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夏休み旅日記~8月15日


↑実家近所の由緒ある手焼き笹かまぼこ店と神社。こういうところもいずれ壊されるのだろうか・・・。

久々に姉と、姉の旦那さんも一緒に家族皆でご飯を食べた。
姉は最近、宮城球場での楽天イーグルス試合観戦にはまっているらしい。
「弱いけど楽しいよ。カラスコって知ってる?知らないでしょー。」
何でも楽天の非公認キャラだとか。
仙台市清掃局と組んでゴミ削減運動に一役買っている・・・?何だそりゃ?
楽天イーグルスのHPにカラスコのページがあった。
「カラスコ・ヒストリー」かなりおもしろいです。
ホームページは → こちら。


15日の朝、カラスコグッズが売っていないか仙台駅周辺を探したが、タオルしか見つからなかったので(携帯ストラップみたいなやつが欲しかった)あきらめて仙台を出発。
45号経由で牡鹿半島つけ根の港町、女川へ。

「マリンパル女川」の1階は海産物売り場、2階はレストラン。でも1階の一番角の奥、目立たないスペースに5人座れば一杯のカウンターだけの小さな食事どころがある。先にメニューを注文だけして、席が空くまで店内を回って時間つぶししていると呼びに来てくれる。
刺身定食とハラス焼き定食、生うにのお造りを注文。
うには席の後ろの水槽にザブンと手をつっこんで取り出し、目の前で殻を割って出してくれた。
とろける身の甘さに舌鼓。

どんな小さな町でも何となく気になるお店というのは存在するもんで、ここ女川もしかり。
「山海舎」という名のそのお店は、ぱっと見酒屋だとは分からないような実にささやかでさりげないたたずまいだが、何だろう?看板の文字とか「ラムネあります」という小さな旗とか?どことなく我々をひきつける魅力のあるお店だった。
何とここで大好きな青森県の名酒「田酒」を発見!今どき普通の酒屋では手に入らないほど人気の高いお酒。
しかも値段も特別純米の4合瓶で1800円と、ちょっと高めだが目の飛び出るようなプレミア価格ではない。
良かった!ホントにこの店入って良かったねーと夫と手を叩きあって喜んだ。
一緒に、宮城県古川市・寒梅酒造の限定純米酒「岩崎」を一本購入。
小規模ながらおいしいお酒を造る寒梅酒造の名は知っていたが、岩崎は未知。
山田錦のと美山錦を使ったのと2種類あり、当然ながら山田錦の方が値段が高い。
「これって味はどんな感じで違うんですか?」と訪ねると「美山錦の方がおいしいですよ」とお店の奥さんに断言されたので、美山錦にした。
右の写真はここで買った酒と益子で買った埴輪。

葦の群生が風になびく北上川のほとりを北上し、岩手県へ。
途中寄ったスーパーで松坂牛に肩を並べるブランド肉・前沢牛を発見!サーロインステーキ肉一枚3800円が2660円の割引価格になっていたので小躍りしながら購入。
おまけにどっちの料理ショーでも紹介されたという「館ヶ森アーク牧場」産の豚肉とソーセージも置いてあったので、半額シールが貼ってあった豚バラ肉1パック購入。
問題はこの肉をどこで食べるかだ。
氷をたくさんもらってクーラーボックスに入れ、さらに456号を北上。

とっぷりと夜もふけてきた。
漆黒色の夜空、雲の切れ目に星が瞬く。
車はもちろん、民家や街灯も少ないなだらかな田舎道。
左手側にはゆるやかな山並みが見える。
これで電車が走ってくれば、まさに銀河鉄道の舞台そのものだ。
と、思って地図を見たらここはまさしく宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市の近辺だった。

明日の晴天を祈り、早池峰山登山を目指して「道の駅はやちね」で車中泊。
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夏休み旅日記~8月14日

