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ブラックベリー収穫ピーク



畑のブラックベリーはそろそろ終盤に近いが、庭のフェンス際のは今が最盛。
畑のは東向きに、庭のは西向きに植わっているので日当たりの差が出ているのかもしれない。
黒く熟した実が鈴なり。うれしいな~。



粒も大きくて立派。今朝一巡りで900gも採れた。
これだけ採れれば冷凍する必要ないかも。
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グースベリージャム



やっとこさグースベリージャムの価格を決定。ラベルも作成。
価格の設定。こういうことはいくら悩んでも仕方ないのだ。
「5分悩んでも解決しないことはいくら悩んでも解決しない」
と、佐賀のがばいばあちゃんも言っているではないか。

甘酸っぱい爽やかな味わいの希少なジャム、是非一度お試し下さい。
Sサイズ(小瓶)もあります。
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李頂く



電車で遊びに来て下さった愛知県のノンノンさんからお土産にたくさんの李を頂戴した。
ノンノンさんのブログでもお馴染みのyo-さんのお宅に生えている李の木の実。
yo-さん、そして重量級の荷物を運んで来て下さったノンノンさん、ありがとうございます!早速ジャムに加工します。

小ぶりで皮も果実も赤紫のこの李、ひらく農園さんところの李と同じ品種「メスレー」かと思ったけどやっぱりちょっと違うかも。日本在来種なら品種名がカタカナってことはないよな~。

長野のジャム専門店「沢屋」さんに「山すももジャム」ってのがある。
でもこのジャムは色が薄いから頂いたyo-さんのすももとはまた違うかな。
沢屋さんの山すももジャム「今シーズン、Rサイズは10本のみの販売となります。」「H19年度完売いたしました。」だって!こんなに大規模なジャム製造メーカーでもたった10本きりしか販売できないジャムがあるんだ~と目からウロコ。それほど希少な素材なのだろう。
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グースベリージャム作り・2

軸と花落ちを摘み取った後の洗う作業にまた一苦労。
皮の表面についている枯れた葉っぱや土を一粒一粒スポンジで洗い落とす。
今回は従順なるシモベ(=オット)がこの地道極まる処理作業をやってくれたから助かったが、これは真面目にもっと効率良く短時間で正確に美しくする手段を考えないととても商売としてはやっていけない。
ジャムを炊くのは「土鍋」というアナログな道具を使うとしても、炊く前までの果実処理は出来ることならデジタルな機械の力を借りたい。
そういう機械があればのことだけど。
「ナッちゃん」(鉄工所を1人でやっている女の子が主役のマンガ)みたいな人がいたらこういう機械を作ってくれるかも。そしてマンガの世界に逃避・・・

収穫してから果実処理に数日かかったので、段々赤紫に色づいてきた。
まるでカラフルなびーだまのよう。



グースベリーの皮はパリッとしっかりしているので、まず砂糖を入れる前に水を少々加えて加熱し、皮を柔らかくする。
沸騰してくると段々色がピンクっぽく変わってくる。
アクをすくいながらさらに加熱。



大体煮とろけてきたら砂糖を2回に分けて加える。



最後にレモン汁を少々。
グースベリー自体けっこう酸味が強いので、レモンはあくまで香り付け程度に。



出来上がったばかりのジャムを一口食べて「マスカットのジャムみたい」と思った。
甘酸っぱくてとろけきってない果実が本当にぶどうのようで、種の感じはキウイジャムと似ている。
さっぱりとした甘みの感じはスイカかな?と思った。

グースベリージャム。
手間はかかるけど作り甲斐のある味わい。
食べたことない方が多いと思うので、お試しサイズの小瓶(90g入り)もいくらか作りました。
問題は値段。果実収穫から処理にかかった時間を「時給」で考えると恐ろしく高価なものになってしまう。高すぎては売れないが手間の結晶を安売りする気は全くない。
これを一体いくらにするか・・・
今後も毎年作り続けていくとなると、毎度のことだけど真剣に悩む大問題だ。
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グースベリージャム作り・1

千里の道も一歩から。
千粒の果実処理もまず一粒から。
まるで先の見えない山寺の石段を延々上っているかのような気の遠くなる作業だった。



先日長野県の鬼無里で収穫してきたグースベリー。
直径1cm前後のまん丸果実の頭についている軸と、下についている花落ち(枯れた花びら)をひとつひとつ指先で取っていたら段々頭がくらくらしてきた。
この大変さを言葉で語るのは難しい。
作業的には至極簡単で誰でもできる。
やってみたい方・グースベリーを生で食べてみたいという方は是非来夏以降うちでバイトして頂きたい。(報酬はグースベリージャムで!?)
今年の前処理作業の8割は夫がやってくれた。感謝!私がやったのは2割?それでも大変~






