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畑のホワイトラズベリー



今年大豊作の畑の桑の実摘みにひーひー言ってる間に畑のすみっこのラズベリーも熟し始めた。
葉っぱも実の形も赤いラズベリーと同じだけど、実の色だけ違うクリーム色のラズベリー。
上品な甘酸っぱさでとっても美味しい。品種は多分ファールゴールド。
この他にもうちの庭畑には赤い果実のインディアンサマー、
猛烈に繁茂するけど実が少ないイエローラズベリー、同じくプチルビーベリー、
長野畑で収穫した実が芽を出したエビガライチゴ、
そしておなじみ家のフェンスにからむブラックベリーの6種ある。
あっそうだもうひとつ。去年畑に植えたボイソンベリーもあった。
ラズベリーとブラックベリーのあいのこのボイソンベリー、今年ちょっとだけ実がとれるかも。
どんな味なのか楽しみ。

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桑の実の軸



畑の桑の実、朝夕で1日合計2~3kg採れる。
桑の実収穫加工にてんてこまいの今週。

根元からぽろりと取れるブラックベリーと違って
桑の実は、人がつまみやすくあつらえたように軸を1cm残したままで取れるので
木から摘み取ってからさらに、この軸を取り除く作業をしなければならない。
1kg収穫するのに1時間、そして軸取り作業に1時間。毎日となるとバカにならない所要時間。
タダ働きの労働力(=オット)がいなければ、いくら貴重な自家栽培果実とはいえ
とてもこんな大量にやってられない。
それにしても身の丈程の木1本で、よくぞこんなに実ったな~。



苺のヘタ取り作業の方がまだラク~。

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畑の桑の実



昨年から猛烈な勢いで急成長している畑の桑の木に今年もびっしり実がなった。
先週はまだこんな感じで薄緑から赤い色に変化している途中だったのに



今週真夏のように気温が上がり、一気に黒紫色に熟してきました。



あふれんばかりの桑の実。木の中に入ると桑の実を頭からざざーっと浴びるようだ。
オットは朝5時前に起きて収穫して、会社から帰宅後また収穫作業。
私は連日桑の実ジャム作り。
ブラックベリーに似た桑の実は、甘酸っぱく種がなくて食べやすく
アミノ酸、カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミン、亜鉛などとても栄養豊富な果実。
赤ワインでおなじみの抗酸化物質アントシアニンなど身体にいい成分が含まれているそうです。
 こちら→に桑の実の栄養について詳しく書かれています。

生で食べるより砂糖を加えてジャムにした方が格段においしい。
酸味強めの黒ぶどうのような親しみやすい甘酸っぱさのジャム、
農薬や肥料を使わずに育てた自家栽培シリーズ「杜の畑の桑の実ジャム」今年も販売開始です。

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タイミング

 


