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近況報告です

一年に何度か、逃げ出したくなるほど忙しい時期がある。
大体は12月初旬、お歳暮シーズンから3月のホワイトデーにかけての
焼き菓子作りのピークと柑橘加工、マーマレード作りが重なるとき。
例年、暑さの残る9月はわりとヒマなのだが今年は別。忙しい~~~
5日の菓音が終わってから、山のようなお菓子作りと同時進行で
80kg近くの果物をジャムにした。頑張った私。さすがに先週ヘタレ気味。
やりたいことはいろいろあるけどやるべきことをやるのに精一杯。
菓音に後半来て下さってお菓子を買えなかった、というお客様のために
菓音で販売したお菓子をお持ち帰り限定で「季節のお楽しみセット」をやるとか。
カットケーキや定番外のお菓子の予約セット販売。
でも、タルトだけ欲しいとか少量でいいとか家族が多いからたくさん欲しいとか、
そのためにセットのパターンを増やしてお一人様それぞれ3セットまで、
そうするとなると準備が大変。セットのパターンを増やすと受注時点でミスが増える。
だったら量を減らして日にちを1日ではなく何日かに分けるとか。
セットパターンは1セットだけにして数も減らすとか。
そうするとたくさん欲しいという方の希望には叶わない。
遠方なので取りに行けないから発送を、と言われても日持ちのしない
壊れやすいカットケーキの発送はリスクが大きい。
う~~ん、やはりお客様全員に100%の満足をしてもらうのは不可能。
それを何とかしようとするから無理が出るのだろうか。
それを何とかしようとする心意気がサービスというものなのだろうか。

とか何とか頭の中でぐるぐる考え始めたら例によって行き詰まった。
考えれば考えるほど袋小路にはまるのが悪い癖。
まずは、手を動かしてやるべきことをひとつずつやっていくしかない。

菓音が終わった後、遠方にお住まいのお得意様が待ちかねたように一気にご注文を下さった。
多くの方々がご注文メールや振込用紙に「菓音無事終わって良かったですね」とか「杜屋5周年おめでとうございます」とか「ブログで菓音準備状況ずっと見てました」とか心あたたまるお言葉を下さった。
振込用紙にびっしりメッセージをしたためて下さったお客様の
「丁寧な作業をひとつひとつ積み重ねると、見ばえのするぱっと出たものはかなわないと信じています」
というお言葉に感動。じーーん。ありがとうございます。

先日ホールケーキのご注文を下さったお客様に「実は今ご注文が立てこんでいるので、
少しお待たせしますけど・・・」と。OK頂いたので翌週に作ろうと思っていたら
翌日にまたメールを頂いた。実はそのお菓子は病気のお友達とシェアしたくて、
その友達が余命あとわずかだから出来ればなるべく早目に欲しい、とのこと。
他の作業を後回しにして急いで作ってお届けした。とりあえず間に合って良かった。
もし間に合わなかったら私自身が後悔することになる。
「この世と別れる前においしい物を食べたい」その中に私のお菓子が入ったとは何て光栄なこと。
今月のお菓子のご注文はギフトのご依頼が多い。
ウェディングプチギフトご出産内祝いギフトとも複数件。
「大切な人へ、大事な場面での贈り物」作り手として誇りを感じる。
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ぎうぎう・・・

現在、お菓子のご注文が立て続いていてちょっとぎうぎうです~
ご予約スケジュール状況は杜屋HPの↓「営業カレンダー」をご参照下さい。
http://moriya.chagasi.com/calendar.html

ウェディングプチギフトや内祝いギフトセットなど、
まとまった量のご注文はこれ以上のお日にちを頂くこともありますが
ホールケーキ1台など少量でしたら、オレンジ色の「ご予約満了」の日でも
状況次第でご用意することも可能です。

在庫のあるジャムのご注文は、なるべく早目に発送致しますが
無花果ジャムにつきましては、今現在「作る→売る→作る→売る」を繰り返しているため
「即日発送」は無理な場合もあります。