今年は長野の果樹畑の大家さんの土地に生えていた1本のグースベリーの実を収穫させてもらった。
夫と1時間がかりで大きなビニール袋に2つ分、全部で4kgほど採れた。
グースベリーの枝には薔薇のようなトゲがあるので、実をとるのはちょっと大変。
でもその後始末はもっと大変。
それから洗うのもまたまた大変。
そうしてようやくジャム炊き工程にたどりつく。

形がガチョウの卵に似ているからその名がつけられたというグースベリー。
生のグースベリーは最近スーパーの生果コーナーでパック入りの輸入ものをたまに見かける。
グースベリージャムといえばイギリスではポピュラーだそう。
昔北海道に旅した時、富良野ジャム工房でグースベリージャムを買ったけど、それ以外では今のところ見かけない。あ、長野のジャム屋「沢屋」にもあった。
ここ長野県鬼無里村では昔から自生していたそうで、地元の方は「グスベリ」「すぐり」と呼んで生でそのままおやつ代わりにつまんで食べたり、また塩漬けにしたりするそうだ。
ぱりっとした皮をかじると酸っぱい果汁がほとばしる。
赤紫に色づいたものはぶどうのような甘みがある。
しかし赤紫のものはほとんど落ちているか実がはじけてしまっていた。
完全に熟しきる前の翡翠色のをみんな収穫してきた。

私が借りている果樹畑に、今年4月末にこのグースベリーの木を株分けして30本植えたのだ。
詳しくは→こちら。
数年後大きく成長して1本から4kgも採れるようになったら・・・
たくさんのジャムを作ることが出来るのはうれしいけど、4kgの前処理にひーひー言ってる始末。かな~り大変かも・・・
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ルバーブジャム先行販売

「先週長野でちょっとだけ買ってきたルバーブで作ったジャム、メリーズさんで先行販売します!」

と私のブログに紹介する前に荷物到着早々メリーズさんのHPでご紹介頂きました。
メリーズさんありがとうございます!すみませんこちらのアップ遅くなりまして。



とろりと甘酸っぱい夏の味、ルバーブジャム。
ルバーブ=「ふき」とは思えないような意外に食べやすい味わいで
塩気のきいたバターと一緒にパンにたっぷり塗って食べるとよく合います。

メリーズさんのHPでの紹介記事は→こちら。
ちなみにメリーズさんは本日月曜定休日です。ご注意のほど。

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メリーズさん用



仙台のメリーズさんへ納品用のジャム&マーマレードの準備中。
新作、梅や李などの夏ジャムも納品予定。
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お気に入りの店・2

先日通りすがりに清水エスパルスドリームプラザに寄った際、たまたまそちらのお店を見つけました。
ずらり整然と酒瓶が立ち並ぶ店内をぐるり一周した後、夫と手を取り合って喜びました。
「すごいね!すごい酒屋を見つけてしまった!」
思わず手が伸びる垂涎ものの日本酒の数々、そして焼酎とワインに至るまでの素晴らしい品揃えに圧倒されました。
私自身は日本酒派で焼酎に関しては無知ですが、巷では通常プレミア価格で販売されているものを定価で販売されるというその心意気に頭が下がります。
我が家は毎日夫婦で晩酌します。いつも旅先で地酒を買い込んでいるので、静岡に住みながらも県内の地酒はあまり飲んだことがなかったのですが、こちらで先日購入した「国香」特別純米中汲み無濾過生原酒、大変おいしく頂きました。
また、店頭にあった「地酒瓦版」月毎一枚ずつ頂戴し、拝読しました。
B4用紙裏表一枚に満ち溢れ出るおいしいお酒の情報、手書きの文字ひとつひとつからお酒への情熱と愛情をひしと感じました。
この瓦版を読むだけで、次はこれ買おう、これも呑んでみたいな~と夢が広がります。
そちら方面へ出かける際の楽しみが増えました。
素晴らしいお酒屋さんに出会えたこの喜びをお伝えしたく、ペンを取った次第です。


