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ホームレスの東大卒弁護士

よろず世の中138

失踪・ホームレス・また失踪の東大卒弁護士

 東大法学部出身の弁護士とホームレス、同一人物とは想像しにくいが・・・・

埼玉弁護士会所属、飯能市にある西武栄光法律事務所の弁護士葛西清重弁護士(65)が依頼をすっぽかして失踪している。

 「飯能市の阿須運動公園でホームレスをしていた葛西さんと会ったのは、09年12月30日でした」と振り返るのは飯能キリスト教会の中澤イサク牧師。「長髪で髭ぼうぼう、ひどい格好だった。協会のシャワー―を使ってもらい、古着を与えると

信じられないでしょうが、東大出の弁護士です』と言っていましたけど、本当に信じられませんでした」

 社会復帰を勧められ、葛西氏が埼玉県弁護士会に登録したのは翌年(2010年)5月のこと。

 「信者さんたちから融資をしてもらい、アパートを借り、協会内の一部屋を法律事務所として、弁護士活動を再開しました。多重債務の依頼がほとんどだと思いますが、当初は順調だったようです。

でも今年の5月に癌の手術をしてから、おかしくなった。9月にアパートの家賃を3ヶ月分滞納していることが分かり、今後のことを話そうと約束して、翌日アパートを尋ねたのですが・・・」(中澤氏)

40件以上の依頼を放置したまま消えていたのである。

情けない男です。

葛西氏は東大法学部を卒業し、今より狭き門だった司法試験にも20代で合格。のみならず、都立大学総長を務めた法学者の娘を嫁に貰い、順風満帆の法曹人生をスタートしたはずだった。

「娘とは30年も前に離婚しています。知り合いからの紹介で、真面目そうだからと結婚を認めたんです」と元義母は言う。 続く

 

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