お茶・菓子・果物・野菜・素材・酒・酒菜・肴などについてのひとりごと。http://moriya.chagasi.com
杜の茶菓菜 (もりのさかな)
GW休業のお知らせ
勝手ながら本日4月26日から5月6日まで、受注・発送・販売をお休みさせて頂きます。
その間頂いたメールのお返事は遅くなります。
ちょっと長くて恐縮ですが、ここでいったんストップしないとその他諸々のことが滞る。
菓音のイベント準備もしたいし、畑作業もしたいし、家の中も片付けたいし、
あーそーだ本も読みたいし映画もみたい。
昨日ラジオでやってたスティーブジョブズの演説、
内容を知ってはいたけどあらためて聞いて背筋がしゃんとした。
「もし今日が自分の人生最後の日だしたら、今日やる予定のことは私は本当にやりたいことだろうか?」
かならず訪れる人生最後の日。今日がそうだとすると庭の木々の緑がいっそう輝いて見える。
やりたいことをやれるって素晴らしい。
さー今日も手を動かしてやりたいことを進めよう。一歩一歩。
静岡手創り市終了!
4月12日と13日の静岡手創り市、好天に恵まれて暑すぎず寒すぎずとても気持ちのいい2日間でした。
たくさんのお客様にお立ち寄り頂き本当にありがとうございました。
昨年の春から出店させて頂いて今回で3回目。
「前回買っておいしかったのでまた買いにきました~」というお言葉を
お客様から直接お聞かせ頂くことは他に代え難い喜びでした。
特に「板サブレ」と「玉ねぎキッシュのホール」はありますか?というお言葉は複数の方から頂きました。
板サブレは前回たくさん売れ残ったから今回は量を少なめにしたし
ホールのお菓子はなかなか売れないから今回は1台だけにしたけれど
これだけリクエスト頂けるなら、次回は頑張って作って販売しようかな~
まぁ選考に通って出店することができればの話ではありますが。
私が住んでるここ磐田市は静岡県西部だけど、静岡県中東部と静岡県西部は
かつて「駿河」と「遠州」に分かれていたので、お人柄というか雰囲気がけっこう異なる。
どちらかといえば西部の方は関西文化圏のノリで、大阪人のオットがセールストークでぐいぐい話をすると
お客様とも会話が弾むのだけど、静岡手創り市のお客様は余計な話を聞く前にじっくりゆっくり現物を見たい、
自分の目にかなったものを見定めたい、という感じで
店側があんまり押しつけがましくない方がいいような気がした。
でも1回気に入って下さると、その後手ばなしで褒めて下さるのが嬉しい。
2時から販売の企画セット「まちきれない!おやつセット」今回は生菓子のセットに挑戦、
杜屋裏メニューの純生ロールケーキとブラックベリーのチーズケーキのセットにしました。
前回までは終了間際まで残っていたのに、今回は2時販売開始後5分で完売。
これ目当てにご来場下さったお客様には申し訳ありませんでした。
「前回より量を減らしたので~」と手創り市スタッフの方にお話したけれど
よく考えてみれば、セット数自体は前回と変わらなかった。
目の肥えたお客様にチョイスされる内容、そして価格の差か。
「安いですよねー」というお言葉も複数のお客様から頂いた。
無店舗、一人で手作り通信販売だけど、まがりなりにも小商い。
商売って、難しいな~。
作り過ぎれば売れ残るし早々に売り切れれば残念がられる。
難しいけどおもしろいし工夫のしどころは無限大。
お客様のさりげないお言葉からヒントややりがいを頂いたり励まされたり。
自分の仕事を仕事として長年継続するために必要なのは、創意工夫し続けること、
腐敗ではなく発酵の方向に変化し続けるには、情に流されず俯瞰すること、
日曜日終了後、くたくたになって手運びで撤収作業しながら何となく思った。
それにしても終わった後の手運びって拷問だわ~荷物運搬用の台車を買わねばな~。
あとは、体力作りと自身の「疲れ」のマネージメントが必須。
土曜日3時半起きで1時間作業して出発、20時に帰宅して3時間作業して寝て、
日曜日は4時半起きで1時間作業して出発はさすがにハードだった。
でも他県から来る出展者さんは金曜日夜に出発して途中SAで仮眠して、、、という感じだろうし
基本的に体力ないとイベントに参加すること事体キビシイ。
次回のイベントは6月7日(土)杜屋主催「暮らしの菓音@ドルチェ倉庫」です。
第12回目は浜松の絵本専門店「キルヤ」さんにご参加頂けることになりました。
大人も子供も楽しめる奥深い絵本の世界。絵本の魅力と出会う機会になればと思います。
未知なる絵本の世界、私自身も楽しみです。
来週は静岡手創り市!