福島県南「道の駅はなわ」の中に入っているセルフのソバ屋。
何の変哲も能書もないごく普通の目立たないお店だけど、何気に麺がおいしいし、小皿に地元特産の刺身こんにゃくもついてくる。
ここで朝ごはんを食べよう思っていたら、外のメニューを見ていた夫が嬉々として「2.5盛蕎麦ってのがある!これにしよう!俺てんこ盛りのザル蕎麦食いたい!」と言ってきた。私も夫も蕎麦は冷たいのが好き。でも私は朝っぱらからそんなに食べられないので、2.5盛をひとつだけ頼んで二人で分けることにした。
注文して待っている間にもう一度メニューを眺める。
「・・・う~ん?でもこれさー、2.5盛蕎麦って冷たいもり蕎麦の2.5倍じゃなくて、あったかいお蕎麦じゃない?」と夫に告げたまさにその時。
「お待たせしましたー。2.5盛蕎麦のお客様ー。」
目の前に差し出された巨大な丼!やっぱり熱々かけ蕎麦の2.5倍だったのだ。
「・・・すごい量だ・・・あ~ぁ~冷たいやつじゃなかった・・・」
丼を見つめてしょんぼりする夫。大汗をかきかき蕎麦をすするその姿を見て爆笑する私。
でもこの2.5盛蕎麦、ワカメとキツネとタヌキとナルトが乗っていて670円のわりに具がリッチ。

国道349号を北上して福島県郡山市東の「あぶくま洞」へ立ち寄る。
入場料1人1200円という高額を見て思わず引き返そうとしたが、せっかく来たので思いとどまって見学。
お盆休みによる膨大なお客さんの数で、なかなか前に進めないほどだったがこれは来て良かった。
とてつもなく広大な鍾乳洞は、まるでヨーロッパの古い教会の中にいるような神々しさだ。途方も無く高い天井。観音様のように見える鍾乳石。ひんやりとした冷たい空気。全く別世界にタイムスリップしたかのような気分だ。
外界に出てうだるような暑さのさなか、売店でえごまを使った「じゅうねんソフト」と「ぎょうざまん」を食べる。
ぎょうざまんは湯葉で餃子の具を巻いたものを芯に肉まんの生地でくるんであり、なかなか凝っている。


午後、更に北上。
新しく出来た「道の駅ふくしま東和」に寄って桑の実ソフトを食べていると、その横の中華風のお店が気になった。
よく見てみると、本場中国「高級点心師」の資格を持った中国人点心師さんの作る餃子や中華料理が名物なのだという。
今夜は仙台の実家で夕飯を食べる予定なので、食べ過ぎないように一皿だけ餃子を注文。
地元名産の桑の葉が練りこまれた緑の皮はもっちり、具はみっちり。
黒酢を使った3種類のタレも実にいいお味。
こんなところで思いがけない本場の味に遭遇できた。
タレとキムチはセルフで取り放題。
ちなみに隣のうどん屋さんも漬物とトマトが食べ放題。


「何時に帰ってくるの?あまり遅くならないようにしてよ。」
と実家から何度も携帯メールが入るので、渋滞を避けて今旅初の高速に乗る。
亘理から仙台東までのたった20キロだけど、夕方5時過ぎてるしETC割引で半額になるからいいよね。
と思ったのにならなかった。何故だ~?仙台東部道路は高速と認可されてはいないのだろうか。

久しぶりに帰った実家の周りは区画整理によるここ1、2年の道路新設工事によって景色が激変しており、家の直前で道を間違え、一方通行路をバックして戻ってくる始末であった。

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夏休み旅日記~8月13日


↑益子のシンボル(?)巨大なタヌキ。右の写真は益子で現役活躍中の登り窯。
朝イチで栃木県益子町へ。
初めて訪れる地、益子。
益子焼きのお店がたくさん連なるこの町をいっぺんで好きになってしまった。
風情ある建物や店頭の焼き物を眺めながら歩いているだけで心弾むし、何といってもどこのお店も店員さんが皆親切だった。
一通り眺めた後に、店外にもち米を蒸かすいい香りの漂う和菓子屋さんでくず桜や梅しずくなどの和菓子を買い、高台にある城跡の野原に座って食べる。
さて、どこのお店のどの焼き物を買うか。
迷いだしたらキリがない。


