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玄関前工事・6



今日午前中、木組みの枠に梨地の屋根材を取り付け、
午後、屋根材の先端に雨樋をつけて頂いて
玄関前屋根付きデッキ工事は無事完了。
想像以上にいい感じの仕上がりに大満足。



しかし、新たな困難が発覚された。
今回の玄関前工事のついでに、屋根の雨樋につまった落ち葉を取り除いて頂くようお願いした。
2階を優に越す長いハシゴで屋根に上った職人さん「瓦が大変なことになっています。」
「屋根の瓦全体がずり落ちている感じになってます。二階雨漏りしてませんか?
この状態では雨漏りしないのが不思議なくらいです。
なるべく早く修理しないと、大変なことになりますよ。」
このままじゃ家がかわいそうですよ・・・
・・・と、言われてもピンと来ない。
「自分の目で直接見てもらえれば、話が早いのですが。」
「そうですか?じゃ、ちょっと私ハシゴに上らせてもらってもいいですか?」

飄々とハシゴに足をかけて屋根の際までよじ上る私に、職人さんはちょっとびっくりされた様子。
なんでも、その職人さんの奥さんは普通の脚立の半分まで上るのも怖がるそうで。
「私以前しばらく長野で暮らしてて、屋根に上って数十センチ積もった
雪おろしやったこともあるんですよ~。」
でも、上るのは平気だけど下りるのはちょっとコワイ。

それにしても郷里を離れてこの地に来てから早6年。自宅屋根まで上ったのは初。
わー屋根って広ーい、アンテナも大きいー、瓦は・・・
・・・この連続してる隙間は?ずり落ちてるってこれ?確かにこれはヤバイかも・・・
「よく分かりました~。いい機会なので、きっちり修理して頂こうと思います。」

たまたま別件で電話をくれた、奈良の義母とその話をした。
「今回見つけてもらえて良かったじゃない。気付くのがもっと遅れてたら、
とりかえしのつかないことになってたかもよ~。」
ご近所の方は「人が暮らすと必ず家は傷むもんだよね。
でも住まない家はもっと傷むのが早いんだよね~。」と言っていた。

長年住み続けることに修理はつきもの。
予想外の出費はちょっとショックだが、いい機会だ。
ついでに、さびて折れてるテレビのアンテナも直してもらおう。
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玄関前工事・5

デッキ完成。職人さんの仕事は、美しい。
「ここで昼寝したいですね~」
「今日は作っている最中、背中に日差しがあたってぽかぽか暖かかったです。」
まるで三月四月のような陽気の一日。
畑のチューリップが小指の先ほどの芽を出している。
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玄関前工事・4



今回の玄関前工事は、思いたってからここまで来るのが長かった。
実際の工事が始まってみると、あっけないほど早い。
頭の中にある思い、イメージ、出来上がりの想像図・・・
頭の中だけにあったものが、現実の形となって出来上がるこのおもしろさ。

高校生の時、地元のマイナーなお菓子コンクールに出品したことがある。
思いつきを授業中、ノートの裏に落書きし、それをレポート用紙に何度も書き直し、
必要な材料、必要な手順も書き出して、そして出来上がりの形を絵にする。
家で試作して、会場で作って形にする。
自分の頭の中だけにあったものが、そのまんまの形でこの世に現れ、
自分以外の人にも見てもらい、食べてもらうことが出来たその瞬間、
モノを作ることって、本当におもしろいなー・・・と心底思った。
そして、そのコンクールで入賞して賞金○万をゲットした。それでおもしろさも倍増。
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玄関前工事・3

あっという間に柱と屋根枠が完成!
想像以上に大きく感じる。柱材も立派。やっぱり木はいいな~。

※本日26日現在、メールのお返事少々滞っております。もうしばしお待ち下さい。
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ふじりんごジャム