4月12日(土)・13日(日)静岡市護国神社にて開催されるARTS&CRAFT静岡手創り市に出店します!
杜屋ブースはフードエリアのNO.8。
昨年の春・秋と続いて3回目の出店となりました。
木々と裏山に囲まれた大きな池のある護国神社は緑豊かなとても雰囲気のいい場所です。
出店者として参加する以前から何度かお客として足を運んでいたけれど
全国各地から130組以上の作り手さんが集まり、質が高くバラエティに富んだ作品はとても見応えがあります。
何と言っても外のイベントはお天気に恵まれるとこの上なく気持ちがいい。
自分で主催する菓音のイベントと違って、駐車場やスタッフやチラシや宣伝や車の誘導や看板など
運営のための諸々のことを考える必要がないので、気持ちも体も100倍ラクー。
今までの経験上、こと杜屋ブースにいたっては行列するほど混むということが有り得ないので
のんびり全体をまわって、小腹がすいた頃に何となく気が向いたらお立ち寄り下さい。
ショートブレッドやポルボローネなど杜屋定番の焼き菓子を中心に今せっせと作ってます。
テント内での限られたスペースで陳列できるように種類は少なめですので、どうぞごゆるりと~。
2時から販売の企画セット「まちきれない!おやつセット」には今回も参加させて頂きます。
Webに載せて頂いてるおやつセットの写真の右下のは、前々回私が作ったモノです~。このタグのデザインがかわいいの。
「まちきれない!おやつセット」は、9時~16時のイベント開催時間中の
後半から終了時間までじっくり楽しんで頂けるように、という主催者さん側の企画。
分かるな~~その気持ち。
自分でイベントやると、オープン直後はどっと混むけど後半はほとんど誰もいなくなってしまうので
後半にもお客様にご来場頂けるようにしたい。
というわけで、主催者さんのお気持ちに賛同して今回も参加させて頂くことにしましたー。
「おやつセット」の内容は普段作らない裏メニューのお菓子にします。お楽しみに。
静岡手創り市のサイトは→こちら。
★先日3月23日に行ったイベント「暮らしの菓音vol.11」とりあえず写真だけアップしました ↓↓
手創り市終わって心と時間の余裕出来たらレポート文追記します。
暮らしの菓音vol.11 ジャム&マーマレード
瓶詰めをずらりと並べる。何度やっても心躍る。
「マーマレードとジャムの違いは?」
果物と砂糖を煮たものがジャム、マーマレードとはジャムの中でも柑橘の皮が入ってるものを指します。
なので、例えばみかんの果肉と砂糖だけを煮たものは「みかんジャム」
みかんの皮と果肉と砂糖を煮たものは「みかんマーマレード」と言います。
ま、その辺ちまたではあんまり厳密じゃないけどね。
私は柑橘類の種類毎にマーマレードを作ってるので、マーマレードだけでもいろいろあります。
皮が入ると食感のコントラストと香りが加わりお菓子的な味わいに。
果肉も皮以上にたーっぷり使うのでフルーティー。
マーマレードとジャム、半々位の割合で作っているけれど、
ジャムの中で定番化してきたルバーブジャムのルバーブは、長野に借りてる畑で私が育てたもの。
以前静岡で育てようと苗を植えたルバーブは、夏の暑さを乗り越えられずに枯れた。
長野や北海道など冷涼地で主に栽培されている野菜の一種で、茎を刻んで使う。
ルバーブのジャムはこれが野菜?と思うほど、りんごと梅をミックスしたような甘酸っぱい果物の味。
繊維質があり腸の調子を整えるので体にも良いのです。
他ではあまり見かけない珍しい種類もちらほら。
雑誌に紹介された柚子マーマレード。不動の人気は青島みかんマーマレード。
試食用のパンはロミパンさんのフランスパンがお決まり。
磐田市の天然酵母パン工房、ロミパンさんのパンは干しぶどうから採取培養する酵母を使うので
ほのかに酸味があり、フルーツジャムと相性がいいです。
ロミパンさんのお店にも杜屋ジャムちょこっと置いて頂いてます。
思えば長いお付き合いとなりました。
暮らしの菓音vol.11 ほかにもいろいろ
杜屋商品定番化入り?オリジナルブレンドのチャイ用茶葉。
チャイは煮出し式のミルクティー。
インドアッサム地方産のオーガニック茶葉と地場産生姜を干したもの、
そしてオーガニックスパイス各種をミックス。
うちの畑のレモングラスもちょびっと。
1パッケージに2杯分2袋=計4杯分入ってます。
