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暮らしの菓音レポvol.10 打ち上げ

ふり返ってみればハプニングもいつものことだけど。
今回は、毎回カノンのイベントの時にスタッフ役をお願いして心身共に強力サポート頂いている
頼りの綱である方がお二人とも11月3日都合が悪く不参加で、
まぁ今回は少数精鋭で頑張ろう~と思ってたら
駐車場係、車の誘導係をお願いしていたオットの友人も直前に風邪でダウン!
あーもー天誅か!?
あたふたしながら役割変更。
当初オットに受付・チケット販売役をしてもらう予定だったのを駐車場係にまわってもらい
トミーさんチームのスタッフとして同行された五島カナさんに受付・チケット販売役をお願いした。
五島さんは今回のライブでステージには立たなかったがれっきとしたプロのジャズボーカリスト。
不慮の事態とはいえ厚かましいお願いを突然のフリにも関わらず快くお引き受け下さった。
終了後、受付に置いてたお客様ご予約リストのすみっこに書かれていた五島さんのメッセージにじんときた。
本当にありがとうございました。

「とまぁそんなわけで、今回手伝って下さるスタッフ少ないので、
 申し訳ありませんがライブ終了後の打ち上げは近所の居酒屋さんなどで簡単にって感じで~」
と、あらかじめトミーさんにはお伝えしていたのだけど、
何だかんだ言いながらまたしてもドルチェ倉庫オーナーさんご夫婦の気風の良さに甘んじてしまった。
今回も前年同様、オーナーさんのご自宅で奥様の手料理での打ち上げ。
そこらのお店顔負けのおいしいお料理、美しい器にしつらえられた卓。

誰もが感嘆の声をあげて喜び食べつくされた大量の静岡おでん。



認識薄いがここは漁港のある港町。地元のお魚はやっぱりおいしい。

心のこもった手料理に体も心も満たされる。



ってか、主催者の私がドルチェ倉庫を貸して下さったオーナーさんに感謝を伝えておもてなしすべきなのに
逆である。これってどうよ?許される?知らない人もちらりほらり。誰?いいのかな・・・?
胸中汗流しつつも、やっぱりここならでは!というのは、オーナーさんご自宅のお座敷にはピアノがあるのだ。
宴もたけなわとなり、おもむろにトミーさんのピアノ演奏が始まった。
キーボードの伊川さんやドラムの村尾さんも加わってのピアノ、その場で即興ジャズ演奏。
これだからプロってやっぱりすごいわ~
おいしいお料理とおいしいお酒、しかもそこにジャズアーティストの生演奏付きディナーコース、
その上会場は格式ある国の有形文化財ときたらお一人様2万円でも足りない位である。

二日前にフルートの住本さんから予定外の課題を頂いた。
「トミーさんの誕生日が近いので、打ち上げの時サプライズでお祝いしたいからケーキを用意して欲しい」
というリクエスト。ええーー!
この切羽詰まった上にローソク立てられる生デコ作ってるヒマなんてあるわけない。
ここはもう割り切って、近くのたこ○んでバースデーケーキ買って来る?と一瞬本気で思った。
が、どうせスタッフやバンドメンバーさん用にサービススイーツを余分に作るつもりでいた。
ちなみにサービススイーツとは、前売りチケットご予約のお客様へのプレゼント用で
今回は小布施栗の純生ロールケーキを作った。
栗の町、長野県小布施町で買ってきた生栗を、渋皮煮にするところから作ったお菓子。
経験ある人は渋皮煮作りがいかにメンドクサイか知っている。
味はあるけど素気は無いシンプルケーキ。でもこの静岡産純生クリームがおいしいの。
このロールケーキカット個包装しないで1本そのままデコ無しで用意するので、
それにローソクぶすぶす刺す感じでもいいですか?それでOK!

それにしても、私はこういう大勢で楽しむバースデーサプライズなる場をしつらえたことない。
どうすればいいですか?とりあえずローソクはうちに100袋位あるけど。年の数だと多すぎる?(笑
「後半の頃に、さりげなく電気消して伊川さんと村尾さんがピアノでハッピーバースデーを弾き始めたら
そのタイミングでお座敷の隣でローソク灯したケーキを杜屋さんが持って登場して下さい」
とのこと。ははぁ、なるほど~。色々考えるな~。生ピアノBGMなんて贅沢。
しかしみんなホント仲いいな~。