↑新しく借りた畑に植えたかぼすの苗。

GW明け後の先々週末も思いがけない方がうちに遊びに来て下さり酒呑んで泊まって行かれたのだけど
先週もまた別の思いがけない方からふっと会えませんか?とメール頂き、
ちょうど今夜浜松に行く予定だからご都合よければ浜松駅近辺でお茶でも~と
朝メール返信したら即レスがあった金曜日。
食に興味を持ち始めたというその音楽家さんと畑の話などしながら
ちょうど明日、新しく借りた畑に果樹苗植える予定なんですよ~もしご都合よければ見に来ますか?
という流れで、金曜日にお会いして結局土日二日連続で新しい畑での苗植え作業をお手伝い頂いた。
それじゃまた~。と言いつつ畑の横で立ち話してたら紫外線が強く暑くてたまらなくなり
じゃあついでにうち寄ってきます?
という流れで、うちでサンドイッチ作ってコーヒー淹れて一緒にお昼ごはん。
作り置きしている自家製地粉酵母パンに自家製塩糀に漬けといた肉を焼いたのと
4月に畑で収穫したのびるを塩糀漬けにしといたのと肉の脂でソテーしたエリンギを具にしたサンドイッチ。
とても礼儀正しく芯の通った方ながら我が強くなく人なつこくて話題が豊富で話しているとおもしろくて
ホントは私、初めまして同然の人を自宅の中にお招きするのって抵抗があるのだけど、
あまり躊躇なく自然な流れでお誘いした。
「もしご都合よろしければ」は常套句。
ご都合よろしければ菓音のイベントに来ませんか?
ご都合よろしければランチでもご一緒しませんか?
例え相手に断られても「都合が悪かった」ということで済む。
勇気を出して誘って断られた切なさや、もしかして嫌がられてるのかも、という懸念には目をくれずに。
先日のように1年ぶりにお会いするのにもかかわらず
3日連続で会って果ては畑までご一緒するタイミングのいい方もいるんだな~と思った。
GWから何だか思いがけずたくさんの人と出会ってお話する機会が何度もあった。
この数カ月は小さな川に大きさ石を置いたような停滞感があったけど
自分で置いた石をよっこいしょと持ちあげて、せき止められていた水が一気に流れ出したような感じ。
昨年12月以来半年ぶりの菓音イベント企画、お試し演奏会を6月19日にやると決めた4月なかばから
1ヶ月経って、蒔いた種が次々と芽吹いてくるような、そんな感じの5月の日々。

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紅ほっぺ苺ジャム販売開始



先週から今週にかけては初めましての人やお久しぶりな人に出会って
新しく畑を借りたり、新しいコトが始まりそうな気配になったり
普段の工房ひきこもり生活とは真逆なエキサイティングな日々が続き
あれよあれよという間に5月も終盤に入りましたが
やっとこさ紅ほっぺ苺ジャムも作ったので販売開始します。
静岡生まれの紅ほっぺ苺はほのかな酸味がありジャムにむく品種です。
強火で一気に加熱して苺の果汁分をぎゅーっと濃縮させて果肉を加えてさらに煮詰める
杜屋定番の紅ほっぺ苺ジャム、老若男女問わずプレゼントにもおすすめです。
パンやヨーグルト、パンケーキやアイスクリームなどなんでも合いますが
個人的にフロマージュブランやマスカルポーネなど白いクリーム系の
フレッシュチーズにトッピングして食べるのが好きです。

また、今年は長野畑の雪溶けが早くていつもは5月末~6月頭に初収穫するルバーブも
先日のGW中に行った時に収穫出来たので、今シーズン初のルバーブジャムも作りました。
まだまだ知名度の低いルバーブですが、ここ最近イベントでも「ルバーブジャムありますか?」
というリピーターさんが増えてきたのは嬉しい限り。
今回は、シンプルなルバーブジャムと、
白ワインを加えた香り良いルバーブ&白ワインジャムの2種類作りました。
ルバーブはこれから10月にかけて長く収穫出来るので
長野畑に行くつど収穫してジャムにしていく予定です。
そしてうちの隣の畑では、桑の実が日毎にどさっと採れるようになってきました。
今月末までには自家栽培「杜の畑の桑の実ジャム」も販売開始出来ると思います。
GWから続いた非日常生活は終わり、いよいよ畑まわりが忙しくなってきました。体力勝負期開始ー。