杜屋定番外の川中島白桃ジャム、ブルーベリージャムは早くも残りわずかですので
ご希望の方はお早目にどうぞ。
ちなみに、今回の長野県産「川中島白桃ジャム」は、
先日の菓音で完売した岡山県産の「白桃ジャム」とは、色も味わいも異なります。
川中島白桃の方が色が濃く、桃自身の酸味があります。
今の季節のおすすめは「黄金桃ジャム」。どうぞお試しを。
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「暮らしの菓音」レポ8・演奏

 

とり立てて音楽に造詣が深いということは全くない私。
せいぜい小学生の頃に吹奏楽団でクラリネットをやっていた程度で楽譜を読めないことは無いが、大人になってから今の今まで、日々の暮らしの中で音楽と関わることは少ない。手持ちのCDも多くない。日がな一日かけっぱなしにしているラジオ(うちは何故かNHKAMしか入らないのでそればっかり。午後の演歌の時間になるとラジオを止めて適当なCDをかける。しかし始終無音でも全く問題ない)で好きな曲が流れてきた時には手をとめて耳を傾ける。
ごくごくたま~に気になるコンサート情報を目にした時に都合が合えば足を運ぶ程度。
今まで行ったことのあるコンサートといえば、矢野顕子、山下洋輔、キースジャレット、綾戸知恵。ジャズピアノはわりと好き。「わりと」何て言葉を使うとマニアに怒られそうだが。
あとはしいて言えば和太鼓。鬼太鼓座から始まって鼓童は複数回、林英哲、林英哲の和太鼓と山下洋輔のピアノのセッション、林英哲と三味線の木下伸一の野外ライブも良かった。最近では志多良の勢いに圧倒。一度行ってみたいのは大分のTAOのコンサートと岩手県大船渡市で開催される全国和太鼓フェスティバル。リズム感ゼロなのに太鼓が好きなのは体に直に伝わる振動の魅力だろうか。
10代の頃はたまに友人や職場の仲間とカラオケに行ったりしたが20代半ば以降はゼロ。
ちなみに私のカラオケ曲オハコといえば、サザンの涙のキス、真夏の果実、奥田民生のイージューライダー、息子、スピッツのロビンソン、ウルフルズのガッツだぜ、バンザイなど。しかしこうして書いてみると男の人の歌ばっかりだ。だって歌いやすいんだもん。声低いし。
でも昔の私の隠れワザは「男と女のラブゲーム」を一人で歌うことであった。女の歌詞のところは一オクターブ上げて歌う。呑み過ぎたのは~あなたのせいよ~~♪飲み屋で歌うと盛り上がったが、デュエット曲を一人で歌うというのも考えてみればせつない。ま、若気の至りというやつですね。



そんな音楽シロートの私が、「イベントの演奏の依頼」なんて一体何からどう手をつければいいのか、全く分からなかった。知り合いや身内など親しい間柄に音楽関係の仕事をしている人がいればそこから紹介ということもあるかもしれない。しかし音楽を生業としてる知人なんていない。
どうする~~?せっかくドルチェ倉庫借りて販売会するならやっぱり演奏してくれる人が欲しいよね~。っていうか、生演奏がなければドルチェ倉庫を借りる意味がない。それ以前に、ドルチェ倉庫での生演奏の響きを肌で感じて欲しい。CDやパソコンで聴く再生音楽が太刀打ちできないものが生演奏にはある!これについては賛否両論あると思うけどここでは割愛。
そんなときオットが思いついたのが、今回の菓音で演奏して下さった磐田市在住のAご夫妻様。奥様がピアノ、旦那様がチェロを演奏される。実はAご夫妻様は時々ドルチェ倉庫を借りて練習をされていた。その時たまたまオットがドルチェ倉庫裏に借りてる畑の手入れをしており、気づかぬ間にドルチェ倉庫から聴こえてくる音の調べに何気なく耳を奪われ、手をとめてそのまま聴き入ったという。ドルチェ倉庫の外で立ち聞き。盗み聞きもいいとこ。その直後オットはすぐに自宅に戻ってきて「ドルチェ倉庫ですごくいい感じのピアノ弾いてる人がいるからちょっと来て」と言って私の腕をひっぱっていった。が、残念ながら私が駆け付けた時はすでに終わっていた。




