goo

お気に入りの店・3

ケーキ好きの人なら必ず1冊は持っているであろう、全国のおいしいケーキ屋ガイドブックのような本にちょくちょく掲載されていたので、仙台に住んでいる頃からその店の名は知っていた。
2年前、初めて九州へ車中泊の旅に出た時、あ~熊本にあるあのケーキ屋さんに行きたいな~と思い事前に場所をチェックして、往路で訪れた。
そして復路でもう一度訪れた。
最初に買ったお菓子があまりにもおいしかったので、帰る前に何としてももう一度寄りたいと思ったのだ。
そのケーキ屋さんが、熊本県の「アンジェミチコ」。
こういうお店の近くに住みたい・・・そんな憧れのお店。
(決して自分が「お店をやる側」には立たないのがミソ。)
親指の先ほどの一粒のトリュフと生ケーキ1カットがほぼ同じ値段というお店と言えば分かる方もいるかもしれない。チョコレートとチョコレート系ケーキの絶妙な味わいには一口食べると恍惚となるが、焼き菓子類の魅力も大。見た目といい包装といいざっくりとして決して緻密な感じはしないのだが、口に入れて、噛みしめて、飲み込んで、気づくといつの間にか一袋食べきっていて、そしてその上で、あぁまた食べたい・・・という余韻が残る。バランスが絶妙。記憶に残る味わいとはまさにこれ。
あの時のあの味わい・・・また食べたいな~~~
・・・時間あったらでいいから買ってきて~・・・
・・・と、熊本へ出張のオットへ哀願した。
今、目の前に茶色の紙袋に入った様々なお菓子がある。
これこそが「全部独り占めしたいお菓子」である。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

ほやほやりんごジャム



今期5度目のふじりんごジャム作り。
出来たてほやほやの温かいジャムをスプーンですくってそのままパクリ。

フチが焦げるくらいよく焼いたクレープにハーゲンダッツのバニラアイスをのっけて、
アイスの上にりんごジャムをちょっとあっためてこんもり乗せて食べたらおいしそ~・・・
家にこもり一人きりでそんな甘い夢想を繰り広げる、それが私の日常。

「毎日お菓子やジャム作ってて、よく太らないね~」とたまに言われる。
何を隠そう、10年前最高ピーク時は私、体重65kgもあったのである。
そう言うと「えっ!?」と驚かれる。
ケーキ屋でバイトしてた頃は毎日余りモノなどのお菓子を食べまくっていたので当然の如く肥えた。
今は食事量も減ったし、そんなに猛烈には太らない。
でも最近、微妙に夕方5時頃にお腹がすく。
「勉強勉強」と言ってはよそのお菓子屋でホールケーキを買ってくる。
どうもお腹が出てきたような気がするこの頃・・・メタボの兆し?
運動しなくちゃ~。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )

「菓子製造業」営業許可の取り方

最近、見知らぬ方から「自宅で作ったお菓子やジャムを売りたいのだけど・・・」
「自宅で営業許可を取るにはどうすればいい?」というメールを頂くことが増えてきました。

基本的には、自宅で作ったものを販売する場合(注文製造でも直売でも委託でも卸でも)
以下のことをすれば出来ます。
(販売せずに無料でプレゼントするなら営業とはみなされず、許可は不要。)

・施設基準を満たした専用の工房(自宅台所とは別の)を設けて保健所の営業許可を取得する
・食品衛生責任者の資格を取得する(1日講習を受けるだけ)
・1年に2回検便する
・1年に1回食品衛生講習会を受講する
・計り売りや店頭販売じゃない場合(一般的なパン屋さんなど)、
 基準に従った原材料、賞味期限等の表示ラベルを添付する

ただし、静岡県ではお菓子は許可がないと販売不可だけど、ジャムは許可なくてもいいとのことで、保健所に製造販売開始の申請をすることと年2回検便すればいいそうです。しかしこれは静岡の保健所で聞いた話で、どうやら地域により違いがあるそう。東京のある地域は、仕入れたお弁当を販売するのも許可が必要だし、岐阜県の高山市の朝市では、露店の漬物などは皆真空パックになって売っています。
全国各地の朝市や産直でも主婦の手づくりの漬物やクッキー、ジャムなどが売ってますが、保健所の説明によると「ジャムはいいけどクッキーは駄目」とのこと。
(最近は食品偽装問題などで食品衛生法が厳しくなっていくので、そのうちジャムも許可が必要になるかも。)
正直、どうもその許容範囲が地域によって微妙です。
まずは住んでる地域の保健所に行って聞いてみることが重要。

私は、2005年の夏に自宅台所を改装して保健所の菓子製造業営業許可を取りましたが、
その過程を当時「菓子工房設置への道のり」と題してこのブログに記録しておきました。
←左メニューのカテゴリ「菓子工房設置への道のり」にその記事を整理しておきましたので、
ご興味のある方はご参考までに見てみて下さい。→こちらから。

日付順なので新しい方から表示されます。前のページへ遡って古い方からご覧下さい。

★杜屋の工房は自宅内にありますので、工房の見学はご容赦下さい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