11月3日、日曜日に行ったおかげでオットは翌日仕事。
打ち上げには福田音楽愛好会「アンダンテ」の会長さんも駆け付けて下さり
更なる盛り上がりを見せる中で早々に退散(主催者のくせに)して帰宅。
翌日からはレポを書くのも写真の整理も全て後回しにし、
お待ち頂いてた分のお菓子作りとりんごや洋梨など旬の果物加工に勤しみながらも、
私がやった意味って、何かあるのかな・・・楽しいって、何だっけ・・・・
水面に浮かんだ枯れ葉が底の見えない沼にゆるゆる沈み込むように、何となく落ち込んでいた。

自分が主催するというプレッシャー、お客さんを集めなければならないという重み、
肩にのしかかる大きな荷物につぶされそうな心地。
それがふいに、すっと晴れたのにはひとつのきっかけがあった。
プレッシャーを漬物石のようにずっしり重いと感じるのも羽毛のようにふんわり軽いと感じるのも自分次第。
プレッシャーを楽しいと感じるのも張り合いと感じるのも自分次第。
そもそもプレッシャーなるものには実体もなければ重さもない。
やらなければならないと感じるのもやりたいと感じるのも自分次第。

火事場の馬鹿力は何故出るか?
「気にならないようにすること」
そんな話を先月とある場所で武道の達人から聞いた時に肩の力がふっと抜け、
そして今度のカノン11で「みんなで作るさくら展」のアイディアが降って湧いた。
別に誰も参加しなくたって気にしなければいい。
大きくやろうとしなければいい。やれることをやればそれでいい。

11月3日のライブ中は、お客様の反応とお子様の挙動を身守るだけで一杯一杯で
演奏そのものに自身を浸して楽しむ心の余裕がなかったけれど
ライブ終了後の打ち上げの時、トミーさんのピアノで五島カナさんが歌ってくれた曲が
最も心の中に残っている。とてもきれいな声、静かに情感のこもった音楽。
終わってしばらくしてから、テレビでジブリ映画「おもいでぽろぽろ」をやっていて
あの時の曲がこの映画のテーマソングの原曲だったと気が付いた。
宴席での極上のデュオでした。



五島さんは英語で原曲を歌ってくれました。

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暮らしの菓音レポvol.10 ドルチェ倉庫ライブ

10回目の「暮らしの菓音」終了後、激しい後悔の嵐に見舞われた。
いや、無事に終わったしお客様にも喜んで頂けたし素晴らしい演奏をして頂いたのだけど、
運営側としては「あれがダメだったこれがダメだった」と、
自分で自分へダメ出しのつぶてを投げて消沈していた。ぷしゅ~

2012年、2013年とも「11月3日」のドルチェ倉庫ライブとなった。
2012年は福田中学校で11月2日(金)に演奏を、
2013年は福田小学校で11月1日(金)に演奏されることが学校側のスケジュールとして決まったので
それに付随するカタチでドルチェ倉庫ライブを依頼したのだけど
2012年11月3日は土曜日で、「日曜日だったら行けるけど土曜日は仕事だから行けないわ~」
というお客様が何人かいたので、やっぱ日曜日の方が集客出来るだろう。
きっとそうだ土曜日より日曜日の方がもっとラクに人集まるだろう。
と私の浅はかな一存で2013年は、11月1日(金)福田小学校→11月3日(日)ドルチェ倉庫、
というスケジュールで押し通した。
トミーさん側としては11月2日土曜日が一日丸々あいてしまうことになる。
日曜日ならきっと、、、と思ったが甘かった。



11月3日は日曜日でもあり祝日でもあった。何の日だっけ?文化の日。
この日とばかりに巷ではイベント猛ラッシュ。
あっちでお祭りこっちでライブ、他のイベントに行くから残念だけど時間的に行けないわー
と、どれだけ宣伝してどれだけ多数の人に断られたか。
日曜日だったら行けるって言ったくせにー
去年のライブに来てめちゃくちゃ良かったからまた来年も絶対行きたい!って言ったくせにー
また聴きたいから毎年ドルチェ倉庫に招いてって言ったくせにー
そんなネガティブスパイラルまっしぐら。だから私友達いないんだわーあ~あ~
こんなんだったら無理通して日曜日にせずに、2日土曜日にすれば良かった。
ってか、「11月1日に福田小学校で」という話が学校側からあった時点で、
第一希望が11月1日で、って言ってたのだからもう少し話をして
11月末とか第二希望の日にずらしてもらえば良かった。
11月3日、鬼門なり。お日柄が良すぎる。

