goo

カノン13企画

あーーーようやく出来た!
9月28日に予定している13回目の「暮らしの菓音」イベントの企画とチラシ作り。
6月なかばにドルチェ倉庫で講演者様とお会いして打ち合わせしてから
早く詳細決めて早くチラシ作って原稿確認してもらわなくちゃ~と毎日思いながら1カ月以上も進まなかった。
選択に迷ってしまった。開催時間、入場料金、席数、チラシデザイン等々。
講演者様にとっても、お客様にとっても、助っ人スタッフの方々にとっても、
その上さらに私にとっても都合いいように。
こっちをチョイスすればこっちが沈む。どっちを優先すべき?
とか何とか、まるで千ピースのジグソーパズルをやってるような気分に勝手に陥ってた。
「勢い」で決断するとけっこう何とかなるのに、頭で考えこねくり回すとダメだわやっぱ私は。
お寺で修行された方の講演会だから、お寺にちなんで
牛乳や卵を使わない精進料理ならぬ精進菓子をカフェのスイーツにしたらとか、
だったら砂糖も使わず甘酒使ったお菓子とか、
ドリンクを自家製甘酒と野草茶の二種にするとか、
それだと800円じゃ安いから、だったらいくらにするとか、
大本を決めてないクセに毛細血管の先っちょで行き詰まってた感じ。

昨日ようやく丸々1日、ジャム作りも出荷作業もなく手が空いたので朝から延々パソコン作業。
夜0時過ぎにやっとこさチラシ原稿仕上げて、講演者様にメール添付でお送りしてご確認をお願いしたら
その4時間後の今朝4時半にご返信メールが届いてた。早や!一体何時に起床されているのだろう。
一発でOK頂いたので、あとは印刷屋さんに原稿入稿すれば来週には刷り上がったチラシが届く!
ここまでやったらあとはスイスイだーーと、ちょちょいと入稿して
データ確認待ちしてたら、返信された原稿に1カ所誤りがあることに気付いた。
慌てて訂正して再入稿。
ワードで作ってるデータを入稿して、先方でPDFファイルに変換してもらう。
PDF変換手数料は2回までは無料、3回目からは有料。良かった1回目に気付いて。
良かった講演者さんにバレる前に間違い訂正出来て。

イマドキのネット印刷屋さんって、イラストレーターやフォトショップなど専門ソフトではなく
ワードやエクセルなど普通にパソコンに入ってるソフトで作ったデータでも印刷してくれるから便利。
ワードのデータを自分でPDFファイルに変換して入稿すれば、そもそも変換手数料もいらないしもっと早い。
しかし、ワードでA5の用紙そのままで作ってそのままA5のPDFファイルに変換するのは
自分で出来るのだけど、印刷屋さんのテンプレート枠を使った原稿はうちではPDF変換できない。
「古いタイプだと変換できないことがあります」ってマニュアルに書いてる。
うちのは古いのね。ハイハイ。分かりました。もういいです。出来ないことは、お願いします。

というわけで、データ入稿までやっと終わった―。
次は杜屋WEBにチラシデータ載せようー。
面倒だから、印刷屋さんが返信してくれた確認用PDFファイルそのままアップロードしようー。
と思ったら、ファイルサイズがでかすぎてアップロード出来ない。
今までどうしてたんだっけ?
ワードでもう一度、A5サイズに原稿貼り付けてPDF変換してみるか、、、
と思ったら今度はワード画面が妙チクリンな感じに化けてる。
きいいいーーーーどーしてこう思い通りにゆかぬ!!
って、また機械に怒ったってムダムダ。
さ、再起動しよ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常 (徳間文庫)
クリエーター情報なし

徳間書店

こないだ見た映画「ウッドジョブ」の原作だと知って、図書館で見つけて借りてきた。
久々に長編小説を一気読みした。
CGを一切使ってないということに興味を持って映画を見に行ったけど
映画よりもおもしろかった。映画もおもしろかったけど。

横浜のチャラ男、勇気が母と担任の独断で高卒後に三重県の山村の林業現場に送り込まれ、
村の人と生活と仕事を共にしながら暮らす日常。
もし私が勇気と同じ歳だったら、勇気と同じように村人のなあなあで破壊的な気質や暮らしに
カルチャーショックを抱いたかもしれないが、長野での1年の山村生活、
そして7年目になる長野畑通勤生活を継続している今となっては
地元人「巌さん」の心境に共感する。
自分の息子は山仕事が嫌だといって大阪に出てしまったから
勇気のような若い人が村に来てくれたのは嬉しくてたまらない。