ご法事用



誰かに何かをプレゼントするときは
やっぱり自分が好きで気にいっている物を贈りたい。
そして相手が喜んでくれると自分もうれしくなる、

そんな贈り物、ギフトセットのご注文は、作り手側にとっては
非常に光栄であると同時にプレッシャーも大きい。
しかしだからこそやり甲斐もある。
2月はバレンタインもあって、贈り物のご注文の多い時期。
とりわけ今月はウェディングギフトとご法事用のギフトのご注文を頂いた。
「ギフト作りはご依頼主様の気持ちの代弁」それを念頭におきながら作業する。

今週のご法事用のギフトは、もちろん亡くなられた方のご遺族様からのご依頼である。
亡きお身内のために集まって下さった方々に感謝の気持ちを伝えたい、
そんなご遺族のお気持ちを想像しながら作業をしていたら、
お会いしたこともお話したこともない見ず知らずの、亡くなられたご本人の方が
後ろで私の作業を見守っておられるような気がしてきた。

そうそう、フルーツケーキはキチンと真ん中で膨らむように、しっかり混ぜてね~、
袋に入れるときは見栄えがいいように、ピシッとしてね~、
包装紙のエッジと熨斗紙のエッジもピシッとね~、
リボンをほどいて袋から出してケーキを切って、ひとくち食べたその人の胸に
私の生前の思い出がふっとわいてくればいいな~、
・・・とか何とか、まるで自分が死んで天の上から自分の弟子を見守っているような気分になった。

当然霊感ゼロの私の単なる想像に過ぎないことだ。
でも、生きてる人は死んだ人の姿は見えないけれど、
死んだ人は生きてる人を見ることが、もしかして出来たりして・・・
そんなことを思いながら、ご法事用のギフト作りにあけくれた今週。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

ウェディングギフト用

先週ウェディングギフト用にとご注文頂いたフルーツケーキ。
通常貼る原材料や賞味期限を記載した品質表示ラベルとは別に、
新郎新婦お二人のお名前と日付を入れたオリジナルラベルを
パソコンで作ってプリントし、ケーキ全面に貼りつける。



普段はナチュラルな風合いのペーパーラフィアのリボンを使っているが、
今回は華やかなサテンのリボンに。
ピンクにほんの少し青みが入って落ち着いた感じの
「リラ」という花の名前のついたリボンを使用。



ちなみに「リラの花咲く頃」とは「最もすばらしい季節のこと」だそう。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

引き菓子用フルーツケーキ

先週のウェディングギフト用フルーツケーキのご注文に続き、
今週はご法事ギフト用のフルーツケーキの大口ご注文。
とにかくひたすらフルーツケーキを焼き続けたこの数日。

フルーツケーキのレシピは、至極単純。
バター・きび砂糖・卵・粉・ドライフルーツの洋酒漬けを順番に混ぜて焼くだけ。
シンプルな配合、シンプルなレシピだからこそ作り手による多様さが生まれる。



卵はメレンゲを後から加えるやり方ではなく、全卵ですり混ぜる。
ベーキングパウダーを加えずともおもしろいほど膨れ上がる。



ポイントは焼き上がり後の側面のエッジ。
側面がまっすぐ垂直にきれいに持ち上がっていると、大抵は断面もきれい。
側面が内側にへこんでいる場合、いくら中心がきれいに膨らんだとしても
切ってみると断面に大きな気泡があったり、焼きムラがあったりと
何らかの難点があることが多い。
卵や洋酒などの水分が多い場合もそうなることがある。
かといってあまり水分を減らすと、今度は口溶けが悪くなる。

シンプルながら奥深く味わいも深い焼き菓子だ。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

ギフト用

箱折り大会。(自分ひとりで)
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

フルーツパウンドケーキ



バレンタインが終わり、お次はウェディングギフト。
日中の発送分が終わった夜に、パウンド型のフルーツケーキを繰り返し繰り返し焼く。
ここ数日朝晩寒くてバターがなかなか柔らかくならない。
小さな電気ストーブの上にボールをかざしながらバターを木ベラでこねる。
逆に夏は室温だと柔らかくなりすぎるので、ボールを氷水にあてながら砂糖とすり混ぜる。

自家製干しりんごにレーズン、カレンズ、プルーン、杏やいちじくなどのドライフルーツのブランデー漬けを焼きこんだパウンドケーキ。
この機会にまた漬け込みフルーツをたっぷり仕込んだ。
今回使って残ったフルーツが無くなるまでどれくらいかかるだろうか・・・半年で無くなれば早い方かな。
などと思っていたら来週にまたフルーツケーキ入りギフトセットの大口ご注文が入った。
1月末から何故かフルーツケーキのご注文が相次ぐ。
寒い季節はどっしりしたバターケーキが恋しくなるのかもしれない。
寒風吹きすさぶ窓外の景色を眺めながら、温かいミルクティーやカフェオレにバターケーキでほっと一息つきたくなる、そんな季節だ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

お知らせです。

たくさんのご注文頂きまして本当にありがとうございます。

おかげさまで、22日(金)までの菓子類のご注文は一杯になりました。

勝手ながら、2月23日(土)~25日(月)の間杜屋の営業を休業させて頂きます。
その間頂いたメールのお返事は26日(火)以降になります。

在庫のあるジャム・マーマレードのみでしたら即日発送できます。
ホールケーキ等の到着日指定は27日以降でお受け致します。

恐縮ながら、どうぞご了承下さいますようお願い申し上げます。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

近所の海



まるで砂漠の中のオアシスのよう。
うちから徒歩数分の遠州灘。ちょっと現実逃避。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
« 前ページ