とはいえ、私の準備作業としては確かに1日の猶予がありがたかった。
金曜午前中小学校へダッシュで演奏聴きに行き、午後から翌日午前までお菓子作り続けて
土曜日午後に会場準備。日持ちのしないお菓子はなるべく直前に作りたい。
「打ち上げの時のサプライズで、トミーさんのバースデーケーキを用意して欲しい」
というバンドメンバーの方の突発的なご依頼にも目をむきながら
サービススイーツ用の小布施栗ロールケーキをもう1ロット増やして作ることで何とか果たせた。ふう。

「モノゴトが成されるには、知恵と勇気とタイミング」
こないだ誰かがタイミングの重要性をラジオで言ってたけど
時期やタイミングの要素って大きいな~とつくづく思う。
10月半ばに静岡手創り市へ出店、その2週間後に法多山でのコトコト市へ出店、
そしてその1週間後にドルチェ倉庫での暮らしの菓音ライブイベント企画。
静岡手創り市とコトコト市、いずれのイベントも出たくて出られるわけではない。
コトコト市にいたってはその圧倒的な集客力、地元西部地域密着かつ
イベントとしてのクオリティの高さは他の追随を許さないほど。
せっかく出店のお誘いを頂いたことだし、その時にチラシ配らせてもらえば宣伝になる。
去年もそうさせてもらったのだし。きっときっと。

しかしさすがに体力的にハードスケジュールだった。
1年前にドルチェ倉庫ライブが決まった時点では、
前半後半分けて午前中にお菓子販売会してお昼をはさんで午後ライブにするとか、
午前中は子連れ企画でピアニカ持参した人に簡単なピアニカワークショップやってもらって
午後はオトナ向けに本格ライブをやってもらうとか、
私のお気に入りの作家さんの個展とジョイントして金土日で開催して日曜日ライブにするとか
いろーんなこと考えていたのに、結局はライブ主体の入場チケット制、というシンプルな形にした。
自分の胸中これが最もネックだったのかもしれない。新しいコト何もやってない!

と思ったけどいくつか小さな試みはした。自分でチラシを作ってみたのがひとつ。
こんなに素晴らしい演奏をしてくれるのだから、
こんないい場所でこんな感動的な体験が出来るのだから、
「宣伝」さえうまく出来ればな~
トミーさんの音楽の魅力は、音楽に全く関わりの無い私のような人間にも
音楽の楽しさを感じられること、音楽を通して既存の楽器の可能性を広げたり
人の心に力を与えてくれること。そんな魅力を伝えることが出来ればな~
しかし「ピアニカ??でジャズ???」
そんな一般的ピアニカ概念をもつ不特定多数の人にどう伝えるか?
ピアニカのライブって、楽しいの???
ライブに来てくれれば楽しさが分かるけど、
来たことない人に2500円のチケット代払う気持ちなってもらうという
ハードルの高さは遥か彼方の雲の上を見上げるようだ。

稚拙でも、自分の言葉でチラシを作って人に伝える努力をしてみよう。
と、今回は自分で作ったチラシを過去最大の1500枚印刷して方々で配り、
多数のお店にもご協力頂いて置いてもらい、当日手元に残ったのはわずかだった。
チラシは、配布数の0.8%反響あればいいほうだと言われる。
うーーむ。まぁ1500×0.008=12でご来場者様のうち
12名様位はフリーの方のような気もしないでもないが。
あとは、昨年来て下さった方と夫がやった知人へのメール攻撃によって来て下さった方がほとんど。 



 「テレビやラジオ局にチラシ送ればいいのに」と人に言われる前にやっていた。
金曜日に小学校演奏会へ取材に来てくれれば日曜日ドルチェ倉庫ライブの宣伝になるかもなー
しかし、どこもかしこも反応皆無。ちーん。

先日旅先の富山で出会った見知らぬ方とお話しててひとつヒントを頂いた。
同じような規模で、同じような場所で、同じような感じでライブ企画をされたことがあるという。
「お客さん集まりますか?」「集まりますね。」
「そのチケット代で、そんな簡単にそれだけのお客さん集まりますか?」
個人でライブを主催するんじゃなくて、「会」の主催にすればいいんですよ。
例えば「ピアニカライブを楽しむ会」とか会の名前を付けて、
友達何人か名前集めてグループで主催すれば、公の機関で広報してくれやすいですよ。
観光協会とかが後援してくれたり、地元の新聞なんかは常にイベント情報欲しがってるから
新聞社宛てにファックス流しておけば、前日か前々日位に記事に取り上げてくれるし
ネットやらない年輩者はやっぱり地元新聞が一番の情報源なので・・・
なるほどね~。そういえば以前、町役場にチラシ置かせてもらえないかって言ったら
個人のイベントのチラシはダメだって言われたこともあったし。
いやー勉強になりました。これだから旅は楽しい。