普段使いのご飯茶碗2つ。
お客様用コーヒーカップ2客。
一夜漬け用ツボ。陶製重石付き。ナス柄がかわいい。
ぶどうの絵入りの小皿7枚。
町中のお店でちょっといいなと思って見てた急須と同じものが、町はずれの駐車場近くの露天で半額以下で売っていた。釉薬のかかりが良くないとかのB級品。自宅用に使うには申し分無し。そろいの茶碗も一緒に購入。
あげくの果てに益子焼きではないシチュー鍋と陶板焼き用平鍋まで買ってしまった。


お店の前を行ったりきたりして最後まで迷いに迷ったハニワ。踊るハニワが気に入った。
大小サイズにより値段が異なる。
手にとって眺めてみると、やっぱり大きなものの方が何となく表情がいい。
しかしハニワに1万5千円出すのはキツイ。
うーんどうしよう~とハニワの前で腕組みして悩んでいたら、キリッとした顔立ちのご年配の女性の方が声をかけて下さった。
この方の息子さんが作っておられるとのこと。
1万5千円以上のサイズのものは最初から手で粘土を積み上げて作っていて、それより小さいサイズのものは型があり、それに粘土を詰めて作るという。
やはり手作りは型取りとは違った味のある表情が出るのだろう。
一体作るのに3、4日かかると言うなら1万5千円は安い。
しかしサイフと相談した結果、2500円の身長約60cmの踊るハニワの女の子(頭にリボンがついている)を一体と手の平サイズの男の子を一体購入。
ちょっと前のパフィーが巨大なハニワを抱えている車のCMが流れて以来、踊るハニワがたくさん売れるようになったそうだ。

買いこんだ陶器を車に積みこみ、ホクホク顔の私。
さて、目指すは宇都宮。
宇都宮名物の餃子をお昼ごはんに食べようというもくろみだ。
夫が以前、出張で来て食べたことがあるというので店までのナビをアテにしてたらこれが全く分かってない!どうすんだよーどこ行くの?
「いやー宇都宮の町に入れば宇都宮餃子のノボリとか看板とかたくさんあると思ってたんだよー」
と今さら弁解されても始まらない。
町はずれの駐車場付きデパートに車を停め、本屋で「るるぶ栃木」を立ち読みし、餃子情報を仕入れる。
餃子屋さんが集中している町の中心部まではここから3km弱離れている。
「あーもーこのクソ暑い中歩いたら倒れるよー近くの有料駐車場に停めようよー」
との軟弱な私の訴えは夫に聞き入れてもらえず、仕方なくトボトボと歩き始めた。
真夏の炎天下徒歩約40分。
一番人気の餃子屋さんは大通りから一本裏道に入った目立たない場所にあった。
「あっここだー!」と思ったら行列がズラーリ。ひーすごい人だかり!
しかし並ぶ気力体力既に無し。次いこ次。けれど次もまたズラーっ・・・
結局3番目に見つけた行列少な目の店に入ったが、餃子にありつけるまで1時間近くかかった。どうやらお店の方があまり混雑に慣れていないようだ。ウエイトレスの人は暇そうなのに餃子がなかなか出てこない。回転のいい四国の讃岐うどん屋との違いは大きい。
水餃子がおいしかった。
値段も安く、つるっとなめらかな舌触り。
毎日食べても飽きなそうな味。

もう一軒、長崎屋地下に入っているお店「来らっせ」へ。
ここは餃子目当ての観光客にはもってこいのお店かも。
宇都宮市内20軒近くの餃子を日替わりで味わえる。
3つのお店の餃子を2個ずつ、計6個で1セット。
これが時間ごとにお店の組み合わせが変わるのだ。
Aセットの真ん中の海老風味の餃子がおいしかったが、何という名の店の何という餃子かメモしてなかったので忘れてしまった・・・。
店前の「宇都宮餃子つつむくん」の看板にアホ面をはめて記念写真を撮り(右の写真は夫)、再び徒歩で車に戻る。

途中のラーメン屋でまたしても餃子を食べ、福島県南、茨城県との県境「道の駅はなわ」で車中泊。
やっと眠りについた深夜、耳をつんざく車の轟音が!
暴走族?走り屋さんか?うわーん眠れん!
轟音が段々小さく遠くなっていく。良かった~いなくなったみたい。
と思ったのもつかの間、戻ってきたー。
どうやら道の駅の前の道路をUターンしながらカーレースをやっているようだ。
暑さ以前に太刀打ち出来ない難題によって、眠れない一夜を過ごした。