今回の「暮らしの菓音」は、軽いBGMでもない、かっちりとしたコンサートでもない、ちょうどその中間くらいの感じに考えていた。演奏最中に買い物するのもOK、出入りするのもOK。買い物だけして帰ってもOK。いわば演奏だけを聴くお客様だけではないシチュエーションで演奏をするということ。サロンコンサートがもう少しくだけた感じというか。多分こういうのってプロの演奏家でも嫌な人は嫌だと思う。どうせ演奏するのならきちんと耳を傾けて欲しいというのが当然だろう。しかし、このA様ご夫婦はその点とても柔軟性があった。初めての試みなのだが快くお引き受け下さったのはさまざまなシチュエーションでの演奏経験をお持ちだからこそのことだろう。写真もOK、多少ざわついてもOK、小さい子供もOK。度量の広さという他ない。
実際現実は、特に2時半からの第二部の演奏は、ほとんどのお客様が着席していて完璧にコンサートモードになった。小さい子供もちょこんと椅子に座って静かに演奏を聴いてくれていたのはいい風景だった。

 

 

演奏する曲目、曲順は全て演奏者さんにお任せしていたら事前に演奏プログラムを下さった。あらためて見てみると「季節」を意識して下さっているのがよく分かる。12月だったらクリスマスらしい曲を。春先だったら軽やかな曲を。プログラムを組む深さを垣間見たような感じ。
掛川の雑貨屋コレムさんにお願いして、看板に使っている黒板をお借りすることにしていた。最初は入り口門柱のところに置いて「暮らしの菓音」メイン看板にしようかと思っていたが、台風が来たら黒板がふっとんでしまう恐れがあるので、その案は却下して館内で演奏情報板として使わせて頂くことにした。
コレムさんは、手書きのポップ文字や紙面編集が非常にお得意な方。「演奏者さんのお名前と曲目をあらかじめ書いてきて欲しいです」とお願いしたら、「曲目を全部書くと、字が小さくなりすぎてチョークでは書きにくいかも」ということで「紙に書いたの貼り付けてもらってもいいので~~」と懇願。そこまで言うなら自分で書けってつっこまれてもおかしくないが、さすがコレムさん!当日ご持参下さった黒板は完璧な仕上がり。文字の大きさや配置、チョークの色の使い分け。紙の色と文字の色のバランス。こういうのこそ「自分でやれ」と言われても絶対簡単には出来ない作業。

実際明確に決めていたのは「第一部の演奏は1時から」ということだけで、第二部は一応2時半からで、でも状況次第で多少変わるかも。曲目はおまかせで、順番変更して頂いても、曲目変更して頂いても全然OKです。と、演奏者さんにお伝えしていた。
第一部のトップバッター、少年時代が聴こえてきた時は会計作業しながらひそかに感激していた。「私の思い通りにコトが進んでる~」・・・じーーん。
一部を終えた演奏者さんの汗が光る。これほど暑いと演奏するのもスポーツ並の肉体労働だろう。第二部も予定通り2時半スタート。お客様にお子さんが多いのを見ていくつか子供向けの曲に変更して下さった。そして最後、ピアノの「火祭りの踊り」ものすごい迫力だった。すごい方に今回の演奏をお願いしたもんだ・・・と感慨深いものがあった。



2部で終わりの予定だったが、その後実は、無理を承知で4時の終了間際にも1,2曲でいいからとリクエスト演奏をお願いした。2部の演奏が終わってからいらしたお客様もいるし、外の駐車場係担当してくれたスタッフの方々にも少しでいいから楽しんで欲しい。そんな思いを叶えて下さった演奏者さんには本当に感謝です。
この時、最後にリストのラ・カンパネラを弾いて下さった。最初のフレーズを聴いたら「あぁこの曲か」と分かった。曲名では分からないが聴くと分かる、クラシックにはそんな曲が多い。
これは実は、プログラムの最後にあった曲。2部で最後のラ・カンパネラを火祭りに代えて下さったのだ。そうしたら、お客様の中に「ラ・カンパネラが好きなのに聴けなくて残念」とおっしゃっていた方がいらして、急きょ最後の最後にリクエストに応えて下さったのだ。
先日知ったことだがラ・カンパネラをリクエストされたお客様は知人の知人だった。「最後に聴くことが出来て大喜びでした」と後日メール頂いた。
 