さっ、そんな裏話はさておきまして。上記の写真はリハーサル中のもの。
以下の写真が本番当日のもの。今回は青いライトもご持参下さったので一層あでやかに映えてます。

初めてのお客様、びっくりしたでしょう?ピアニカでこんな表現ができるって。
そして再度来ていただいた皆様、さらなるパワーアップいかがだったでしょうか。 

Pianica Soulの皆さんの何が嬉しいかって、演奏終了後にお見送りして下さるのが嬉しい。
お客様の笑顔と交流するひととき。



前回のライブのアンケートで、「子供の声が気になる」というご感想がいくつか寄せられた。
子連れ不可にする?入場年齢制限かける?
前回同様さんざん迷ったあげく、いざフタを開けてみれば前回よりもお子様の数がずっと多かった。
「こんなに苦労して実行した挙句また子供の声がうるさいって私が文句言われるのか~」
と例によって始まる前からどんよりどよよんと落ち込んでたけど、
結果は子供が騒ぐとか歩きまわるとかそんなことは全く無かった。本当にいい演奏会だった。



ひとつ何かダメなこととかクレームとかマイナス要因があると、それに引っ張られ過ぎるのだろうか。
ご来場のお客様や宣伝協力して下さった方々、たくさんの方にご協力頂いて成り立つ場。
「来て良かった!」「楽しかった!」というお客様のご感想を素直に受け入れながら
妄想で肥大化した心配や不安だけを背負って押しつぶされることなく、
もっと自分自身がその場を楽しく感じて過ごせるようにしたいものだ。
あーまたいずれ、今度は自分がお客としてトミーさんのライブゆっくり聴きに行きたいなー

当日のお客様アンケートは→こちらにまとめました。


ところで、このライブ後からぼちぼちトミーさんのピアニカ教室がドルチェ倉庫で行われているようです。
春頃から本格始動されるかも?とのウワサ。
ご興味ある方は直接トミーさんに問い合わせてみて下さい。

ピアニカ奏者トミーさんのWEBはこちら。

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暮らしの菓音レポvol.10 福田小学校演奏会

何の因果か、今年度私はうちの近所の福田小学校で「学校協議会委員」なるものを仰せつかっている。
年に3回校長室に伺い、他の役員さんや校長先生、教頭先生と学校運営について話し合う。

学校協議会委員は、市の教育委員会から任命されたいわば第三者のボランティアご意見番。
元小学校の校長先生とか地元保育園の園長先生とか私塾をやってる方とかそうそうたる方々なのに、
何でしがないお菓子屋の私が?こういう役員って年輩の男性の方が多いんじゃないんですか?
そんな中で意見言うのなんてヤダヤダー緊張するー
「私、人前で意見を言ったり話をすることって苦手なので~」…いいオトナのくせにそれもどうか。
「私、地元出身の人間ではないですし~」…もう11年もこの町に住んでるけど。
「私、子供いないですし~」…実は子供ニガテなので~とまでは言わなかった。
「学校協議会委員は男性と女性半々ですし、新しい風を入れようという話になりまして」
むむむ。断る理由も見つからない。

2011年に初めてドルチェ倉庫でジャズピアニカライブを行った神戸のトミーピアニカソウルの皆さん。
2012年秋には、福田中学校体育館で全校生徒さん対象の演奏会が行われた。
そして2013年11月1日は、福田小学校芸術鑑賞会で全校生徒さん対象の演奏会。
福田中学校の教頭先生が2012年から福田小学校の教頭先生に赴任されたということもあり、
またドルチェ倉庫でピアニカライブを聴かれたご近所さんのお子さんの担任の先生が
福田小学校の音楽担当の先生で、芸術鑑賞会企画担当だった、という妙なるご縁もあり
とんとんとん、と、福田小学校での演奏会が実現に至った。人の縁の力なり。



我が町、磐田市立福田小学校は合併して広大となった磐田市内の小学校で最も生徒数が多いと知って驚いた。
えーーこの田舎町にそんなに子供がいるの??それでも年々減ってきてるんですけどね~とのこと。
小学校校舎も3つ位建物があり、いまだに学校案内地図を確認しないと入った玄関から出られない。