・・・という内容のファンレターをハガキに綴って数日前この酒屋さん宛てに出した。
昨日のこと。威風堂々たる毛筆の宛名書きの封書が私宛に届いた。
なんとこの酒屋さんからのお返事だった。
しかも直筆のお手紙添えで。地酒瓦版を書いている方だ。感激。
日本酒の会の案内書も同封してあった。
「第33回蔵元を囲む しのだ日本酒の会」
時9月16日午後4時からホテルサンルート清水にて。
第33回というのがすごい。行きたいな~。

酒屋のカガミ「篠田酒店」さん。
思い起こせば、以前私が酒好きであることをご存知のお客様から「清水にいい酒屋さんがあるんですよ~」とうかがったことがある。
確かその時教えてもらったのが篠田酒店さんではなかったか。
その記憶も定かではないまま偶然見つけたのはエスパルスドリームプラザ内のお店だったが、本店は一層品揃えが充実しているらしい。
次回は是非本店にも足を運びたい。
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山椒の実

昔私が居候させてもらっていた鬼無里のお宅の裏に、3mを越す大きな山椒の木が育っていた。
あれ?こんなところに山椒なんて無かったよなー・・・
・・・思い出した。
そういえば、居候時代山に上って見つけた小さな実生の山椒の木を引っこ抜いてきてここに植えかえたことがあった。
あれから時過ぎること8年。
あの時わずか30cm足らずだった苗がこんなに大きくなったのか!
時の流れと植物の成長に感無量。
そうそうちゃんと実がついている苗を選んで植えたんだった。
たわわに実った実を指先でしごきとる。強く鮮烈な香りが辺り一面に広がる。



山椒の実はとった後の始末が大変。
実の付け根についている小さな軸を取らねばならない。
「帰りの車中でやれば終わるだろう。いいヒマつぶしになる。」
と思ったが終わらなかった。
この細かい地道な作業をやってたらついうとうとして挙句ぐっすり寝入ってしまったのだ。
7時間かけて帰宅し、残りは家で処理。
計り知れない手間暇をかけたこのふたつかみ程の山椒は塩漬けと佃煮にするつもり。

長野の暮らし、農作業と食生活にはこういう作業が実に多い。
豆をさやから取り出したり、ふきの皮をむいたり。
「ずくなし」には出来ない仕事。
ずく=根気。長野ならではの方言だろう。
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天災

地面が動いた。
山そのものがぐらりと揺れたようだった。

新潟県中越沖地震のおきた16日午前中。
ちょうど長野県に借りている畑で草刈作業の真っ最中だった。
標高900mを越す山の斜面にある畑。
強い揺れは一瞬だったが、その後地崩れが起こるのではないかと本気で恐怖を抱いた。
近くで草刈をしていた顔見知りの地元のおじさんが軽トラックのラジオを入れてくれ、長野市でも震度5を記録したということを知った。
幸い道中土砂崩れもなく、昨夜中に無事に帰宅することができた。
被災された方には心からお見舞い申し上げます。
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羽化



雨上がりを待ちきれなかったか。
蝉の幼虫が地上に這い出てきた。
今朝、玄関扉前の物入れ箱にひっついていた。
今日中に羽化するよな~いつ頃かな~。と思っていたら
お昼過ぎに荷物を持ってきてくれた宅急便のお兄ちゃんが教えてくれた。
「そこで蝉が羽化してますよ。俺初めて見ました。きれいですね~写真撮りたいな~。」
そう言われて外に出てみる。すでに殻から出きった後。
羽化したてのこの羽の色、瑠璃色に透き通っていてきれい。

毎年蝉の羽化は必ず庭で見かけるが、やっぱり見たことない人もいるのね。
かくいう私もこの家に来て初めて見たのだが。
梅雨が明けると、毎朝轟音にも値する庭の数十匹の蝉の鳴き声でたたき起こされる。
以前地上に出てきた幼虫をつまんで家の中のカーテンにとまらせておいたら
ちょうど夕飯を食べている最中に羽化し始めた。
殻をやぶってゆっくりじわじわ体を出して、少しずつ羽が伸びていくその様は神秘的だった。
でも、たまに殻から出る途中で息絶えているのを見かける。
地中で数年過ごし、いざ殻をやぶって地上の世界で生きるのはわずか数日。
その数日のために、殻をやぶるその時、決死の力を使っているのだ。
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魔女の宅急便