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「暮らしの菓音」レポ7・お菓子&ジャム




昨日、ご近所の方にご注文頂いたお菓子とジャムをお届けしてきた。
菓音にも足をお運び下さったお客様。




でも実はお話をうかがうところによると「1時頃に行ったらものすごく混んでて、迷惑かと思っていったんうちに帰って出直して3時過ぎに行ったらもうお菓子が全然なくてがっかり」とのこと。




私自身がお得意様であるお客様に「前半は混むと思うので、なるべく後半に来て下さいね~」とお伝えしていた手前、非常に申し訳ないことをしてしまった、と猛省した。
一般的なイベントなら、前半にお菓子が売り切れてしまってもそれが当然ゴメンナサイですむ(済まないこともあるが)。しかし今回は私自らが、なるべく後半に来て下さい~~とお願いしていた手前、重責。




しかし、しかし。今回作ったお菓子の量は私の限度いっぱいであった。
正直、一回で史上最大量用意した去年のコトコト市出店の時を越える量作ったのだ。
「やっちゃったね~お菓子足りないよ」とお手伝い頂いた方にも言われてしまったけれど
私の製造能力上これ以上の量を作ることは出来ない。




「お菓子は全部売り切れてしまったけれど、まだジャムはたくさんあるし、あとジャムの試食とチャリティコーヒーもまだまだありますので、お時間よろしければおくつろぎ下さい~」と、第二部の演奏終了後にご挨拶したけれど「だったらジャム試食とコーヒーをもっと分かりやすい場所に置いとけば良かったのでは」と、手伝ってくれた知人に後日ダメ出しされてしまった。ジャムがあるから、商品ゼロではないからいいという訳では全くなく、やはり一般的にはジャムよりお菓子を欲するお客様の方が多勢なのだ。



「せっかく菓音に行ったのにお菓子がなくて残念~」「がっかり~」というご感想を手痛く耳にしていたが、昨日お菓子をお届けしたお客様に「杜屋さん知ってる人は、菓音で買えなくても注文すれば作ってくれるって分かってるから、そんなに申し訳ながらなくてもいいと思うよ」と言われてちょっとだけ救われた思いがした。
しかし、「お客様に気を使ってもらってるのではまだまだ商売人としては半人前だね」と、手伝って下さった方から甘くないご意見も頂いた。そうです確かにその通り。ちなみにその方は天下の商売人の町、大阪ご出身。
「商売」「商う」ということは何だろう。
真っ当な材料を使っていいものを作ろう!そういうモノヅクリ職人仕事とはまた異なる商い仕事。
作り手が直にお客様に手渡すことが出来るようになった現代。それに関してもネットの普及が大きい。
手渡すということ。売るということ。品物と引き換えに代金を頂くということ。
数日前に、ラジオのゲストで東北新幹線つばさの車内販売のカリスマ販売員さんがゲストに来ていた。
商品を売ろうとするのではなく、お客様と関わりをもつきっかけみたいなものという。
手渡したモノに満足してもらった上で代金を支払ってもらわないと意味がない。
満足とは、何だろう。心を満たすモノとモノゴト。

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「暮らしの菓音」レポ6・はまぼう




  • 「はまぼう」はドルチェ倉庫のすぐ近くにある知的障害を持つ方の福祉施設。
    菓音を無事終えて3日後の水曜日、いつものようにはまぼうへボランティアへ行きがてら
    当日のはまぼうブースの写真をプリントアウトしたのを持参した。




    正直、全然売れなかったら申し訳ないな~と思っていたのだが、予想以上に売り上げが良かったという話を聞いてほっとした。通常のバザーなどでの販売だと、安いもの目当てで素通りされる方も少なくないのだけど、菓音のお客様はちゃんと商品を見てくれる方がほとんどだったとのこと。そんな話を聞いてこちらもうれしくなった。



    正直今回初めての企画のイベントだし、どんな感じになるかやってみないと分からないところもあるので、はまぼうに参加をお願いするのを最初は逡巡していた。
    まず第一回目をやってみて、うまく行けそうな感じだったら第二回目以降に参加してもらえばいいかも・・・
    と思ったけれど、とにかくまずやってみようと思った。
    はまぼうの自主製品は役場や福祉専門学校、ボランティアセンターなどで販売されている。
    そういった福祉に関わる公共の場で販売するのとは全く違った場所、違ったお客様相手に販売してみるというのもいい機会になるのでは?