福田小学校演奏会は、午前中に123年の低学年の部、午後に456年の高学年の部と2回に分けて行われた。
保護者鑑賞は無かったが「学校協議会委員のモリヤですけど~~」と、ここぞとばかりに言いはって
体育館すみっこに侵入し、低学年の部を見学させて頂いた。

特筆すべきは、ここ福田小学校の生徒さんの元気の良さと素直さ。
今どきのコドモなのに全然ひねてない!勢い余る位の明るい元気がみなぎってる!
トミーさんの質問に対し全く臆することなくハーイハーイと上がるたくさんの手。
恥ずかしいとか答えが間違ってたらヤダとか、そんなネガティブな雰囲気のカケラもない。

そしてまた、トミーさんの子供に対する話し方、興味の引きつけ方が素晴らしい。
音の色や形の話、トミーさんの巧みな話術に対する子供達のリアクションが
あまりにもダイレクトでこれは後ろから眺めていてとてもおもしろかった。
前年の福田中学校での演奏会は、保護者も鑑賞可ということもあり
巨大な体育館で「大人しく静かに聴かなければならない」というシーンとした雰囲気で
相手は中学生だし、それはそれでいい音楽会だったのだけど、
ステージと近い小学生のこのリアルな反応とライブ感。子供ってこんなにおもしろいんだーと率直に思った。
  

やはり、小学生は現役でピアニカやってるという要素も大きいかもしれない。
小学生が使うピアニカでの「カエルのうた」三重奏から始まり
トミーさんオリジナルの木のピアニカと比較しながらのお話なども。
後日校長先生が
「トミーさんの子供達に対する説明の仕方が素晴らしかった、我々教師も見習わなければと思いました」
とおっしゃっていたけれど、これはホント、単なる音楽鑑賞会に留まらず
講演会でもあり吹き方や音の違いの聴き比べ、目で音を観る体験会でもあると思った。

もうひとつ、先生方の後日談。
村尾さんのドラムに対するノリというか躍動するリズムに対する子供達のリアクションの良さは、
この町のお祭りにあるのではと。
毎年10月には町のお祭りがあり、地元人ではない私には理解し難いほど
地元の人達はこのお祭りにエネルギーを注ぐ。
就職や進学で県外に出た人もお祭りの時期には必ず帰省するというほどで、
ある意味同窓会と化しているところもあり、正直他県人にはなじみ難いのだが、
このお祭りには決まったお囃子がある。引き回す屋台の中で奏でられる太鼓と笛のお囃子。
お祭りのずっと前から方々の公民館で練習が繰り返され、そのお囃子を聴くと他県人の私さえ気持ちが高ぶる。
この町で生まれ育った子供達は、祭りを愛する親達によって生まれた時からお囃子になじんでる子が多い。
そういう太鼓の音に対する境遇の違いって大きいよな~と、先生のお話を頷きながら伺った。

それにしても、低学年ってやっぱりちっちゃいな~
こんな小さいのによく1時間も体育座りで立ったり暴れたりしないでおとなしく聴いてるもんだな~
と感心しながら眺めていた。30分ほど過ぎる頃からお尻がむずむずしがちな子が出てきたけど
とりあえず最後までみんな乱れることなく、入退場までもばっちり。
ひとりひとり自分のマイ座布団を持参してたのはナイスアイディア。
冷たい体育館の床にそのまま座るだけでも酷なことだし。

今だから言える話。
トミーさんの演奏会の数カ月前に、某有名音楽家さんの音楽鑑賞会が同じこの体育館で開催されたそうだ。
私は実際聴きに行ってないのでまた聞きした話だけど。
とてもいい演奏をして下さったのだけど、やはりクラシックの名曲が多かった故か
途中飽きてしまった子が出てきて「おしっこ!」とトイレに駆け込んだりする子も続出し
か~な~り~場が乱れてしまったというウワサを現場にいた保護者さんから耳にした。
他に誇るべき福田小学校の「元気で素直な子供達」。
裏を返せば「我が意のままに行動する子供達」となるか?
トミーさんの演奏会の時もまたそんな大わらわな状況になったりして、、、
まぁトミーさんは全国各地での小学校演奏経験を豊富にお持ちだから大丈夫だと思うけど、、、
特に低学年の部の演奏会、大丈夫かな~~、、、
そんな事前の不安はどこへやらというほど、先生方も我々も誰もが賛辞を送った演奏会に終わった。

後日、先生方からお話伺った。
「いい音楽をきちんとした態度で聴くことが出来るようになった子供達の姿勢にも感動した」
前回の時の反省も活かして、今度はちゃんと聴けるようにいい音楽会になるようにと、
先生方もこと細やかに気を配られたそうだ。
経験して、反省して、そして良くなる。
こういうことの積み重ねが、小学校の現場そのものなのだろう。
1年ごとにぐぐっと育つ小学生。1年生と6年生は子供と大人ほど違う。
日々相対する先生のご苦労は計り知れないけれど、
傍から眺めている分には小学生もなかなか楽しいな~と素朴に思った。

福田小学校芸術鑑賞会で演奏されたトミーさんのWEBは→こちら。

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桜の俳句

3月23日の「みんなで作る、さくら展」は桜をテーマにした俳句でもいいの?
というお問い合わせを頂きました。

もちろんOKです!