今日はロミパンさんへの納品日。
作りたてのふじりんごジャムもお届け。

鍋と包丁とヘラ。家庭の台所にある道具で誰でも気楽に作れるのがジャム作りのいいところ。
でも、作り方ひとつ変えただけで全く違った仕上がりになるのが
ジャム作りのおもしろさでもあり奥の深さでもある。

ちょうど昨日うちにいらしたお客様に
「紅玉りんごジャムとふじりんごジャムはどう違うんですか?」とご質問頂いた。
まずはりんごの品種の違い。
紅玉はしっかりとした酸味がある甘酸っぱいりんご、
ふじはしゃきっとした歯触りと濃厚な甘味が特徴。
そして私の場合、ふじりんごジャムはその食感を活かすために
果肉の切り方を少し変えている。
1cmの角切り果肉を、なめらかなピュレ状の果肉の中に混ぜて炊き上げる。
食べる前にも見ただけでその違いは分かると思うけど、
よくある普通のりんごジャムとは全く違った仕上がりのジャム。
砂糖の使用量は紅玉もふじも同じ割合。
果肉の切り方ひとつ変えただけで、オリジナリティのあるジャムが出来る。

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玄関前工事・2



「柱を立てる場所に印を付けにいきます」とイシヤマさんに言われていた。
ツツジの植え込みにかかるので、その箇所のツツジの枝を切り払っておかねばならないのだ。

ピンポーン・・・イシヤマです。
といらして下さったのが、ちょうどシフォンケーキのメレンゲを泡立てている真っ最中。
「あっっスミマセン!!今ケーキ作ってて手が離せないので・・・」
「どうぞ仕事してて下さい。採寸して印つけときますから。」

ビニールひもを結んだ釘を、玄関前の地面3箇所に差し込んで下さっていた。
そのうち2箇所が、ツツジの部分。
日当たりが悪いので毎年ほとんど花が咲かないツツジ。この機会にさようなら~。

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玄関前工事・1



前々から打診していた自宅リフォームの見積書が届いた。
玄関前に、自転車置き場確保を兼ねた雨しのぎの屋根付きデッキを付ける。
今月中に工事して頂く予定。どんな感じになるだろうか。楽しみ~。

工事は、3年前に自宅内の菓子工房工事をお願いした
ご近所のイシヤマ工務店さんに依頼。
イシヤマさんちも年がら年中お忙しそうで依頼するのが恐縮ですが、
どうぞヨロシクお願いします。


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仕事

久しぶりに会ったご近所の方に「相変わらず忙しそうだね~
でも商売だから忙しいにこしたことはないよね。」と言われた。
うちにお菓子を取りに来て下さったおなじみのお客様に
「世の中不景気なのに、忙しいほど注文があるってすごいよね。」と言われた。
まぁ、私1人で製造販売する量なんてたかがしれてるといえばそうなのだけど。
とはいえ、確かにかつてない不景気の嵐吹き荒ぶ中、よくご注文が絶えないな~と我ながら思う。
不景気だからこそ、お金の使い道が人それぞれ、優先順位をつけて厳選されてきている気がする。
例えば私の場合。衣料美容にかけるお金を極力減らしても、
ケーキ屋で買い物する楽しみだけは譲らない。
女としては失格でも、私にとってはそれが一番かけがえのない買い物だから。
どこをケチって、何にお金を使うか。
そこで人それぞれ価値観が分かれる。
自分で食べるためにお菓子を買う人、
家族で誕生日を祝うために買う人、
大切な人への贈り物にするために買う人・・・
どんなに不景気になっても、お菓子はもちろん、お茶やコーヒー、
お酒などの嗜好品が世の中から消滅することはないのが少し不思議な気もするが、
例えていうならこの世から絶対に音楽が無くならないのと同じだろう。
嗜好品を嗜む楽しみ。芸術を嗜む喜び。
好景気不景気に関らず、自分の楽しみのため、人と楽しみを分かち合うために
私の作るものをお買い求め下さる方がいることに喜びを感じる今日この頃。
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ご法事用ギフト