    しかし、個人的なボランティア意識で参加してもらうなら話は早いが、はまぼうという組織での参加となると、まず所長さんにお話しなければならない。いつどこで何をどのようにやりたいか。プレゼン?
    また、はまぼうは日曜日休日なので、担当して下さる職員さんは休日出勤することになる。
    はまぼう担当職員さんの人件費を杜屋で負担することは出来ない。







    ご了承下さったはまぼう所長さんが、担当にふってくれたのが今年入ったばかりの新人職員Tさんとその先輩株のSさん。
    お二人とも20代前半の最若手。イケメン君だしおしゃれさんだし、普通にイマドキの若い人なのだけど、このお二人が実に思わず仰ぎ見てしまうほどしっかりしている。「製品の数が少ないならば、販売を主じゃなくて展示というか、ギャラリーコーナーみたいな感じで活用してもらってもいいですし~」などとこちらのかなりあいまいな説明も笑顔絶やさずキチンと話を聞いて受け答えしてくれる。大体、キツイし給料安いし拘束時間も長いし、今の世で福祉の仕事を志す、それだけでも偉い。なんて言うと年下を見下しているようだけど、尊敬してます。
    当日車椅子で駆け付けてくれたはまぼう利用者さんのM君もありがとう!

    今回の「暮らしの菓音」は「杜屋販売会」それに「はまぼう自主製品展示販売」「ピアノ&チェロ演奏」を一緒にしたイベントだ。杜屋販売会だけでも大仕事なのに、その他のこと全部私が引き受けるにはあまりにも大変すぎる!と思って私と夫で担当を分けた。「物販」と「演奏」は私の担当。「カフェ」と「駐車場」は夫の担当に。
    物販は当初杜屋とはまぼうだけの予定だったが、間際にアンジュールさんとコレムさんの雑貨販売も追加した。演奏者さんやスタッフとしてお手伝い頂く方、そしてアンジュールさんコレムさんとはメールでご連絡することも度々だったが、はまぼうに関しては最初からはまぼうで打ち合わせを重ねた。
    毎週一回はまぼうにボランティアへ行くついでに、連絡事項を書類にして細々としたことをご相談した。
    「ボランティアのついでに」ということが大きかった。菓音打ち合わせのためだけに足を運ぶとなると歩いてすぐの距離だといっても結構面倒くさいものだ。「ついで」が肝要。しかも週1なので、少しずつ練って話を進めることが出来た。
    ここでも感じた「少しずつ」を積み重ねて出来あがる大きさ。「ついでに少しずつ」だからこそ、初めての企画なのにこちらの思いもきちんと汲み取って形にして頂くことが出来たのかもしれない。並べ下げたさをり織りも彩りよく映えていた。あれがあの値段じゃ安すぎる~。
    それと、はまぼうの所有地を臨時駐車場としてお借り出来たのは気分的にも大きかった。
    先日、担当職員のSさんが写真の返事に手紙をくれた。じーーん...
    いろいろとお世話になりありがとうございました。
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「暮らしの菓音」レポ5・ご協力

9月とは思えないような猛暑の一日。台風が来なかったのが幸い。
ドルチェ倉庫入り口門柱を彩る鮮やかなオレンジ色の花がきれい。

外壁にはA5用紙にプリントしたチラシを前日に増量してずらっと貼らせて頂きました。
風にさざめく小さな白い旗のような、ちょっとした目印代わりに。

前日午後に物販テーブルと客席椅子を並べて事前の準備。
下見、準備段階で多大なお世話をおかけした倉庫オーナーさんには照明の調整までやって頂きました。

精巧なドルチェ倉庫のミニチュア作品、ご覧になりましたか?
今は無き織物工場と寄宿舎も、小さな姿でそのまま残っています。

私には、何が何でもそれだけは絶対に出来ない仕事。それは車の誘導。
「オーライ、オーライ、オーライ…」「…ドカーン」というのが関の山。
容赦ない炎天下で駐車場係を請け負って下さった方々、
さぞ大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。
雨と猛暑とどっちがマシだったろうか。