在庫と価格はこちら→「瓶詰め在庫状況」をご確認下さい。

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糀甘酒

先週お会いしたお客様と糀作りや甘酒作りの話をしていたら
「杜屋さんはいつ頃から自分で糀を作るようになったんですか?」と聞かれた。
確かな記憶にあるのは2013年の2月末頃が最初。
「暮らしの菓音」イベントでのアコーディオン演奏会企画の準備真っ只中
一分一秒も暇のないような時期に、雑誌「うかたま」に載ってた糀作りの記事を見てたら
無性に自分でも作ってみたくなってチャレンジしたのだった。
道具や温度もいい加減にやったので案の定大失敗して
このクソ忙しい時期に何やってんだ私~と悔いた記憶がある。
発酵食品に興味を持つようになったのは、2011年3月の原発事故後、
内部被ばく対策に味噌など発酵食品を食べるのが良いと知ったから、
と、お客様に答えてたけど、考えてみれば自分で糀まで作るようになったのは
先日亡くなった叔母のおかげかもしれない。
叔母の体調不良は腸が原因だったので、腸内環境、腸内微生物、腸内フローラ等々
腸の健康に関する本を読むうちに一層発酵食品に興味が増した。
さらに、いつもお世話になってる長野畑の地主さんが減農薬栽培されたお米を安く分けて頂くようになったので
食べきれないお米をもっと消費したいと思って、米糀を作り始めた。
初めて糀作りに挑戦した時は緑のコケと化してしまったけど
その後、道具や手順を試行錯誤しながら幾度か繰り返すうち全く失敗せず作れるようになった。
それ以後うちの冷蔵庫には自家製糀常備、塩糀は1月に1kgペースで消費し、
糀で作る甘酒は毎朝ヨーグルトに入れて食べる他、料理の味付けにも使っている。
甘酒というと酒粕に砂糖を混ぜて水で溶いて作る甘酒を想像される方も多いようだけど
私が作っているのは、白米でおかゆを炊いてそれに米糀を混ぜて60度で8時間保温して作る
砂糖不使用・ノンアルコール・お米だけで作る糀の甘酒。
「飲む点滴」と言われるほどブドウ糖やアミノ酸などの栄養素が豊富で
風邪ひいたり体調のよくない時は、おかゆよりも糀甘酒を飲んだ方が身体の負担が少なくていいそうだ。
点滴だけで普通有り得ない位長い月日をベッドの上で過ごした叔母に
入院する前、身体にいいからと甘酒を送ったことはあるけれど
直接甘酒の効用を説明しつつ隣で一緒に飲みながら飲ませてあげれば良かった。
今さら遅いこういう後悔はあぶくのように後から後から湧いてくる。



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柚子花のお吸い物

4月は静岡手創り市とコトコト市という大きなイベント二つに静岡舞台芸術劇場さんへの大量納品があって
毎日慌ただしく過ごしていた。その間に庭の花柚子につぼみがびっしりついてGW中に満開になった。
去年は花が咲いたか分からないくらいほんの少ししか咲かなくて、実りもわずかだったけど
その反動か今年はこのままブーケになるほどたくさんの花が咲いた。
香水のように甘く典雅な花の香りが窓を少し開けるだけで部屋に流れる。



料理家の辰巳芳子さんの庭の本に、柚子の花のスープが写真付きで紹介されていたのをふと思い出して
花を摘んでお椀に入れて、塩糀と熱湯を注いでみた。
あえかな柚子の香り立つシンプルなお吸い物。ダシもなく塩糀だけの味付けで充分満足。
柚子の香りと花の見た目かわいらしさを五感で感じ心浮き立つ季節の風味。