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可睡斎奥之院不動尊大祭

28日月曜夕方5時過ぎに夫からメールが来た。
夫の会社の近くにあるお寺「秋葉総本殿 可睡斎」でお祭りがあるという。
Tさんへ・・・法多山じゃなく可睡斎でした~間違えました!
手筒花火に和楽器演奏もあるとなれば見逃せない。
車で近くまで行き、仕事帰りの夫と待ち合わせる。

何気に可睡斎のホームページ、凝ってます。
Tシャツ販売に予約制精進料理など、興味津々。
研修ページで、黒板にお坊さんが料理の配置の横に「天上天下唯我独尊」と書いている姿が何となく微笑ましい。

可睡斎ホームページは → こちら



こんなお祭りがあったなんて、全然知らなかった。
自転車で駆けつけている地元の子供達が多い。
元々はお寺の法要イベントなのだろうが「轟轟戦隊ボウケンジャーショー」までやっている。
夜店もたくさん出ていて、お坊さん達もカキ氷を売っている。

私の目当ては和楽器演奏デュオ「僖響」ライブ。
これが良かった!
お寺境内の一角に作られたステージ、砂利の上に敷かれたゴザに老若男女思い思いに座って聴く、和太鼓、三味線、篠笛のこのハイレベルな演奏!
静岡にこんなグループがいたんだ。
かの有名な和太鼓グループ「鬼太鼓座」にいた経験があると知り納得。
太鼓に合わせて頭の上に花火が上がり、首を後ろにそらせて眺める。
演奏が終わり、花火の破裂音につられて隣の池に降りてみる。
手筒花火の真っ最中だ。

可睡斎のホームページ、動画で手筒花火と灯籠流しの模様が見られます。→コチラから
すごいなーこういうHPの編集などもお坊さんの仕事なのだろうか。




秋葉山は火防の神様。
手筒花火もまた法要の一環なのだろう。
ここの花火は手筒がメインで、その合間にスターマイン風の花火があがる。
これがまた、ネズミ花火の巨大なのとかあまり見たことがない花火で楽しめた。
池を横切るナイアガラが、中央の仏像シルエットを浮かび上がらす。
流れ落ちる花火の光が水面に映って見事に美しい。

池に浮かべられたたくさんの灯籠の光が闇に映える。
そこで数人のお坊さんが法螺貝をぶぉーぶぉーと吹きながらご登場。
仏像の前で法上さんが般若心経を唱え始める。
お客さんも合わせて皆合掌。
晩夏の夜、何とも荘厳、幽玄な雰囲気のお祭りだった。
しかしお坊さんの入退場時にさだまさしの「精霊流し」をBGMに流すのには笑えた。