なぜか1月2月はご法事用ギフトのご注文を頂くことが多い。
「香典返しに使いたいので・・・」というご連絡が先週、今週と相次ぐ。

ご法事用淡い水色の包装紙で一箱一箱包装する。
そんな時、ふいに自分の死後のことを考える。

こんなにお菓子の道具やジャム瓶なんかそのまま残して
あの世に逝ったら、後片付けする人は大変だろうな~。
っていうか、誰が片付けてくれるんだろう。子供もいないのに。
夫?
夫に先立たれたら?年上なのでその可能性大。
親?
年上の夫より親の方が先立つ可能性さらに大。
姉弟?
遠く離れた県外に住む?
仮に子がいたとしても、自分の方が先に逝くとは限らないのが世の習い。
人は1人になった時、その後片付けはどうなるのだろう。

こうしてお香典返しをわざわざうちにオーダーして下さる家族の方が残されているというのも、
先に逝かれた側から見れば幸せなことなのだろう。
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お知らせです。

19日現在、メールのお返事・カタログ送付等少々滞っております。
申し訳ありませんが、もう少々お待ち下さい。
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ジャム陳列棚



年末に、たまたま近所のリサイクルショップで見つけた茶箪笥。
「俺が子供のころ実家に同じのがあった」と夫が言う。
すりガラスの引き戸がついて、ニセの漆っぽい塗りがほどこしてある。
まさに映画「ALWAYS 三丁目の夕日」に出てきそうな、
昭和初期風のこのチープな感じがたまらない。
上下2段になっており中間に引き出し式のテーブルがついているので、この上でお茶を入れたりできる日本家具のスグレモノ。
さらに価格はセール期間中のおかげで¥7800の2割引!

これを、とりあえずうちの玄関に置き、とりあえずジャム陳列棚にした。
普段はお菓子はもちろん、ジャムもご注文頂いてからラベルを貼って用意しているが、うちに直接来られるお客様から「今買えるジャムありますか?」と言われることが多く、その度に今在庫あるのはこれこれでと説明しながら慌ててラベル貼ったりしていて、お客様をお待たせすることが多く心苦しかったが、これで一応しのげる。
しかし、棚を増やさないと全種類を並べられない。
そして、棚板がジャムの重量で少々たわんでいる。
板が抜けてしまう前に、改良せねば。
と言いながらもとりあえず、とりあえず。
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カフェシンデレラさん用



コーヒー、紅茶のお供にビスコッティ。
ホットドリンクに一口の焼き菓子で憩いのひとときを。

恒例となりました。
静岡市のグランシップ内「静岡芸術劇場」2階の
カフェ・シンデレラさんへのビスコッティ納品。
今週末から始まる公演前のみにオープンするカフェで、
コーヒーと紅茶に添えて出して頂きます。

スケジュール、チケット申込み等は
静岡県舞台芸術センターHPをご参照下さい。→こちら。

先日初めて「静岡芸術劇場で頂いたビスコッティがおいしかったのですが、
どうすれば買えるのですか?」というお電話を頂いた。
お菓子を買うためにケーキ屋に行く、
お茶するためにカフェに行く、
最初からそういった目的を持ったお客様とは違って
劇場へ舞台公演を見にいく目的のお客様から
お菓子のお問い合わせを直接頂いたのは初めて。感激。

通販でお送りしたお客様から、昨日ご感想メールを頂いた。
「ビスコッティは固くてガリガリなのが多い中、
さっくりとした口当たりで食べやすかったです・・・」
固くて地味なイメージのビスコッティだけど、
リピートして下さるお客様が増えてきているのはうれしい限り。

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ふじりんご到着



長野県産ふじりんご、どーんと届きました。
これから春先にかけて、りんごの焼きタルトにはふじりんごを使います。
そしてふじりんごジャム作り。数回に分けて毎日毎日ジャム作り。