 

無事に終わった今だから言える話。
何が一番心配だったかと言うと、駐車場でのトラブルが一番の不安の種だった。
狭い入り口の出入りで車同士ぶつかったりしないか、
小さい子供が車にまきこまれたりしないか、
交差点近くで交通渋滞を起こしたりしないか。
そんなことが一切起こらず無事に過ごせたのは、全て駐車場係担当して下さった方々のおかげ。
車の誘導が実に巧みで、臨時駐車場3カ所のうち2カ所は使わず、
ドルチェ倉庫とJAの駐車場だけで上手くまわせたとのこと。
当日急きょ駐車場係を手伝って下さったお仲間のF様にも感謝です。

混雑した時に実は一番大変なのが、中と外の中間の場所。
入り口受付のお役を引き受けて下さったⅠ様、そしてドルチェ倉庫オーナーさん奥様には
私の見えないところでも大変お世話になりました。
「スタッフの方がとても親切だった」というお客様からのご感想も複数。
この方々だからこそのこと。他の方にはここまで懇切丁寧に受付ご案内は出来ない。

T様ご夫婦、旦那様には駐車場係を、奥様には杜屋物販補助をお手伝い頂きありがとうございました。
奥様から前日に「暑がりなので扇風機持ち込みしていいですか」とメール頂いたけど
ゴメンナサイ!照明とクーラーと湯沸かしポットでブレーカー落ちる寸前だったので
マイ扇風機持参はあきらめて頂いた。館内も暑かったですね~~。
それにしても「混雑したら私が外に出てお客様にご説明する事態になるかもしれないから、その時は代わりに会計してもらうかも」と私に言われた時は、さぞ困ったことでしょう。急いで商品名と価格をメモしておられた。商品価格一覧表をあらかじめ作っておけば良かったですね~ゴメンナサイ。
それともひとつ「一気に全部最初に売れちゃうと後からいらしたお客様の分が無くなっちゃうから、ストック分のお菓子はじわじわと補充して」って、それも実際難しいですよね~。
コトコト市にもヨンサタコレムにもお客様としていらして下さったことのあるT様、「あんな感じで、お客ではなく売り場の位置に立つと思って下さい~~」と適当に杜屋物販補助役をお願いしてしまったけど、当日突然無理難題を押しつけてしまってほんとゴメンナサイ。

開場直前にお越し頂いた知人ご夫婦。
「何か手伝うよ~~」のお言葉に「いやお客様としてゆっくり座ってて下さい~」
と言っておきながら、開場直後のどっとした混雑時、
すぐさま奥様が杜屋会計袋詰め作業を、旦那様がお客様の誘導を率先してこなして下さった。
このご夫婦の機転、サポートにどれだけ救われたことか。計り知れない。
大混雑してもパニック事態に陥ることが無かったのは、その場で急きょご自分の判断で動いて力を貸して下さったこちらのご夫婦のおかげだと思います。

あ~~しまった!写真が無くてゴメンナサイ!
壁際のチャリティカフェコーナーにちっちゃく写っているO様と高校生S君。
当初は「冷たい麦茶だけ置いておくつもり」と言いながら、何だかんだで結局本格コーヒーになり、休日にコーヒー屋さんに連れまわしたりして色々ご足労おかけしました。演奏合間にS君が豆を挽く音が聴こえてきたのも一興でした。S君、見ず知らずのたくさんの人の中でお疲れ様でした。

 

掛川の雑貨店アンジュールさん、一ヶ月前に相談にのって頂いただけにとどまらず、前日の搬入準備から当日のディスプレイ、そして棚やお皿、お菓子の取りかごやジャム試食用のカトラリーに至るまで、時間的、実質的、そして精神的にも多大なご支援を頂き本当にありがとうございました。アンジュールさんがいなかったらあんなに見た目美しくおさまり良く効率的にはならなかったです。