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THE夢人島Fes.2006

27日、行ってきました。
浜名湖畔の今夏一大野外イベントTHE夢人島Fes.2006
先月から知りつつも行く気は無かったが、前日26日の深夜にヤフオクでかなり安くチケット2枚入手出来たのだ。ラッキー!
「私コンサートってクラシックと和太鼓と綾戸千絵くらいしか行ったことないんだけど、ノリについていけるかな・・・」なんて妙な不安を抱きつつ、開演6時間前に家を出る。
チケット出品された方がたまたま近くの方だったので、行きがけに直接お会いして受取り。
そして舞浜駅からのシャトルバスには一時間待ち。
全くスゴイ人だ。
この日はサザン、福山雅治、BEGIN、GRAY、ポルノグラフティ、ミスチルと豪華メンバー勢ぞろい。
お客さんの数は6万人超。我らの席は最後尾の最端だったのでステージ上の人は豆粒にしか見えず、音が伝わるのも半拍遅れ。それに伴い前方と後方のお客さんのノリがウエーブのように微妙にずれているのがおもしろい。
横の鉄パイプの柵によじ登って腰かけ、大音響に酔いしれる。
午後3時からスタートしてトップはBEGIN。
BEGINはいい!「島人ぬ宝」つややかなギターの音色とともに胸に染み入る。
それとサザンが始まる直前のつなぎに歌ってくれた「涙そうそう」。実に良かった。
この曲は夏川りみの印象の方が強かったけど、やっぱりBEGINか。
後半戦、日が沈んで辺りが暗くなってきてからの方がやはり照明は映え、心なしか音響もよくなったような気がした。
どうも私は音楽そのものよりも舞台装置とか照明とか演出とか、スクリーンの映像の映し方とかアーティスト紹介のコピーとか、そんな方に目が行ってしまう。
福山雅治の「その男、美貌につき・・・」その続きのコピーに思わずぶぶっと笑ってしまった。
大御所はやはりサザン。
あぁそうかこういうノリの身振り手振りや合いの手の拍手ってどこでどうやるか決まっているのか~
とやっぱりちょっと照れてノリきることが出来ないまま辺りを見渡す。
思い出の曲「真夏の果実」を口ずさみながら。
ここぞ!というばかりのタイミングで舞台後方に上がった花火に迫力倍増。
スゴイ。スゴイが最後までいるとまた帰るのに何時間かかることか~
と終わり間際にそそそと帰り支度をしていると、またしても眼前で上がる花火の連発!
出口目指して小走りする夫のTシャツの裾を握り締め、後ろ向きで花火を眺めながら会場を後にする。
9時に終わって11時前に無事帰宅。
チケットを格安でゆずって下さったT様、本当にありがとうございました。早めに行ったため席エリア内での場所もいいところをキープでき、おかげさまで満喫しました。
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地元花火大会へ

8月も末、夏も終盤そろそろ秋風が吹くかというころに毎年うちの近くで花火大会がある。
昨年合併した隣町の花火大会が今年から無くなったせいで今年は打ち上げ本数がかなり増えたそう。
(街のど真ん中でやるそこそこ大きな規模の花火大会だったのだが、去年花火の残骸が自動車販売店の店頭の車に直撃してその被害が大きく、今年から花火の被害に対する保険金が下りなくなったために中止になったという。残念な話だ。)
決して規模は大きくないが、それでも随分お客さんが増えた。
小さめの尺球がポン、ポン、とゆっくりひとつずつ花開くつつましやかな花火を見ていると、あぁこれで夏も終わりだなぁと郷愁をそそる。

缶ビール4本と日本酒四合瓶につまみを持って徒歩で会場の川原へ。
畑のニラねぎ入りチヂミ、畑のきゅうりスティック、おから入り肉団子甘酢あん、頂き物のトウモロコシ入りコロッケ、ゆかり入り玄米おにぎりで二段お重つまみセット。
シートを敷いて陣取ったのは手筒花火打上げ場所の目前。
開始前に花火師のおじさんが「手筒花火始まったらあの辺の客は熱くて逃げるだろう」と指さしていた。



遠州新居名物、手筒花火。
ゴーッと音をたてて勢いよく炎噴く筒を一人1本抱え持つ。
目前で見るこの迫力!何度見ても感激。
風向き次第で本当にこっちにも火の粉が降りかかる。
今回は女性の方も2人いた。
いいなー私もやってみたい。
手筒花火が終わると、何やらお客さんが行列し始めた。
どうやら終わった花火の筒をプレゼントしてくれているらしい。
飲みかけの缶ビールを置いて私もそそくさと並ぶ。
まだ暖かい手筒花火の筒を1本ゲット!うれしいな♪
うちの玄関前に置いてあります。

合間合間のスターマインにはスピーカーでBGMが流れる。
「これ多分生演奏だと思うよ」と夫が言う。本当か!?
一人で前方ステージ近くまで行ってみたら正にそうだった。
若い男の人が一人で花火に合わせてエレクトーンを弾いている。
さすがエレクトーン発祥の町。


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夏休み旅日記~8月12日

「家を空けるのにこんな面倒くさい思いするならもうどこにも出かけない方がマシだー。」
なんて贅沢なぼやきを口にしつつ、いざ車に乗って出発するともう気分は上機嫌。
家から離れれば離れるほどうなぎのぼりにハイテンション。
旅のテーマソング、奥田民生の「イージューライダー」(車旅には合わないか?)をフンフン歌いながら下道を走る。

