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バターナッツかぼちゃジャム



今日第四金曜日はロミパンさんへのジャムと焼き菓子納品日。
前回は納品したジャムがすぐに完売したそう。お買い上げありがとうございます!
しかしいよいよ作るのが追いつかない状況になってきた~

今回新作の「バターナッツかぼちゃジャム」。
バターナッツはかぼちゃの品種名。
ひょうたんのような形をしたクリーム色の皮のかぼちゃ。
これを目にしたのは私は初めてだったが、
何気にうちの近所のスーパーの「ブラジル野菜コーナー」にも置いてあった。
ちなみに私の住む静岡西部はブラジル人の方がとても多い地域なので、
珍しいブラジル野菜もスーパーで普通に売ってたりする。

「バターナッツ」が英語なので、ラベルには「パンプキン」と表記してみました。



よくある北海道の栗かぼちゃのように「ほくほく」した食感ではなく、しっとりとしている。
その名の通り、バターのようななめらかさと、ナッツのようなコクと甘みを持つ
バターナッツかぼちゃは、ポタージュにすると抜群のおいしさ。
そのなめらかさを活かすため、果肉を加熱してフードプロセッサーにかけ、さらに裏漉しして砂糖を加え
かぼちゃのケーキによく使うシナモンやクローブなどのスパイスをほんの少しだけ加えて炊き上げる。

杜屋初の野菜を使ったジャム。ジャムというよりペーストという感じ。
砂糖の量はかなり控えめながら、かぼちゃ自身の持つ甘みが濃厚。
柔らかめのパンや、塩気のきいたクラッカーにたっぷりのせて昼下がりのおやつにどうぞ。

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カレンダー

お世話になっている仙台の雑貨店、メリーズさんの通販で注文していたカレンダーが届いた。
杜屋のロゴやサイトの表紙イラストを描いて頂いたイラストレーターさんの子供カレンダー。
あどけない表情ややんちゃな仕草がとてもかわいらしい。
今年はハガキサイズをお願いしたので、カレンダーの役を終えた後はポストカードとしても使える。でももったいないかな~。ずっと飾っておきたい感じ。
カレンダー通販については→こちらをどうぞ。

昨日仙台の伯母から「宮城県の地方版の絵入り年賀状買ったよ。」とメールが来た。
宮城県の地方版年賀状の挿絵は、このイラストレーターさんのお作。
ネットで見てみたら宮城県のだけではなく、青森や岩手など東北六県の地方版絵入り年賀状全てこの方の絵だった。
郷土の山と県花の絵。雄大な自然と野の花の優しい雰囲気が魅力的。
それにしても、今さらだが私は偉大なお仕事をされてる方にロゴデザインをお願いしたのだな~。
東北地方版年賀状、見てみたい方は→こちらをどうぞ。青森県のりんごの花もかわいい。

このイラストレーターさんもスタッフをされているメリーズさん。
お店の本名は「メリーメリークリスマスランド*メリーズセレクション」というだけあって今頃からクリスマスまでのシーズンは大賑わい。
12月13日(土)にメリーズさんの2階で開催されるお菓子販売会「お菓子の国へようこそ」に、私、杜屋も出品させて頂く予定です。
お近くの方はこの機会に今年のテーマの「和のクリスマス」で彩られたメリーズさんへお散歩がてらお出かけ下さい。

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山の果樹畑状況'08年11月

昨日までの連休、長野に借りてる果樹畑の手入れに行ってきた。
本当は先週の週末に行くつもりだったが、忙しかったので1週間持ち越した。
それが勝負の分かれ目だったと気づいたのは、現地に到着した時。



静岡から長野へ行く道中も少し雪がちらついていた地域があったが、
鬼無里の畑に着いてみたら、たっぷり15cm程の積雪。
地元の方に聞くところによると、ほんの3、4日前にいきなり雪が降り1日で一気に積もったそう。
今回、草刈をし、雪対策に果樹の枝を縄でしばって雪囲いをして、
今シーズン最後の長野畑の手入れを・・・と思っていたが
この積雪では草刈のしようもない。やっぱり行くのが1週間遅かった。あ~あ。



雪の中から凍えた葉を出す果樹達。


↑左・りんごの葉。昨春植えて無事に初めての冬を越し、良かった良かったと油断していたら
雪解け直後の春先に幹をうさぎにかじられていったん枯れた。でもまた新芽が出てきて復活した。
右・ブルーベリー。昨秋の雪囲いがいい加減だったので、
雪の重みで枝がぼきぼきに折れて1株だけ枯れた。
でも生き残ったのは今年の夏に随分と成長した。