都会育ちの勇気は、過酷な現場に逃亡を試みるが
イマドキっ子らしく「反抗するのも面倒くさく」なって、次第に村の生活になじんでいく。
ひとつひとつ山仕事を身につけていくにつれ、山や木を愛する気持ちが芽生えていくのが微笑ましい。
意外と、田舎暮らしをしたくて会社をやめて来ました!という肩に力の入った都会人よりも
こういういい加減だけど体力だけは有り余ってる若手の方が
ありのままの環境を受け入れ素直に田舎のいいところに気付くのかもしれない。

お祭りのシーンは、映画でもCGを使ってないのが信じられない位ものすごかったけど、
文章を読んでも生死をかけた迫力に息をのむ。
諏訪の御柱祭りに似てる。例え死人が出ても歴代続いてきた祭りがやめられることはない。
命からがらの時々に赤い着物と白い着物を着た女の人を観る勇気の話に村人は平然と受け答える。
それは山の神さんの娘達。勇気は神さんに気に入られたんだ。
よそ者からするとホントかよ!?と眉唾ものの話も、多分実話だと思う。

映画では肉体派俳優の伊藤英明がつとめていた、山仕事の天才かつ野獣のような「ヨキ」が
山火事の消火作業に奮闘して真っ黒になって帰宅し、悔しさにうつむいて唇をかみしめる姿が印象的。
何十年もかけた山仕事が全てパーになってしまう山火事の恐ろしさ、やるせなさ。

小学校の級長のような清一とガキ大将のようなヨキ、
そして、巌さんと三郎じいさんもいい味だしている。
ドラマみたいな登場人物だな~と思うけど、実際こういう人達って村にいるいる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

ブラックベリージャム作り

 


庭のブラックベリーの収穫ピークは過ぎたけど、それでもまだ毎朝採れている。
摘みたて果実と2日前に採って冷凍しておいた果実をあわせてジャム作り。


ブラックベリージャム作りのおもしろさのひとつは
生で真っ黒に見えた果実が加熱するとさーっと赤く変色していくこと。
化学実験さながらに楽しい瞬間。


ラズベリーはそのまま種ごとジャムにするけれど
ブラックベリーは種が大きめなので濾して種を除いて炊き上げる。
種もきれいに赤く染まる。


瓶詰めすると黒っぽく見えるけど、実際はきれいな赤紫色。
アントシアニンたっぷりの甘酸っぱいなめらか木苺ジャム。
冷たいソーダ水で割ってベリーソーダにするのもおすすめ。


白い器にのせるとジャムの色がよく分かる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

ブラックベリーの色



赤から黒に変化する途中のブラックベリーの実は、思わずじっとみとれるほどに美しい。
透明な粒々を満たす透明感のある液の色は、
夕暮れ後の夜空のように刻々とワインレッドから赤紫へ、そして黒紫へと変化する。
気温30度越えてこれだけ暑くなると、写真のように半分黒いのも半日で完全に黒く熟す。



熟すと黒くなるブラックベリーだけど、
黒の色加減にも色々あって、上の写真のようにまだ赤みがさしていると酸味が強く
赤が消えてつややかな光沢のある黒になると、甘味と酸味がちょうどよくなり
つやが消えかけた墨のようなマットな黒になると、酸味が消えて濃厚な甘味になり
マットな黒が進んで果肉が柔らかくなると今度は正露丸のような苦味が出てくる。
一番おいしい時に摘むことが出来るのは庭ならではの醍醐味。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

庭のブラックベリー



今年は庭のブラックベリーが大豊作。
2011年までは毎年うなぎ上りに収穫量が増えていたけれど、台風の影響か
それをピークに今度は下落し、去年は花芽がわずかしかつかなかったけど一転して今年は鈴なり。
ピークは先週だったけど、それでもまだ黒く熟す前の赤い実がなっている。



緑→赤→黒と熟す順に色が変わっていく彩り豊かなブラックベリー。
ブラックベリーの葉っぱにぶら下がるセミの抜け殻もあちこちに。

 
家をとりまくフェンスぐるりとブラックベリーがからまる。
最初は西側に3本だけ植えた苗が、どんどん枝を伸ばし今は家の裏側の方に集中的に育ってる。
ちなみにブラックベリーは新しくびよーんと伸びた枝の先っぽを地面にさしておくと
そこから根が生えてきてさらに新芽が伸びて増殖する。増殖しまくりでエリアが足りなくなってきた。



何故か今時分に咲いているブラックベリーの花がひと房。
桜色の可憐な花。狂い咲き?