今回は内陸、山梨、栃木経由で東北へ。
とりあえずは私の実家、仙台を目指す。
この内陸下道ルートも3回目。
基本的に日本の道は、東京と大阪に近いほど道が複雑にからまりあっている。
なるべく一桁国道を使わずに(信号と車が多いので)その網羅された下道を緻密につないでつないで、静岡から600キロ離れた仙台にたどり着くのはなかなかのワザである。とナビ役の自分を自画自賛。
「日本全国下道ナビゲート選手権」みたいなのがあれば、けっこういいとこいけるかも私。
なんて数年前「旅行地理検定試験」を受けたらABCDEのランクでビリのEだったんだけど。

12日の午前出発。
いつもなら休み前日金曜日、仕事から帰ってきた夫を待ってすぐさま出発して夜通し走り福島手前まで行くのが常だが、今回は私の段取り悪さのせいで日を改めてからの出発。
まぁたまには無理しないスローペースの旅行もいいだろう。
夜に走るのとはまた違った風景に出会え、道の駅や産直などのお店も開いているので新たな発見もある。


静岡から52号を北上。
山梨県鰍沢町の産直「塩の華」で見つけた珍しい果物、その名は「ケルシー」。
別名「とんがりすもも」の名の通り、円錐型のすももだ。
最近開発された新品種の果物かと思いきや、中国原産で古来からあるものだという。
所変われば品変わる。こういうのを見つけると買わずにはいられない。
追熟して、緑色が黄色に変わると食べごろだというが、本日(25日)はいまだ緑色。

甲府から秩父に抜ける140号は日本の道100選「秩父往還道」。約6kmの有料トンネル「雁坂トンネル」を抜けるとそこは埼玉県。
トンネル手前の「道の駅みとみ」は気温16℃。
30℃を優に超える静岡からやってきた我が身にひんやり冷たい森の木々の香りがする空気がしみこむ。
清澄で冷涼な空気のさなか、売店で熱々ホカホカの「いのブタまん¥300」を買ってかぶりつく。具に地元産いのししと豚のかけ合わせ?いのブタのひき肉がみっちりとつまっていてなかなか食べ応えがある。

埼玉県に突入。
雁坂トンネルを抜けてすぐの「道の駅大滝温泉」で入湯。
1階と2階にある二つの湯船を温泉内部の階段で行き来できるのだが、ごく普通のホテルの館内にあるようなカーペット敷きの階段で、素っ裸にタオル一枚で行き来していいのかちょっと躊躇してしまう変わった造りの建物だった。

汗を流し、再び140号を走る。
「ドーン」と空にこだまする音響とともに、大きな花火が見えてきた。ちょうどこの日は秩父の町の花火大会だったようだ。
車で走行しながら花火を見ると、普通は平面の円形にしか見えない花火が立体的な球状に見えて非常におもしろい。回転している地球儀を見ているのと同じ理屈だ。
どこからともなく和太鼓や笛のお囃子が聞こえてきた。
元来お祭り好きな私(B型)。いてもたってもいられなくなり、見つけたスーパーの駐車場の隅に車をとめて秩父の町を歩きながら花火見物。
それにしても大きい。実に大きな花火だ。
丸く開いた尺球が、先日見た袋井の花火大会の花火よりもずっと大きく見える。
これは太陽や月が地平線に近いほど大きく見えるのと同じ理屈で、そばに対象物があると大きく見える錯覚なのだそう。
街中で、建物や陸橋などの横に見える花火。
こういうのも迫力があっていい。


いつもは北関東は夜に素通りして東北入りしてしまうのだが、翌日益子焼きの故郷益子町に寄り道しようと走行中に思いついた。今夜泊まるべく益子町近くの道の駅を地図を見て探すも、だいぶ離れた80km手前の熊谷市北の道の駅「めぬま」しか見当たらない。でもまだ寝るには時間が早い~と素通りして先へ進む。前進している最中に益子にもっと近い道の駅を見つけた!
茨城県と栃木県境の道の駅「にのみや」で車中泊。