8月もなかばを過ぎてから「コースターやエプロンなどお菓子にまつわる雑貨の販売しませんか」と、思いつきでいきなりお声掛けしたのにも関わらず、快くお引き受け下さった掛川の雑貨店コレムさん、アンジュールさん同様貴重な休日に駆けつけて下さりありがとうございました。「コレムさんの黒板貸して下さい」「ついでに演奏プログラムも書いてきて下さい」「ネームプレートも自分で用意して下さい」などと目下とは思えないような(汗)厚かましいお願いをしてしまいました。それにしてもコレムさんの手書きポップの魅力は素晴らしい!かわいい!きれい!見やすい!これも才能ですね。

今回、福祉施設のはまぼうが参加して下さることに合わせて、入り口スロープのご購入、トイレも車椅子対応に改装して下さったドルチェ倉庫オーナーさんにあらためて感謝致します。

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近況報告です



菓音の前は絶え間なくブログ更新していたのにこのところ滞り気味。
「準備で忙しいのに、よくブログ更新まで出来るね~一体いつ寝てるの?」と
アンジュールさんにも言われたりしたけど、その時は今よりちゃんと寝てた。
その日にやることを決めて、自分の限度めいっぱいにお菓子作りをしていたけれど
焦ることもあまりなく安らかな日々だった。
ところが菓音終わった後の先週今週は全く逆。
お待ち頂いていたご注文のケーキ作り。長野畑に行った後は加工すべき果物の山。
やってもやっても終わらない~~というか、
やれば一応ちゃんと進んでいるはずなのだがその気がしない。
終始やるべきことに追われている感じ。
そう、菓音の前は「追われている」のではなく「こちらから追っている」感じがした。
攻める気持ち。それが余裕を生む。

と言いつつ現在、ルバーブと無花果と黄金桃と白桃とプルーンの加工とご注文のケーキ、
ウェディングプチギフト、内祝いギフト作りに追われてます。
ジャム在庫のお問い合わせをいくつか頂いていますのでとりあえずご報告です。

・「黄金桃ジャム」出来ました。販売中です。
・「無花果ジャム」は先日の菓音で完売し、その後も作るそばから売れているので
 ご希望の方はご予約お受け致します。
・「ブルーベリージャム」若干在庫あります。ご希望の方はお申し付け下さい。
・菓音で完売した「ルバーブ+夏みかんミックスジャム」ご好評だったので
 もう一度作ろうかと思案中です。手が空いたら・・・今月中に出来るかどうか?
・同じく菓音で完売した「白桃ジャム」、長野県産の白桃が少し入手できたので、
 これから作ります。来週位には販売できると思います。
・黒ぶどうジャム、紅玉りんごジャムは10月なかば以降の予定です。

いずれも数に限りがありますので、目下のところは一回のご注文で3個まで(1種類につき)の販売とさせて頂きます。

お客様からのお問い合わせ↓

「グースベリージャムありますか?」
  ごめんなさい、ありません。
  以前作ったグースベリーの木を切って挿し木で増やしているので、
  実を収穫できるようになるまであと数年はかかると思います。
「バターナッツパンプキンジャムと栗ジャムって今年作りますか?」
  時間の余裕があれば作りたいところですが、正直忙しくて微妙です。
  バターナッツパンプキンはとっといた種を畑に蒔いてみたのですが
  うまく育ちませんでした~また機会があれば。
「キウイジャムっていつ出来ますか?」
  キウイの収穫期は11月なので、その時に作れれば11月中に出来るのですが
  11月12月はお菓子作りで手一杯なので、例年は年明け後1月以降に
  貯蔵品のキウイでジャムを作っています。
「ふじりんごジャムっていつ出来ますか?」
  11月後半からふじりんごは出回り始めますが、早くて12月中、
  例年は冬休み中に作りためて年明け以降に販売することが多いです。
  紅玉りんごジャムは10月中に作ります。
 

今年も残り3ヶ月ちょっと。ふ~~~。
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山盛りルバーブ



今回も長野畑でルバーブをてんこ盛り収穫してきました。
やってもやっても終らない下処理~~終わりの兆しが見えないのがツライ。



洗ってザク切りに。砂糖をまぶす前はセロリのようにシャキシャキ。
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長野にて

一月半ぶりに長野畑に来てます。
菓音終わって一週間。早いな~。とりあえず写真写真。
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