7月なかばから2日に1回ペースで作ってるブラックベリージャム。
出来たてをクリームチーズと一緒にパンに塗ってお昼ごはん。
今日のおかずはラタトウユと塩豚黄身のっけ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

休日のおやつ

義姉が送ってくれた岡山の白桃に、さっき作ったバニラアイスと炊きたてブラックベリージャムをトッピング。
美味しい~~やっぱりアイスの命は鮮度だわー
ブラックベリーの酸味と白桃の相性もバッチリ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

重ねる

何故かこの2週間ほど、ジャムとマーマレードの通販ご注文が集中している。
殺到、というほどでは全然ないんだけど、スイーツ業界ヒマな真夏にしては異例。
そして、今ご注文下さっている方のほとんどが数年前から細く長ーくご購入頂いているお得意様。
今日直接ご注文のジャム受け取りにいらしたお得意様はお子様連れ。
おいくつですか?3歳です。
そうか~このお子さんのご出産内祝いギフトご注文頂いてからもう3年も経ってるのか~
県外のお客様からご注文のお電話。
「○○県の○○です」と「いつもありがとうございますー」
振込用紙に書かれたメッセージにほくそ笑む。
年に1~2回ペースで杜屋旗揚げ当初からご注文下さる方からのメールを読みながら
よく覚えていて、思い出して下さるな~とじんわりあたたかいものに満たされる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

二十四節季

二十四節季の大暑を過ぎて、今年一番の暑さ。
今日は朝イチでブラックベリージャム炊いてひと仕事してから
外出して午後まで隣家さんのお葬式のお手伝いに。
冷房のきいた屋内にいた時間は良かったけど、
外気温との落差にいきなりバテる。熱が体内にこもる。アヅイ。
「7月に入ったと思ったら、あっという間に7月も終盤」とか
「あっという間」とか「もう」とか「早」とかがつい無意識で言葉に出るクセがついてしまった。
何とかしないとなー。
いにしえの日本人は五節句、二十四節季、七十二候と、季節の節目をうまいこと考えた。
直線定規でひいた線に点をうつように、季節を区切り、
節句に飾りやお供えをすることって大事だなと年とってから思うようになった。
線には終点がある。その途中の節目の点はいくつあるだろう。
大暑の次は、立秋。来月は7日は仙台七夕。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

趣味

10日前に長野畑への行きがけに、伊那のおもしろ産直「グリーンファーム」で買った
中古ウクレレ(800円也)にハマり気味。
DVD付きの入門書買って今「大きな古時計」を練習中。
長野畑への13時間ほどの往復道中は、いつも思索にふけっているか
もしくは寝てるかのどっちかだったのだけど(寝てる時間の方が圧倒的に多い)
ここぞとばかりにウクレレと教本を車中に持ち込んでじゃんじゃか弾いてる。
ウクレレはもちろんギターなど弦楽器は触ったことすら今まで生きてきて一度も無かったので
教本買う前はドミソラにチューニングすることすら知らず
ピローンピロローンと弦1本ずつはじいてるだけだったのだが
先週、今週と長野畑を2回往復道中で練習してたら
一番簡単な「ハッピーバースデー」のコードを弾けるようになった。
1曲弾けるようになったーと喜ぶ我。
運転道中嫌でも聴かざるを得ないオットは成長ぶりにおののく。(最初があまりにも滅茶苦茶だったので)
全く出来なかったことが少しずつ出来るようになってくるって嬉しいな~
それにしても「お菓子作り、ジャム作り、園芸」以外の
新しい趣味が出来たのって久しぶり。20年ぶりくらいかも。
あ、他にもあった。スイーツ食べ歩き。利き酒。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