↑左・ルバーブの茎。雪をかきわけてみるとまだ緑濃い元気な葉っぱが雪に埋もれていた。
よほど突然の大雪だったのだろう。
右・グースベリー。雪に押しつぶされても枝がしなり、そこから根付いたりする。



雪囲いといっても、植木屋さんのようにワラやむしろでくるんだりはせず、(ワラなんて無いし)
ただ縄で枝をぐるぐると蒔いて支柱にしばりつける。
それでも、これをやるのとやらないのでは全然違う。
豪雪地帯での雪の重みに枝が耐え厳冬をしのげるようにしてやる。

また来春、のびやかに枝葉を広げる日が来るまで木も畑もしばしの休眠。


←軽トラ荷台にいっぱいの大根を収穫された地主さんに「もってって~」と言われて「それじゃお言葉に甘えて2本だけ頂きます」と言ったら「そんなケチなこと言わないで車に積めるだけ持ってけ」。
すごく太くて立派な大根。太くなるのに筋っぽくなくスも入らず煮るととろけるように柔らかくてとてもおいしい品種で、この地域でこの種の大根を栽培されている人は限られているそう。
名前は何て言ってたっけな~??
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試作品



別バージョンのポルボローネを試作。
色々な抜き型を使うのは楽しい作業。
こういう楽しみは、きっと子供の頃から変わらないのだろう。
でも、星型などとがっているのは生地がきれいに抜けなかったり、
少し大きい型だとセロファン袋に上手く入らなかったり、
袋に詰めて密封してから形がくずれやすかったり。
なんで世の中のクッキー類は丸と四角が多いのかというと
それが一番安定している形だからかもしれない。
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蜂蜜りんごジャム



砂糖を使わず、蜂蜜だけで甘みをつけたりんごジャム、作りました。
蜂蜜は、100%長野県産のりんごの蜂蜜。
香りのよいレンゲや、コクのあるトチなど花の種類によって風味も様々ある蜂蜜。
春に花咲く白い可憐なりんごの花から採れた蜂蜜は思いのほか
しっかりとした風味で、まるで春の菜の花畑のような、甘い花の香り。



りんごは、フードプロセッサーにかけてなめらかにしてから火にかけ、
りんご蜂蜜をまるごと1瓶入れて加熱。
スーパーなどで市販されているお手ごろ価格の蜂蜜は中国産が多いが、
国産蜂蜜は私が使っている国産砂糖よりも10倍以上の価格。
うっっ・・・こんな贅沢な使い方していいのだろうか~・・・原価高っ。

杜屋定番りんごジャムは果肉の形をある程度残しているけれど
これは柔らかなめらかタイプ。
パンやクラッカーにつける他、アッサムやディンブラなど、さっぱり目の紅茶に入れてもいいかも。
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うちの畑の食用ほおずき



この期に及んでうちの畑の食用ほおずきが採れている。
7、8月位には、甘酸っぱくて味が濃くておいしい実がちらほら採れていたが
9月頃は暑さにめげて弱っていたので、このまま枯れて今年は終わるのだろうか・・・
と思っていたら、10月に入ってからめきめき成長しだした。
私の首くらいまでの草丈がある。
今年初めて「フルーツほおずきジャム」として商品化した長野のほおずきとは違い、私のは甘酸っぱい。
長野のは、酸味を抜いたパイナップルのようなトロピカルフルーツの味で、すずなりどころじゃないほど実がたくさんなったが、大きさはブルーベリーほどのサイズ。
私のは、酸味があり、味もサイズもさくらんぼのよう。大きいのはミニトマトほどもある。でも、長野のほど実らない。

先日、仙台の母が「食用ほおずきのことが河北新聞に載ってたよ」と言って、その記事を送ってくれた。
岩手県岩泉町で、食用ほおずきを町の特産にしようという取り組みがあるという。
東北では秋田県の上小阿仁村が有名だが、岩泉町でも、休耕田や耕作放棄地を利用して食用ほおずきを育てているそうで、ジャムやソースに加工した商品のデモンストレーションがホテルで開催された、という記事だった。

仕掛け人は地元の食品加工小売店の専務を務める娘さんで、フランスに旅した際に食用ほおずきを味わい、それを地元に広めようと思ったそう。
きれいな方~元々女優さんだったそうだ。
生のほおずきの他、ほおずきジャムをはじめとした加工品も販売中。→こちら。
こちらこちらにも詳しく紹介されています。