俳句とは盲点だった~。
桜という字が入ってなくても桜、開花、春、など桜の季節を詠んだ句なら大歓迎です。

そして絵が少々ニガテな私は、桜色系の切り紙をコソコソ作成中。
こんなことやってるヒマあったら少しでもマーマレード作りの作業を進めたい。
と、思いつつもいったんやり出すとおもしろいったら。

俳句でも絵でも、お得意なものがありましたらぜひご参加下さい。

「みんなで作る、さくら展」について詳しくは→こちら。

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暮らしの菓音レポ vol.10 杜屋スイーツ

11月3日に行った10回目の「暮らしの菓音」はジャズピアニカライブ。
ライブ中心イベントにしたので、物販コーナーは壁際ギリギリまで寄せて客席スペースをなるべく広くキープ。

紅玉りんごやいちじく、プルーンジャムなど秋のフルーツジャムもいろいろ揃いました。

今期豊作だった長野畑の自家栽培ルバーブジャムもたんまり。
ルバーブジャムはラベルを一新。
「ルバーブって何?」と聞かれることが多いので、
ルバーブそのものを知らない方にも分かりやすいように、
カード形式のラベルにして内側にルバーブの写真と説明を載せました。



じわじわ認知度&人気上昇中。杜屋畑の自家栽培レモングラスティーは茶葉の販売とともに
演奏休憩時間のティーサービスにも活用。
熱いお湯で淹れたレモングラスティーを紙コップに注いで客席に配ると爽やかなシトラス系の香りが館内に立ちこめた。
「目と音と味と、香りまでも楽しめるライブイベントでした」とお客様より。



ジャムの試食コーナーも毎回人気~。色々な種類を食べ比べ出来るのはこの時ならでは。
自分ひとりじゃ一気に多種類のジャムを開封することってないもんね。



前売り券ご予約特典用に用意したサービススイーツは、季節モノの「小布施栗のロールケーキ」。
スイーツサービス券お持ちじゃない方にもお試し頂けるように当日販売分もカット個包装して用意。
打ち上げ時に使った1本も含めてたくさん作ったな~。


栗の町として名高い長野県小布施町に行って買ってきた生栗をテマヒマかけて渋皮煮にし、
刻んだものを純生クリームと一緒に巻き巻き。クリームにも自家製栗ジャムをプラス。
しっかり目に焼いたスポンジ生地の卵の味、栗の甘みとコク、
クリームのなめらかさが一体となりシンプルなおいしさ。

販売用には旬の紅玉りんごをふんだんに使ったりんごの焼きタルトもホールで1台限定販売。
「コトコト市で買おうと思って並んでたら目の前で売り切れてしまってー」
というお客様がご来場早々真っ先にお買い上げ!良かった良かった。

 

定番焼き菓子の他、カットケーキもここぞとばかりにいろいろ作りました。
今回はライブ目当てのお客様が大半だからお菓子は売れないのでは。。
こんなに作ってもまた売れ残るかも~と心配になったけど、終了時点でほぼ完売しほっと胸をなでおろす。
余ったらトミーさんにお土産で差し上げようと思ったけど、お土産分もなくなっちゃった。
まー打ち上げの時にロールケーキ1本バースデーサプライズに使ったのでそれで良しってことで~(ダメ?)