アンジュールさんへ納品

先週木曜夕方、掛川の雑貨店アンジュールさんへジャム納品に伺いました。
おいしそうなパンに塗った2種のジャムはご試食用にお持ちした
ルバーブとブラックベリーのジャム、とてもステキな写真を撮って頂きました↓

http://unjour-tencho.jugem.jp/?eid=1300663

営業時間終了後に納品に伺ったので、夕飯支度のご迷惑にならないようにさっと撤収しますので~~
と言っときながら、やっぱりまたしても長居してしまった。
コーヒーを頂きながら長話。尽きない話のネタ。
お店を経営しているオーナーさんのお話はやっぱり勉強になるな~
商品のこと、価格のこと、ギフト包装のこと、売り方のこと。
「自宅ショップのつくりかた」とか「コトコト市の出来るまで」とか
そんなテーマでアンジュールさん講師の講演会があったらお金払っても行きたいくらいだけど
あんなに話上手な方なのに、お客さんとかと1対1で話をするのは楽しいけど
大勢の人前で話をするのは苦手、、、だそうで。私もそうだけど。
食器は食べ物と違って減るもんじゃないし、置く場所が限られるから私は頻繁には買わない。
いらない食器をまとめて回収してくれてスペースが出来たら欲しい器を買いたくなるかも。
それか自分用にはめったに買わなくても贈り物にはいいかも。
と話しながら、そういえば今月誕生日の方に贈るプレゼントを探していたんだったと思い出した。
人気の作家さんの大ぶりマグカップ1個購入。
このカップと、私の焼き菓子セットにして箱詰め包装してプレゼントしようかな。
それともカップとコーヒー豆か紅茶の茶葉をセットにしてもいいかな。
ついでにパンとジャムもセットにすれば、そのまま朝食セットになるな。
カップとジャムのセットなら、それに木のスプーンもセットにするとか。
どうすれば贈る方に気に入ってもらえるか想像しながらセット内容を考えるのは楽しい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

夏の暮らし



はぁ。迷いのスパイラルに入ってしまいなかなか進まず。
次回9月の菓音イベントのチラシ作りがサクサク出来ず自分に憤る。
あ~もっと私に企画力とデザインセンスとパソコン使いこなす技量があればな~
それらの能力があればサクサク進むかというと、
そういうわけでもないのは言われずとも分かってる。
次回の企画。
私自身がこの方のを聴きたい!尺八も、お寺生活のお話も。
と思って企画させて頂いたのだけど、時間配分をどうするか。入場料をどうするか。
PR文章をどう書けばお客様は興味を持って下さるか。考え出すと無限。
何がベストなのだろうか、どうすべきなのだろうか、選択に悩む。
前回6月の絵本の会の時もその前の3月のお筝演奏会の時も、カノンレポまだ書いてないしな~
6月末から7月にかけてはもう20回以上毎日のようにいろんな果実でジャムを作り続けているし
その間毎週か2週間に1回ペースで長野畑往復してるし、
長野に行くと金曜夜出発→日曜夜帰宅で往復時間だけでも13時間、
私は延々運転し続けるオットの横で寝っこけているだけだけど
車中2連泊、2日畑作業でさすがに疲れる。
若い頃は一晩寝れば復活したのだけど、齢を重ねるごとに疲れが取れにくくなってきた。
昔はあんなにタフだったのにな~・・・
昔はバイト3つ掛け持ちして働いてたりしたのにな~・・・
その上よく旅をしてたな~・・・
とまるで昔が良くて今はダメみたいにふり返るとほとほと嫌んなる。