ちょうどその頃、いつもつけっぱなしにしているラジオで、その仕掛け人の方のインタビューをやっていた。
岩泉町のほおずきは食べたことないので分からないけど、多分私が静岡の畑で育てているのと同じ種類だと思う。
ちなみに、私のほおずきは多年草で、種を蒔かずとも毎年同じところから生えてくる。
長野のは、一年草なので秋に枯れ、翌年はまた種を蒔いて育てる。
元々は自生していたほおずきなので、こぼれ種でも育つほど丈夫だ。

自家栽培の苺、ブラックベリー同様ほおずきも採れるつど冷凍して貯めている。
先月分けてもらった長野のほおずきとルバーブもまだ冷凍庫にある。
そろそろ加工しないと冷凍庫がパンパン。


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りんごの甘煮作り



お客様から『「りんごの焼きタルト」は今も作ってるんですか?』
というお問い合わせを頂いた。

カタログ掲載の「りんごの焼きタルト」は季節限定メニュー。
毎年紅玉りんごが出始める10月の頃から作りはじめて5月頃まで焼いています。
大体年内は酸味のある紅玉りんご、年明けから春先までは甘みの強いふじりんごを使う。
といってもそれは、タルト上面に使うスライスりんごで、フィリングのりんごの甘煮は紅玉りんごを使用。
秋、ジャム作りや菓子作りの合間合間にこういった焼き菓子の材料として使うための甘煮を作って瓶詰保存し、シーズン中のご注文に応えられるようにしておく。
だからこそ秋は忙しく、やることが尽きない。

甘煮はりんごジャムよりも厚めのイチョウ切りにし、少量の砂糖で形をくずさずに炊く。
こうした菓子材料用の瓶詰作りには、市販のいろんな空き瓶を使う。
形もさまざま。サイズもさまざま。このために空き瓶は捨てずにとっておく。



思えば、私は元々お菓子作りが主で、ジャム屋になるつもりは全くなかった。
りんごのタルト用のりんごの甘煮やショートケーキ用の苺ジャム作り、
パウンドケーキ用のマーマレード作り、いちじくの甘露煮や栗の渋皮煮作りなど、
季節毎に旬の果物を加工して瓶詰にして保存し、通年お菓子の材料に使っていた。
元々はお菓子の副材料としての瓶詰作り。
それがいつしかお菓子に使うだけじゃなく、そのままで食べるようになった。
瓶詰加工してあるので常温で保存でき、旬の時期以外にも果物の味わいを楽しめる。
それが私のジャム作りの原点。
なので、今でも私のジャムは、市販のジャムに比べて砂糖の量が少なめで、
最初からペクチンなどの増粘材を入れるという概念もない。
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かぼす茶


急に寒くなった。
いまだ日中はぽかぽかしていた静岡にも、いよいよ冬将軍の到来だろうか。
ストーブに灯油を入れてスタンバイ。(でもまだ使わず耐えている。)
あたたかい飲物が恋しくなる季節。
先月作ったかぼすマーマレードを湯のみ茶碗に一匙取り、鉄瓶で沸かしたお湯を注いで柚子茶風かぼすドリンクを飲む。
他のよりも砂糖多めで作っているかぼすマーマレードだが、お湯割りにするともっと糖分多くてもいいくらい。
はちみつを一匙プラス。まろやかな甘みで体温まり心休まる。

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前掛け


酒屋さんとか魚屋さんがよく使う厚手のキャンバス地の前掛け。
これが丈夫で使いやすくて気に入っていた。
今までは、いかにも酒屋風の紺地に白抜き文字のしか見たことなかったが、たまたま先日出かけた酒屋さんで、白地にオレンジ文字のを発見!
しかも名高い静岡の初亀酒造のもの。
アルファベットでHATSUKAMEとあるのもオシャレ。
即買い。お気に入りの1枚に追加。
ちょっとごわごわだが、使い込んで何度も洗濯すれば次第になじんでくるだろう。



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林檎仕事

岩手県の果樹農家さんから、紅玉りんごが大きな箱でどんと届いた。ありがとうございます!



まずは箱から出して下のが押しつぶされないよう平らに並べる。
玄関に置いておくといい香り。



せっせせっせと皮をむいて干しりんご作り。
最初にオーブンの上の網に乗せて表面を乾かす。



その後は晴天を狙って、車の中、フロントガラスの内側に並べてお日様の光で干す。
ドライフルーツ作りは、車の中で干すと埃や虫もつかず、
密室状態なので温度も高まり、比較的短時間で干しあがり、仕上がりもきれい。
うちではりんごの他、ドライトマトや干し椎茸も車の中で干して作ってる。



玄関で生りんご、車の中で干しりんご、オーブンからはりんごの焼きタルトの香り漂う今日この頃。
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