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自分用



めまぐるしく過ぎる日々。
バレンタインを過ぎて、自分用(オット用?)に焼いたガトーショコラを切って
コーヒーを淹れていっぷく。
あたたかいお茶をゆっくり飲むひとときだけは欠かさずに。

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カノン11チラシ着



印刷屋さんからカノン11のチラシが届いた!色もきれいでいい感じ。
うちにいらして頂ければいつでも差し上げますー
WEBからもPDFファイルをご覧頂けます→こちらから。

いつもながらパソコンのワードで作った原稿をネットで印刷屋さんにデータ入稿して注文している。
カノン6まではワードで作ったのをそのまま自宅のプリンターでプリントしてたけど
インク代と紙代がバカにならない上に雨に濡れるとにじむのが難。
今ネット印刷ってすごく安いのにびっくり。
その上今回は予備分もたっぷり付いてきた。ラッキー☆

前回までは、光沢を抑えたマットコート紙を選択してたけれど
それよりも定番光沢紙であるコート紙の方がちょびっと値段が安いことにこないだ気付いて
今回はコート紙を選んでみた。比較しないと分からない程度のツヤ感で全然気にならない。
「ワードで作ったっぽくないチラシですね」
と言われたことがあるけれど、テキストボックスをベタベタ貼り付けまくっているのでそれっぽくないのかも。
白抜き桜花びらは図形線画の○と△を組み合わせて方向ずらせてコピペして作った。
裏面の会場地図の信号も図形線画の丸3個と楕円を組み合わせて作った。
あまりにも細かくて地味な作業に段々ばかばかしくなってくるので
パソコンソフトの「イラストレーター」が欲しいなー
と、オットにひっそりつぶやいておねだりしてみたら
「そんなの買ってもどうせ使いこなせないし、やり始めたら一層細かい作業にハマると思うよ」
と言われたしまった。
ワードで間に合ってるならそれでいいだろう。
ホームページ作るのにホームページビルダー欲しいっていうから買ったのに一度も使ってないじゃん。
う。痛いところを。杜屋HPはいまだにタグ手打ちで作ってる。

たかがビラ一枚の紙とはいえ、自分の頭の中で考えていたのが
紙という本体をもったカタチになって出来あがるのってやっぱり楽しい。
さっそくドルチェ倉庫の壁に貼りに行こう~っと思ったけど今日は朝から大雨。
天気が落ち着いてから貼りに行きます~
ドルチェ倉庫入り口チラシ置き場コーナーにも置かせて頂きますので
通りがかりにでももらっていって下さい。

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みんなで作る「さくら展」について



― あなたの
桜 ”を飾りませんか。

次回、3月23日の「暮らしの菓音」の時に会場を彩る「桜」にちなんだ作品を募集します。

のイラストや写真、桜色の絵手紙、桜の形の切り紙やオーナメントなど、
「桜」をテーマにしたものなら何でもOK!
DOLCE倉庫の一角にあなたの作品を飾りませんか?
年齢・技量一切不問。作品の優劣は競いません。

作品納入は前日3月22日(土)までに杜屋自宅(工房)へ郵送orお持ち込み下さい。
作品郵送先 〒437-1203 磐田市福田4760-4 守屋洋子宛 

◆作品について
条件は「桜」にちなんだもの。巧拙は不問。
マスキングテープで壁に貼れるもの、ひもで吊るせるもの、テーブルの上に置けるもの。
桜を感じられるものなら小さなお子様が書いた絵でもOKです。
常識的な範囲内でしたら作品点数・サイズ制限は問いません。

◆納入について
恐れ入りますが郵送料はご負担下さい。
ドルチェ倉庫への郵送はNGです。
杜屋自宅工房へお持ち込みの際は事前にご来訪日時をご連絡下さい。
(留守のこともありますが、ポストに入れておいて頂ければOKです)
ドルチェ倉庫への持ち込みは受付けませんが、
開催日当日、3月23日午前中の準備時間中(10時~11時頃)は
私がドルチェ倉庫に居ますので、その時間ならOKです。

◆作品返却について
原則として作品の返却は致しませんが、返却ご希望の方は納入時にご相談下さい。
ご希望の方には送料着払いで返却します。
また、イベント終了後24日以降に杜屋工房へ直接受け取りに来て頂ければお返しします。
23日当日も、イベント終了時間3時半の時点で会場にいらっしゃる方には
その場でお返しすることも出来ます。
返却ご希望の方は、作品納品時にお申し付け下さいますようお願い致します。

◆写真等
作品写真を杜屋ブログに掲載することもあります。あらかじめご了承下さい。

◆ご留意
作品自体の保形精度が不安定な場合、こちらで多少手を加えることもあります。
納品頂いたお一人当たりの作品点数があまりにも多い場合(ありえないと思いますが~苦笑)
「桜」のテーマに沿ったもの、巧拙ではなく桜が主役であるかを優先にチョイスすることもあります。
展示のカタチや場所などはこちらにおまかせ頂きます。ご承知おき下さい。

* * * * *

なんでこんなこと思いついたのか?
理由はただひとつ「おもしろそうだから」。
小学生の頃は自分で書いた絵や書が、
クラス全員分教室の
壁や廊下に飾られてた。
年とるにつれてそんなこと皆無になる。