「1回煮出しただけで捨てるのがもったいないので、もう1回牛乳入れて煮出しました」
というお客様のお声。実はそれ、私もやってます。
スパイスの香りは1回目より薄くなるけど2回目もけっこう出るので。
意外と反響のあるシナモンチャイ。
香りを嗅げるようテスターも準備。
こちらもおなじみ、うちの畑で育てたレモングラス乾燥茶葉。
さっぱり爽やかなハーブティー、食べすぎた時とか胃の調子が悪い時に飲むといいです。
昨年植えたレモングラス苗がこの冬を乗り越えることが出来ず軒並み枯れてしまった。
去年はたくさん収穫出来たけど今年度は少ないかも~。
こちらも杜屋定番、丸子紅茶は静岡市丸子産・無農薬栽培純国産紅茶。自然な甘みが体に優しい。
隠れた人気商品・天日干しりんご「おひさまりんご」は
そもそも「干しりんごのケーキ」のフィリング用に作っていたものだけど
「おひさまりんご」として販売する方が多くなってきた。ケーキ用がなくなっちゃうな。
こちらもおなじみ。奈良に暮らす義父手作りの竹箸です。
近くの山から竹を切りだし乾燥させて割って削ってオイルを塗り込み仕上げるところまで正真正銘の手作り。
すべらかな手触りと舌触り、竹のしなりが使い心地抜群。末永く使って下さい。
さくらチャリティ
申し遅れましたが、先月3月23日に開催した「暮らしの菓音vol.11」にご来場頂きましたお客様、
チャリティボックスにお気持ちを入れて頂きありがとうございました。
合計4350円が集まりましたので、そのまま4350円を予告通り
「NPO法人さくら並木ネットワーク」様へ寄付送金致しました。
311津波到達地点を桜植樹で結ぶ「さくら並木プロジェクト」について詳しくは→こちら。
今回の「暮らしの菓音」のテーマ「桜」にちなんで今回の寄付先はこちらにしました。
そんな感じで毎回、何かテーマとか主題にちなんだところを選んでちょっとでも寄付出来れば
金額は少額でも、寄付先の活動や存在を知ってもらったり
東日本大震災のことを忘れないようにするのに、小さなきっかけになればいいなと思います。
早くも静岡の桜は散り始めたけれど、東北の桜の見ごろは4月中旬から5月頭にかけて。
ゴールデンウイークの休暇に、ぜひ桜前線をたどって東北へご旅行を!私も仙台に帰ります。
新生konohiさんへ
消費税増税に合わせて磐田のロミパンさんにプライスシールを貼り変えたジャムを納品した後、
そそそと足を伸ばして掛川のkonohiさんへ。
「このお店をたたんで、新しく建てるんです」というお話をうかがったのは1年前だったか。
2月22日に新生オープンしたkonohiさんにやーっと行くことが出来ました。
忙しさが一段落したら行きたいな~と思いながら早や1カ月以上。
konohiさんのブログや他の方のWEB写真などを見て想像していたのは、シンプルでスタイリッシュで・・・
でも実際行ってみたら、私の頭の中での想像以上に素敵なお店で心が打ち震えた。
お店に入る前からして、ゆったりとした敷地にあたたかみのある建物、
古いガラスのはまった窓、新芽萌えゆく背の高い庭木、
店内には味のある文房具雑貨が並び、konohiさんのセンスに100%染められた抜群に居心地のいい空間。
2階の窓からの眺めは天浜線沿いの桜並木が見ごろだった。
平日の日暮れ時、心からくつろげる素晴らしくいい時間を過ごさせて頂きました。
前のkonohiさんのお店では、畳にちゃぶ台コーナーが一番のお気に入りスペースで
まったりと本を読みながら疲れを癒す「隠れ家」のような存在だったけど、
新生konohiさんは、ここに来ると世俗の粉塵で汚れた心が洗われるような「教会」みたいだと思った。
まだオープンひと月ちょっとなのに長い年月を経たような佇まい、
たくさんの人達に愛されて心の拠りどころとなるような、
忘れかけていた自分の原点を取り戻す場所。
こんないいお店が気軽に行ける範囲に在ることに心から感謝。嬉しい~!
konohiさんのブログは→こちら。
天竜浜名湖線いこいの広場駅のすぐ前の道路沿いで分かりやすい場所ですが
「いこいの広場駅、いこいの広場駅はどこ・・・」と駅を探しながら車で走っていたら一瞬で行きすぎてしまった(笑)
いこいの広場駅が道路からちょっと奥まっているのでつい見落としてしまったのですが
一回現地に行ってみれば、すごーく分かりやすいです。
konohiさんの窓から天浜線のワンマン列車が走ってる風景ものどかでいい感じでした。