しゃきっとした歯触りとジューシーな果汁のふじ。
いつも購入させて頂いているこちらのりんごは、
化学肥料と除草剤は使わずに、農薬を極力控えて栽培されているりんご。
(ジャムに使っている紅玉りんごと黄金桃も同じ生産者さんの。)
味が濃くて豊かです。
大事に活かしてあげたい、そんな愛着のわく果実。
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企画

昨年12月に企画した、新作焼き菓子各種の限定セット「クリスマスおやつセット」。
予想以上にたくさんの反響を頂きました。
午前中サイトにアップして夕方には大体予定数量に達し、
数量限定のため夜8時に受付終了したところ。
「ブログ見たらもう終わってた」
「仕事から帰宅して夜しかブログ見ないので」
「電話で注文しようと思ったら通じなかった」
残念!!
というお声が複数。

こちらの作る量に限度がある以上、
全てのお客様のご希望を100%実現することは出来ませんが、
出来る範囲で達成目指していきたいと思います。



今年もまた、テーマを決めたセット販売を実現していきたいと画策中。
まず最初、ネタやイメージをざっと紙に書き付けておき、少しずつ形にしていく。
そのネタ紙につかうのは「去年のカレンダーの裏」。
これが大きくて白くて、しかもどうせ捨てる紙だと思うと
心置きなく思う存分落書きできる。

まずはテーマ=セットの名前を考える。
側に欠かせないのは広辞苑。
漢字の読みを確認したり、季語を調べたり。
ちなみに去年の「クリスマスおやつセット」
全て発送を終えてしばらくした後に、ネットで検索してみたら
同じ名前のセットを見つけた。
よくよく見てみたらそれは「犬のためのおやつセット」であった。
・・・う~む・・・最初に調べておけば良かった・・・。

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明けましておめでとうございます。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
長い冬休みも終了。
本日より気持ち新たに再開したいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

年末はギリギリまで果物加工処理をしつづけ、
ばたばたとオットの実家の奈良へ。
31日に家族でのんびり食事をし、コタツに入って紅白を見る。
寒風吹きすさぶ中除夜の鐘をつきにいく根性もまるでなく、
こたつでぬくぬく。行く年来る年を見ながら年越し。
初日の出くらいは見に行く~?などと言いながら布団にもぐりこんでぐっすり。

明け方だろうか。
部屋のフスマを少し開けて、隣に寝ていたオットと義母がぼそぼそと小声で話している。
まだ部屋の中は真っ暗闇。
今何時だろう。枕元に置いておいた腕時計に手をのばす。
フスマからもれるわずかな光で、寝ぼけまなこをこらして見ると
時計の針は4時をさしている。
まだ4時だ~もう少し寝よう・・・むにゃむにゃ・・・。
再び布団をかぶる。

しばしののち、オットが「そろそろ起きた方がいいよ~」と言ってきた。
「・・・え~だってまだ真っ暗じゃん・・・眠い・・・も少し寝たい・・・初日の出は家から見るから・・・」
「・・・もう10時半だよ。」
「・・・・・・・!?」
がばっと腕時計に手を伸ばす。さっきはまだ4時だったのに!?
・・・もうろうとした頭が一気に冷めた。
私は、時計を逆さに見ていたのだ。
雨戸をしめ切ると、朝になっても真っ暗な和室。
電気をつけるか窓を開けないと、時計の文字盤すらもよく見えない。

慌てて跳ね起きて着替え、台所にいる義父母に
「明けましておめでとうございます・・・実は時計を逆さに見てまして・・・
まだ4時だと思ってたんです・・・すみません・・・ごにょごにょ・・・」
元旦早々、縮こまって言い訳する私。にこやかな義父母。
もうお昼に近い時間。
義母と義姉と姪が全部作ってくれていた三段重のおせち料理と、
義親の出身、岡山流(?)のブリの煮付けを入れたお雑煮を頂く。
何も手伝わず、その上毎年朝寝坊する、全く出来てない嫁である。

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