不特定多数の人の目に触れる場所に、
自分で作ったモノを飾ってみるって、おもしろそう。
まずは身近にあるコピー用紙1枚から、お気軽にトライして下さい。

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お筝演奏について

11回目となる「暮らしの菓音」イベントで和楽器の演奏をして頂くのは初!
お筝の音色を生で聴く機会もなかなかないのでは?
折よく3月23日お彼岸の頃はこの辺では桜の花が開花するかどうかという時期。
お筝奏者さんからは「春と桜をイメージして演奏しますね」とメッセージ頂きました。
桜初めの季節に、うららかなお筝の音色をドルチェ倉庫でお楽しみ下さい。

*演奏2回予定  13時~/15時~ 各回20~30分程度
*曲目 「さくら変奏曲」 「日本のわらべ唄」他
*演奏鑑賞無料

*入場無料・出入り自由のイベントですが、演奏中の出入りは
 なるべくご遠慮下さいますようお願い致します。

 小さなお子様をお連れの方など、落ち着いて演奏を聴くことが出来ない場合は
 様子を見ながら一時退席をお願いすることもあります。再入場可です。
 ご来場のお客様皆様で演奏鑑賞を楽しむことが出来ますよう、ご協力お願い致します。

今回の「暮らしの菓音」は入場無料のイベントですので、買い物せずに演奏を聴くだけでももちろんOKです。
前半13時からの回はお席が混み合う可能性もありますので、
着席してゆったりと演奏鑑賞したい方は後半15時からの回の方がおすすめです。
(杜屋商品は存分にご用意しますが、万が一お菓子売り切れの際はご容赦下さい。)


【 筝曲奏者・鎌田優子さんプロフィール 】

筝曲生田流教師 財団法人国風音楽会会員。昭和61年、名取り「昭優」を号す。
名古屋国風音楽会大師範勝田百合子氏に師事、平成15年、教師免許取得。
現在、在住地の浜松にて弟子の指導育成と古典の伝承活動を行っている。

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焼き菓子とジャムの販売、ジャム瓶回収について



次回12回目の「暮らしの菓音」は終始入場無料・出入り自由のイベントです。
開場12時~15時半閉館、キルヤさんによる絵本のお話会は
13時・14時・15時から10~15分程度行われる予定です。
物販中は出入り自由ですが、お話会中はなるべく出入りをご遠慮下さいますようお願い致します。

「暮らしの菓音」のイベント時には、普段作らない裏メニューの焼き菓子や、
通常はホール販売のみであるシフォンケーキなどのカット個包装販売、
そして様々な種類の無農薬柑橘類で作ったマーマレード、
自家栽培果物や国産果実のジャムもずらりと展示します。
マーマレードとジャムはご試食を数種類ご用意しますのでお好きなお味を見つけて下さい。
ジャムご試食の際は、恐れ入りますが小さなお子様をお連れの方は目を離さぬようにお願い致します。

また、当日はサービスティーをご用意します。
お買い上げのお菓子は館内でご自由にお召し上がり頂けますが
食べ物のお持ち込みはご遠慮下さい。

国の登録有形文化財である貴重な建物をお借りしています。
食べこぼしなどで汚さぬようご協力をお願い申し上げます。

当日はこれまで同様に杜屋ジャム・マーマレードの空き瓶回収を行います。
空き瓶をお持ち頂ければ、一瓶につき20円キャッシュバック致します。
※50g入りプチサイズ瓶(レッドカラント・純蜜柚子・純蜜レモンの瓶)は一瓶10円とさせて頂きます。

ただし、以下のルールをお守り下さい。

 ・杜屋のジャム瓶に限ります。 サイズが同じでも他のお店のものは
  
瓶重量が異なることがあるため、ご持参はご遠慮下さい。

 ・きれいに洗って乾かした状態でお持ち下さい。 

 ・匂いの強いものを入れた瓶(らっきょう漬けなど?)、ドレッシングなど油脂を入れた瓶、
  化粧品や塗料など食品以外のものを入れた瓶の返却はご遠慮下さい。 

 ・ラベルはそのままでもかまいませんです。本当はきれいに剥がして頂けると助かりますが、
  ラベルの糊が瓶表面に残ってしまうとその糊を落とすのがラベルを剥がすよりも大変なので、
  何が何でも無理に剥がさなくても良いです。水に一晩つけて端からゆっくり剥がすときれいに剥がれます。

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