7月8月は暑くてお菓子の注文ほとんど無いし
長野の畑の果樹がだんだん育ってきたので、私ひとりで長野に短期滞在しようかな~
ともくろんでいたけど、とりあえず今年は毎週末通いで乗り越える。
長野と静岡って隣県のクセして超遠い。
何で長野で畑やってるの?
静岡と長野では育つ果樹が違うから。
温暖な静岡は柑橘類が育つけど、冷涼な長野は柑橘類ダメ。
静岡の畑にルバーブ植えたら夏の暑さで全部枯れたけど
長野の山の畑にはルバーブが相性ばっちりですくすく巨大化した。
山ならではのスグリの類、カシスやグースベリーやレッドカラントは長野の方がよく育つし
山に自生していた木苺類も抜群の繁殖力。
長野畑は11月から4月にかけては雪に埋もれてやることないから、
お菓子屋業務の忙しい冬は静岡でお菓子作りと柑橘マーマレード作りをして
7月に収穫ピークを迎える長野、夏は畑作業に明け暮れるという暮らしが理想的。
「何で長野で畑を?」と人に問われると大体そんな感じで答えているけど
答えつつも「何でこんな大変なことやってるんだろうな~」と思ったりする。
あ~たまには土日に海にでも行きたいな~泊まりがけでゆっくり温泉にでも浸かりたいな~
なんてグチりつつ、いざ6時間がかりで長野畑に下り立つと、
山の空気を胸一杯に吸い込み、細胞のすみずみまで洗われるよう。
先週収穫ピークだったレッドカラントはルビー色の透明な小さな果実があまりにもきれいで
時を忘れるほど見とれた。
そういえば、このレッドカラントの苗は、長野畑の近くに住んでた私のお菓子の師匠が庭に
植えてたのを株分けして植え替えたやつなんだよな~。
あの時は30cmほどの苗を掘り返して、付くか枯れるか分からない状態で植え替えたのに
こーんなにびっしり実を付けるほどに大きく育ってくれたと思うと感慨深い。
あのお菓子の師匠もこの世を去って早や11年か~
本人が亡くなっても、本人が植えた果樹は生き続けて大きく育ってる。つなぎつながる生命の力。
木に声をかけ続けると元気に育つというのもあながちウソではない。
そういえばお菓子の師匠も野菜に声かけながら畑やってたりしたな~
畑で育てた野菜を食べて毎日お菓子を作りながら暮らす。そんな師匠の生活の場に1年ちょっと居候してた私。
自分が食べる野菜だけじゃなくて、生計を立てるためのお菓子やジャムの材料までも自給自足するって
師匠が目指して達成しきれなかったことかもな~
寸分の猶予なくこの世を去ってしまったので、「やって!」と言われたわけじゃ全くないのだけど
今自分がやってることって、あの世に行ってしまったお菓子の師匠がやりたかったことなのかもな~

9月の菓音で講演をお願いしている先生に見せて頂いた「日記」は、
この世に存在する霊とのやりとりを記したものだった。
私自身霊感ゼロなので、いわゆる霊の業界とは全く関わりがないが
夏になるとテレビで流行る悪霊シーンとはまた別の存在のイメージ、
恨みや怨念や悔恨などマイナスの思いを残してこの世を去った人の他に
いい意味での未練、社会のため、人のため、平和のためにやりたかった、
成しとげたかったけど出来なかった、そんな慈愛のある未練を残して亡くなった人だってたくさんいる。
テレビで心霊写真とか霊が映ってる動画とかやって怖い怖いと視聴者をおびえさせるだけじゃなくて
いい霊の存在もしっかり認めてあげればいいのに~。
そういうのはアニメになるのかな。宮崎駿の千と千尋の神隠しの神様とか。

ブログ書いてるヒマあったらあれやんなくちゃこれやんなくちゃ、
と思いつつ、畑のレッドカラントやグースベリーの実があまりにも美しくて
デジカメ写真をブログに載せたい~でも時間かかるしパソコン動かなくなったりすると
また機械に向かって腹立ったりむかついたりして、バカバカしくなるから~
なんてブツブツ言ってたら、いつの間にかオットが私のブログにアップロードしてくれてた。
次回菓音の企画も、詳細はっきり決まってからアップを!
その前に前回と前々回のレポと写真整理を!
その前に今やるべき果物の収穫と畑作業を!
なんて本当はブログの文章書いたり写真撮ったりするの好きなクセに
言い訳つけて後回しにしているのが常になっている。
まーいーや。
「ありの~まままで~」
迷いがあっても不安があっても吹っ切れてなくても矛盾していても
途上にある、今その状態のことをありのままに書けばいいのだ。
さっ今日もまたこれから長野へ~。晴れると暑いから曇りだといいな~。雨は寝ている間にとどめて。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

日々のお仕事

(文責 杜屋オット)