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果樹の花々

先月末のコトコト市から3週間が経つ。
いやー早かったー。月日の流れが早すぎて、庭畑の植物の成長が著しくてついていけない。
5月に入ってからは仙台での家族の葬儀の他にも、長野畑でルバーブ初収穫したり
新しい畑をお借りするお話したり、静岡手創り市スタッフさんと個人的にお会いしたり
ドルチェ倉庫でのバイオリン練習にお付き合いしたりベトナム人留学生さんと畑ランチしたり。
なんかいろいろあったし、お久しぶりや初めましてのたくさんの方々とお会いした。
大事な叔母がとうとうあの世へ旅立ってしまったな~という感慨にふける暇もなく
庭や畑では毎日のように緑色濃くすくすくぐんぐん果樹や野菜が枝葉を伸ばし
あでやかな花は香り甘酸っぱい実がみのっている。この時期の植物の成長は留まるスキが無い。
昨年9月に入院した叔母が長い入院生活を経て最後は治療せず穏やかに命をみとるホスピスで生を全うした。
私がいっちょまえのオトナになって、まがりなりにも子供の頃の夢だったお菓子作りを
自分の仕事に出来るようになるまでには親以外の何人かの年上の人達に大きな支援や助言をもらった。
とりわけ影響を受けたのは、私がハタチそこそこの時に居候させてもらっていた
長野の焼き菓子工房の主さんと、先日亡くなった仙台の叔母であった。
叔母は会計士だったので、「モノづくり以外の仕事は一切やりたくない」と
若者ならではのバカさ加減満載で豪語していたかつての私に
お菓子やジャムを作って販売すること、それに付随するお金の管理や確定申告の仕方など
仕事とする以上嫌でもやらねばならないことで疑問が生じた時に
いちいち仙台に長電話して質問を繰り返していた困ったちゃんの姪である私に、
懲りずに(懲りてたかも)「減価償却費の計算方法」など的確なアドバイスをくれた。
ずーっとジャムも定期購入してくれていたので、
先日叔母の葬儀に出席した時、参列していた叔母の友人である方々から
「静岡でジャム作りしている姪ごさんてあなたですね。いつも(叔母から)ジャムをもらってたんですよー」
と何人もの方から声をかけて頂いた。
私は高卒後にお菓子の専門学校に行くつもりだったのだけど、その進路を覆す決意をした時には
気分転換を兼ねてか、叔母と二人きりでの2泊3日京都旅行に連れていってくれた。
その時に訪れた場所が、全国のデパチカに入っている老舗和菓子店「叶匠壽庵」の総本家
滋賀県にある「寿長生の郷(すないのさと)」だった。
http://www.sunainosato.com/
「梅や柚子などを植え、農工一体の菓子づくりを目指す」寿長生の郷。
ふりかえって思えば、いわゆるパティシェに憧れながらも食にまつわることを勉強するうち
農薬などの汚染や食品廃棄や政治がからんだ農産物の輸出入問題など、さまざまな食の裏事情を知り
このまま憧れだけで食の仕事についていいのだろうか?という疑問が芽生えたあの若かりし頃。
紆余曲折を経て、あの時訪れた寿長生の郷のように
果樹を育てて畑仕事をしながら収穫出来た果実を加工して販売する。
という理想に向かって歩を進めている今現在。
人生に無駄なものは何一つないと言うけれど、私の場合無駄なものも山とある。
でも18歳の時叔母に連れてってもらったあの寿長生の郷のようなカタチを
「いつかあんな感じに出来たらいいな~」とイメージしながら
今という時を過ごしているのはあの時の旅のおかげ。
ついでに言うと、寿長生の郷で和食ランチした時に飲んだ日本酒がびっくりするほど美味しくて感激して
私の日本酒好きもここから始まった。18にして酒に開眼、はさておきまして。





今うちの庭で咲いているレモンの花とブラックベリーの花に指先で触れながら
天国からうちの庭を見下ろしている瞳を感じている。先に逝ったお菓子の師匠と再会してるかな~。

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お休み延長のお知らせ

4月29日に長野畑のある集落の共同人足作業のお手伝いをして畑の手入れをして、
宮城の実家に帰省して、帰り際にまた長野畑に寄ってルバーブ収穫して昨日静岡に帰宅しましたが
私にとってとても大事な、今の私の基盤を作ってくれた1人である
仙台の叔母が長い入院生活を経て今朝旅立ちました。
とりあえずは長野畑で初収穫してきたルバーブジャムを作ってから明日以降再び仙台へ戻る予定です。
よって大変申し訳ありませんが、5月8日まで休業予定のところをひとまず11日まで延長させて頂きます。
5月9日~11日までは、お菓子とジャムの発送・販売は出来ませんが、
それ以降の発送ご希望のご注文や、暮らしの菓音イベントのご質問などの
お問い合わせには出来るだけ(オットが)お答え出来るようにします。
お急ぎの場合は私の携帯へどうぞ。
杜屋:守屋洋子 090-5185-8799

また仙台から戻ってきたら6月の暮らしの菓音イベント準備を進めていきます。
演奏してみたい方、まだまだ空きがありますのでどうぞご検討下さい。


メールは→こちらからどうぞ。

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