地図を読むとは微妙なもので、それまで全然目に入らなかった文字をいったん見つけると、何でこれに気づかなかったんだろう、と不思議に思う。
栃木県と茨城県の位置関係もよく認識しないままでも地図をじーっと見つめていると、国道4号と6号を使わない東北入りのルートがぽわーっと浮かび上がってくる。
ポイントは常に縮尺の大きい地図と小さい地図を見比べること。
「自分が今どこにいるか」「目的の場所はどの辺にあるか」「目的の場所の周辺の地名は」
目的地がどっちの方面にあり、目的地の近くの主要な町の名を認識しておくのはけっこう大事。でないと表示案内板を見て瞬時に判断を下せない。車旅の走行中だと「あれ~どっちだ?」と迷っている暇は無く、とりあえず前へ進むしかないのだ。
まぁ間違ったら間違ったでその先でUターンするか、更に進んで別のルートを発掘するか、目的地をあきらめて先へ進めばいいだけの話だが。


ちなみに夫の旅日記は→ コチラ
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自家製ドライトマト作り


さすがに9日間も留守にしてたら、畑の野菜が盛りだくさん。
肥大化きゅうり。黄色のゴーヤ。
ミニトマトもわんさか。
真っ赤に熟したトマトをザル山盛りに収穫して、初めてのドライトマト作り。


天板の上に金網を乗せて半切りにしたミニトマトを並べてまず130℃のオーブンで1時間ほど加熱。
それで大体表面が乾いた感じに。
その後オーブンの上の熱気が出る部分に一日置いた。

完全に水分が乾ききる前のセミドライな感じのものがとてもおいしい。
甘みが非常に濃くって酸味も強く、まさにドライフルーツそのもの。
何個食べても飽きない。
生のトマトよりもたくさん食べられそう。
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長期旅行前の憂鬱


↑今年初めて実ったうちの畑のとうもろこし。

特に夏に旅に出る前は憂鬱になる。
長期家を留守にするときにやらねばならぬことが多いからだ。
冷蔵庫内の食品を食べきる。
お菓子の材料を使い切る。
保存する。冷凍する。
牛乳を飲みきる。
牛乳瓶を返す。
半端な洗濯物を洗いきる。
庭と畑の雑草を刈る。
庭の花の水やりをご近所さんにお願いに行く。
自治会費を先払いする。
盆供を先払いする。
自宅電話留守電設定を変える。
などなど、細かく数え上げれば無数。

畑のことも気になる。
旅に出る直前に来た台風で、竹で作ったトマトとナスの支柱が折れ、
収穫直前のとうもろこしもなぎ倒された。
休み前でお菓子の注文が重なる最中、時間の合間を縫ってノコギリ片手に近くの川原に竹を取りに行き、麻紐で縛りながら支柱を作り直す。

とうもろこしの実に蟻が這い登っていたので、慌てて収穫。
7本植えたうち、まともに食べられる収穫はたった4本!とほほ・・・
虫が入っていたのは1本だけ。
はじっこをちょこっとかじられた程度で中身は無事だった。
受粉がうまく行かなかったせいか、
サイズは普通なのに皮をむいたら中の実は全部真っ白のものや
ひとつ、ふたつ、みっつ・・・
と思わず黄色くなっている実を数えてしまったまだらのものなども。
↓でもこれもゆでて大事に食べた。


しかし、この朝採りゆでたてのとうもろこしの甘さといったら
「何だこの甘さはっ」
とひとりごとを言ってしまうほどだった。

多少小さめの野菜も皆収穫し、食べたり人にあげたり。
こういう時留守番がいてくれれば楽なのに・・・
なんてぼやきつつ家の戸締りを確認する。
例年、旅から帰宅すると家中カビだらけになっているので
今年は換気扇を回しっぱなしで出かけることにした。
フィルターを外すと音も静か。
帰宅後に換気扇の効果を確認。
少しでも空気が循環するとこんなに違うのか。

夫も遊び用荷物の取捨選択に大いに悩んでいる。
去年持参したファルトボート(折り畳みカヌー)と自転車を持っていくのはやめて、今年はボディボード、フィンとマスク、テントのみ。
七輪と炭を忘れたことに旅に出てから気がついた。
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無事帰宅しました。

12日に静岡を出て、甲府、秩父、益子、福島、仙台、岩手、秋田、新潟、そして長野を通って昨夜20日帰宅しました。
気ままな下道走行車中泊の旅。今から写真整理です。
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