ジャム作りの合間に麹を仕込む。

今回は私が一部担当。

下の写真は蒸したお米にコウジカビをかけてひと粒ひと粒にまぶすよう、

お米を壊さぬようほぐしていく。

実際やってみると酒造りで言われる”外硬内軟”に蒸すっていう理由がよくわかる。

そのほうが一粒づつ転がすのにいいのだ。

このあと濡らした布袋に入れて保温。それで2回ほぐしたら

最後にまた寿司桶に戻して保湿保温すると自己発熱でほっかほかになって

白いフカフカの塊になる。

一方こちらはその合間に作られるグースベリージャム。

福田の畑のうちの一箇所”ひらく畑”。あっという間に雑草の中に埋もれる。

一定の大きさに果樹が育つまでは時々草刈。

もともとは無農薬無化学肥料の畑。

雑草のおかげでやっと果樹畑らしく土が変わってきた。

耕したフカフカでは土に繋がりが足りなくて強風で根が抜けてきてしまう。

いろんな草が土の中に張り巡らした根のネットワークで土をまとめてもらわないといけない。

ここは柑橘とプラムや梅、イチジクが植わっている。

汗だくだくだったのでシャワーを浴びようと思ったらお風呂にまた来客。2cmもない可愛いカニ。

一体どこから入ってくるんだろう。先週は5cm位の大人のカニ。そんなに風呂好きなんだろうか?

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

鬼無里周辺ちょっと寄り道

文責 杜屋オット)

ケンミンショーでやってた安曇野の円揚げをゲットしたのをつまみつつ、フラフラとオリンピック道路まで下る。

竹細工の手仕事展が旧長野県知事亭でやっているとのことで覗きに行った。

しかし気になったのは実はその敷地内にある発電所の設備展示館

いかにもという機械がでんと収まる。電子式ではなく機械のアナログ式である。

電気を引くためにみんなで共同で資金を持ち寄り自分たちで電気を得ていた時代があったんだ。

そして信じられないことに車もない頃林道を峠越えして鬼無里の裾花川まで運んだという記録。

車でさえ2から3速で登る急勾配。当時のルートはもっと厳しかったに違いない。

その山道を20km近く人力と馬で運んだのだろう。

電気に対する憧れをまざまざと見る。

そして60Hzに調整する調速機。

なんだかカエルのようで可愛い。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

鬼無里の畑 7月2週目

(文責・杜屋オット)

今回は休暇をつけて4連休にしたのでちょっと余裕を持てた。
ということでいつものグリーンファーム(伊那)に寄って、苗や種の仕入れ、果実の情報収集をする。
このお店は本当にいつも楽しい。地場産品の店舗としてはとてもうまくやっている。

ポストのお出迎え。未だ現役!!

在庫豊富な2階の絵本屋さん。農業関係の書籍も充実。

グリーンファームの道向かいにはプチ動物園。
とうきびをもらいご満悦のニホンザル。

おやつをねだるツキノワグマ。餌をあげてるのはグリーンファーム社長?
”手の平に乗る位の子供の頃から知ってるからね”と仲良しだ。

こないだ行った時はまだ小さかったのにもうこんなに大きくなった子ヤギ。
人参をねだってずっと後ろを付いてくる。

今度レンタルで鬼無里草刈り隊に参加してもらうか。レンタルヤギ1回(1シーズンでも同じ)3000円。安い~

そしていろんなおもしろ骨董品があるのがグリーンファームのもうひとつの特徴。
思わず衝動買いしてしまった国産中古ウクレレ800円。
ちなみにいつもイベント時に焼き菓子陳列台として使っている木のせいろもここで買ったもの。

今回は天候がいまいちはっきりしない。畑のある大沢集落に上がる途中、下の町を眺める。
スイスみたいな風景?

雲は山の森からできるの図。龍のよう。写真じゃ雰囲気は伝わらないが神々をイメージさせる眺め。

長野畑はこんな感じ。目の前に一夜山。彼方に北アルプスの山並みを眺める。
野生の猪の足跡があちこちに。点在どころじゃない。容赦なく地面を掘り返している。
畑のグースベリーの根っこまで猪が入った形跡。こぼれた実を食べられたか?

自生種、エビガラ苺は今年長野県で大発生したマイマイ蛾を全く気にせず順調に実を結ぶ準備。

受粉を終えて実が出るのはあと少し。驚く程の木苺の群れになる。

マイマイ蛾に丸坊主にされたブルーベリーも新芽を出した。来年は免疫だ。

マイマイ蛾が大発生するとウイルスによって大量死する。
のウイルスはマイマイ蛾をエボラ出血熱のように体液を飛び散らさせて殺してしまう。
目の前で一匹内蔵をぶちまけるがごとく緑色の体液まみれになって死んでいった。
その体液にはウイルスがあるので近隣にいるマイマイガの幼虫は感染。
しかしそのウイルス、紫外線に弱く、日に当たると死んでしま
う。
しかし木の幹の皮の中に隠れると10年程度生きている。まるで予防接種のよう。
そうやって”受け入れる”森は
予防接種によって生き延びる。
一方殺虫剤で殺せば天敵の蜂、蜘蛛まで遠ざけ、ウ
イルスによる予防接種も無し。
となれば次の年また大発生。
隣の村
では人間が薬を浴びながらも”自分も消毒できていいわ!という話がミニコミ新聞に出ていた。
真逆だ。

