビがついていない。
見知らぬ土地の下道をつないで走るのはなかなかのワザだ。
ナビ役を果たさねばならぬ助手席に座る私の膝の上には常に縮尺の異なる地図が2、3冊。日が暮れるとヘッドライトが欠かせない。

しかし大阪近辺の大都会は高速を使わざるをえない。
限られたスピードで、間違えてもUターン出来る下道と違い、高速は一瞬で判断しなければならない場合が多い。
案の定、まんまとミスって神戸ポートアイランドで降りてしまった。

気を取り直して第二神明明石西から国道2号をひた走る。
岡山県境近く、相生市から海沿いの250号へ。

なんとな~くいいかも?と思った町に気軽に寄り道出来るのが、行き当たりばったり車旅のいい所だ。

ひなびた食堂の表ガラス戸に「しゃこ丼」「あなご丼」と手書きメニューが貼ってあるのが目に付いた町、日生。
「にっしょう」と読むのかな?と思ったら「ひなせ」だそう。難しい地名だ。私の実家の近所の「霊屋橋」なみだ。("おたまやばし"と読みます。)
小豆島へのフェリー発着地でもあるこの町でお昼ごはんを食べることにした。

「磯」という名の海鮮食堂へ。
表にメニューも何もないのでちょっと不安に思いながらもお客さんがけっこうたくさんいたので、入店。
店内のメニューを見て「うっ・・・どうする・・・?」と夫と目で会話。
最安値の定食の価格は2625円!
二人だと5000円超えるではないか。高い~!
しかし何も注文せずに店を出る勇気はない。
結局2625円の定食一つとごはん・味噌汁を一つずつ注文。
一人前の定食のおかずを夫と半分こして食べることにした。

おかずは刺身盛り・穴子天入り天ぷら盛り・えびの塩焼き一本・殻つきシャコを蒸したの4匹とボリューム満点。
隣のテーブルのお客さんは食べきれずに持ち帰りを頼んでいた。
二人で半分でちょうどよかった。

「見知らぬ旅先でおいしいお店をどうやって見つけているの?」
と聞かれることがある。
私の場合は、るるぶやマップルなど旅行雑誌に頼ることもあるが、最終的には勘で決める。
お店の外観の雰囲気とか、店の名前とか、メニューとか、店外に漂う匂いとか。
知らない土地の知らない店に入るのは一種バクチ的な快感があり、自分好みの店に的中するととてもうれしい。



翌日は津和野と萩に行くことに走行中決めた。
何故ならかつて行ったことが無い場所だから。
地図を見ると、広島の廿日市から「津和野街道」なる道が出ている。
途中は細~くうねっている山道だ。
今現在、地図を見ながらパソコンに向かって記事を編集しているが、この津和野街道をどうつないで走ったかイマイチ思い出せない。
こんなんでよくたどり着けたな~。

この日は津和野の10キロ東にある道の駅「かきのきむら」で車中泊。
広島のスーパーで買った地物の天然鯛の刺身とあいなめの刺身(半額で入手)と「酔心」純米で車中晩酌。
おまけのオリジナル手ぬぐいにつられてエビスビール6缶も購入。




駐車場横の川のせせらぎの音が心地よい。
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旅を終え

9日間にわたる車中泊の旅を終えて帰宅した。
洗濯物やお土産品を床一面に広げて片付ける。



今日の夕飯は最終日に三重県伊勢路のマックスバリューで買ってきた松坂牛切り落とし肉といんげんの炒め物。
高嶺の花の松坂牛。
30%引きのシールが貼ってあったので思い切って買った。
さすが松坂牛っ!!メチャおいしいっ!!

それと愛媛県宇和島市のスーパーで買った児島牛すじ肉の煮込み。
愛媛県在住の知人に頂いた天然わさび茎の醤油漬け。
レタスサラダには同上のわさびを使ったドレッシングを。
お酒は島根県津和野の酒蔵で買ったもの。

ちなみに今回旅先で買った酒は
缶ビール8本。(旅中に消費)
日本酒四合瓶2本。(旅中に消費)
 〃 一升瓶4本。
焼酎 四号瓶2本。
 〃 一升瓶3本。
梅酒(酒蔵製の)一升瓶1本。
ワイン四号瓶1本。

旅の楽しみはしばらく続く~♪



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ただ今帰宅~

本日7日夜、無事帰宅しました!
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携帯から・香川県にて

お気に入りの山越うどんは長蛇の列で二時間待ち。かまたま・かまあげ・つけうどん食。
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携帯から・愛媛県にて

愛媛県南部沿岸、須ノ川公園にてシュノーケリング&キャンプ。七輪に炭火をおこし、ヒオウギ貝、地鯵、地しいたけ、じゃこ天を焼いて酒を飲む。
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