魔女の宅急便

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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テレビで放映するのは一体何度目だろうか。
しかし何度見てもいい。何度見ても泣ける。
雨の中届けたパイを「私このパイ嫌いなのよね」と言われたところ。
おばあさんがKIKIのイラストと名前入りのケーキを作ってくれたところ。
パン屋の旦那さんがパンでKIKIの看板を作ってくれたところ。
ベッドの上にぼふっと倒れこむ場面なんか、思わず自分自身と重ねてしまう。
好きなアニメ映画のひとつ。


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ドライトマト作り



雨にも負けず、畑に行ってトマト収穫。
カットして網に乗せてオーブンの上に置いておくと、熱風で水分が抜けてドライトマトになる。
自家栽培無農薬トマトで作ったドライトマト。これはろみぱんさんへプレゼント。
ろみぱんさんの手により「トマトエピ」に変身~。

といっても私が差し上げたドライトマトの量はわずかなものだけど。
ボールにてんこ盛りのトマトを採っても、ドライにすると一握りほどにしかならないのだ。
ろみぱんさんの「トマトエピ」。これ何気に実は贅沢なパンかも。
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岩手の地酒ミステリー2



夜、スーパーで近海の鰹と由比の桜海老刺身を半額で購入し、
先日届いた「いわての地酒 SAKEミステリー」第二段を5本開けて呑み比べ。
ちょっと酸味のある「あさ開」が好みかも。
それにしてもどれも甘みが強い。と今回初めて思った。
が、それは東北の地酒の特徴ではないか。
お米のうまみ、甘みのあるお酒が東北ならではであり
それが自分の好みの酒ではなかったか。
西日本のお酒を口にしたときに「おいしいけど好みではない」と思ったのは
お米の甘みを感じるかどうかではなかったか。

静岡に移住して早4年。
郷里、仙台を離れて4年も経つのだ。
お酒の好みも静岡の風土になじんで変化してきたのかもしれない。

今日は朝から雨が降ったりやんだり。
夕方、猛烈な豪雨に見舞われたかと思ったら急に青空が広がった。
亜熱帯を思わす気候はこの地域ならではなのか。
今日は1日家に引きこもり、お菓子も焼かず畑にも行かず、
1人きりで延々孤独な事務作業をこなす。
領収書整理、出納帳整理、お客様情報整理。整理。管理。整理。管理。
あ~「売る」というのはどうしてこうやらねばならぬことがたまるのか。
販売せずに人にプレゼントする。
作ることが好きならば、そこで留まるのもまたひとつの選択かもしれない。
でも「自分の作ったものの代金を頂戴する」というその緊張感、責任感、プレッシャーが研磨の役割を果たしているのも事実。

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土鍋炊きジャム





アガタ陶房さんに作ってもらったジャム用土鍋の初炊きは、
うちの畑の苺を使った「杜の畑の苺ジャム」第二段。
冷凍しておいた残りの苺を使った。

焦げ付かないか、煮詰まりすぎないか、はね飛ばないか、
初めての道具を使うときは始終緊張しっぱなし。
コンロの前につきっきりで汗ばみながらも失敗無く無事に作り終えた。

いつも煮詰め加減はジャムを混ぜる木ベラの重みで判断する。
煮詰めすぎると冷めた時に天然ペクチン成分の力で固くなりすぎるので、少しゆるめで火を止める。
ペクチン力の強いレモンや梅は瓶に詰めながら「こんなにサラサラのシロップ状態で大丈夫か?」と自分の判断ながら疑問に思いながら作業をしているが、翌日になるとピシッと固まっていたりするからペクチン力は侮れない。

この土鍋、そろそろいいかなと火からおろした後もぐつぐついい続ける時間は銅鍋の比ではない。
ということは、加熱後も煮詰まり続けているということで、
銅鍋よりもちょっと早めに火からおろした方がいいだろうと思った。
当然瓶に詰めている間も冷めにくい。
なので、瓶詰め充満後の脱気殺菌工程の煮沸時間をもっと短くできるかも。
とすると、果物加熱から殺菌までの総加熱時間が短縮されてより生ジャムに近いフレッシュな味わいのジャムができるかも。
また、ジャムは瓶詰め後日数を経る毎に段々上部から茶っぽくなっていく。
金属ではなく土の鍋を使うことで色の褐変も遅くなる、ということはないだろうか。
さらに言うならば、一般に鍋料理に使う土鍋は使えば使うほどいい味が出るようになるという。
このジャム用土鍋も使えば使うほど色々な果物の味が染み込んで、「土鍋炊きジャムならではの風味」が加わるようになれば理想だ。
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