カビの病には麹カビや酵母が適度に対処。虫もそうやって免疫作るんですね。

カシスは思ったほど被害はなかった。味も今年はよりいい。ジンのような香りも今年はマイルド。

と思ったら、アシナガバチが仕事をしていた。巣の横の実を採っていても攻撃してこない。穏やかだ。

今年、東京の卸問屋に生(袋のまま)出荷が決まって増産をする山ほおずき。
畑の地主さんが栽培されているもの。

マイマイ蛾はいなくとも、コイツは雨音のようにたくさんいる。無農薬無化学肥料栽培での豊かな生態。

小さいながら守り神。

田んぼにはそのまま飲める山の湧水が流れ込む。

空間を開けて除草剤一回のみの特別栽培米は風通しで元気に育てる。杜屋家常食のお米。

そしてここにも小さな守り神。

見とれるほど澄みきった湧水が、田んぼにも流れ込む。

地主さんの庭で巨大化しているアスパラガス。

一方こちらは山アスパラと呼ばれる貴重な山菜。何箇所か畑の中に見つけた。

笹薮になった伐採したところを再度草刈。

湧水があるので伐採後にクルマバソウが育っていた。
クルマバソウは干して虫除けにしたり欧州ではビールに香り付けしたりする。

草刈場所に順次、山の木苺類を増やしてドヤ顔の嫁。

カンゾウはもうすぐ花が咲く。

栗の花。クリとクルミを日除けをかねて植えている。この草原状態もいずれ落葉樹の雑木林の形に戻していく。

プルーンも虫にやられるののも少なくはない。けど安定するまで我慢我慢。

この時期の蜜はアザミが多いかも。季節を通して何らかの花が続くよう草刈もやりすぎてはいけない。



ひたすら動き、働き続ける虫様。

大沢集落は花ざかり。

そして水路を整備していたらヤゴ、出たばかりのヤゴ、羽化したてのトンボとたくさんのトンボ達に出会う。
これも守り神。

まだ羽が固まってないので逃げない。

レッドカラントは収穫期ギリギリ最後に間に合った。既に完熟して落ちている実もあるけど生成りはつややか。

ルビー色の宝石のようなレッドカラント。前回は一粒一粒実を摘んだけど、今回は軸つきの房で収穫してみる。

皮が傷つかない&軸がクッションになって運んでも傷みにくい。

家に戻ってからバラバラにして

まるでイクラ。一粒0.5gもない。それが7Kg。その作業ときたら...だがこの美しさ。
あんまり労働と思いたくない。

こちらはグースベリー。

花落と軸を取り除く。
花落と軸を皮を破らずギリギリで取り除く。極めて困難な作業。手だけでこれをやる。
決まれば一発でビー玉のような綺麗な姿に。しかし一粒1g以下。
修行のようにただ黙々作業に徹するのみ。

美しい。天然の描き出す芸術品。

カシスも今年はジャムにできるくらい採れた。あと数年で10kgはいけるだろう。

ジンのような香りも今年はややマイルド。味は申し分なし。
これも無農薬、無肥料でできるのだ。

家に戻ると、3日ぶりの収穫となって1回で3Kg程採れた庭のブラックベリー。
これなら毎日ジャムができそう。今年は20kgは超えそうです。

今日の朝ごはんは今朝庭で摘んだブラックベリーを絞ったジュースと、
長野畑で採ってきたカシスの砂糖漬けを入れた
デンマーク牧場
ノンホモ低温殺菌牛乳から作った自家製ヨーグルト、
自家製天然酵母のくるみと干しぶどうの入ったパン、
昨日作った長野畑産レッドカラントのジャム
+自家製ブレンドジンジャーミルクティ+自家製ハーブのミントティー+
ジャムのアク取りでできる自家製ベリーシロップ割。

休みを取った甲斐がある朝ごはん。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

日曜日のおやつ

日曜日に最後の杏ジャムを作ったので、白玉あんみつに。

白玉粉をゆでて、自家製あんずジャムと自家製甘酒、小豆餡で。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 前ページ