日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
我々は田中角榮の「何」を知っていたのか?
我々は田中角榮の「何」を知っていたのか?
その三
◎福田派に属していた反田中派の議員が入院した際、真っ先にお見舞いに駆けつけてくれたのは田中角榮であいさつもそこそこに、ベッドの議員の足もとに紙袋を差し込み、「それじゃあお大事に!!」と言って帰った。
中を見ると驚くことに300万円入っていた。
次に派閥のボスの福田赳夫が見舞いにやってきた。ひと通りお見舞いの言葉を述べた後、ぎこちない様子で「こんな時不自由するだろう。ほんの心づもりだ」と言って白い封筒を差し出した。
しかし、その議員は福田ボスの動作が不自然だったため、礼儀として遠慮を申し出た。福田は「そうか・・・」と言って白封筒を懐へ戻した。
次に現職総理大臣の中曽根康弘がやってきた。見舞いの口上の後、機械的に茶封筒を差し出した。
ボスの福田の時、遠慮したぶん損をしているので、議員は今度は遠慮せず頂こうと受け取るつもりで中曽根が差し出した茶封筒に手をかけた。
ところが中曽根はその茶封筒を離さず、議員に政治家の心得のようなものを説き続けた。しかし中曽根はそれでも茶封筒を手放して議員に渡す風でもなく、さすがに気が引けてしまい、思わず茶封筒から手を離してしまった。
すると中曽根は悠々と自分の背広の内ポケットに茶封筒をしまい込んだ。
こののち、議員は福田派として動いていたが、ピンチの時には党派を越えて田中角榮を支えた。
◎福田派の福家俊一が入院したとき、いち早く見舞いに訪れ、分厚い袋に500万円もの金を入れて足もとに忍ばせた。
その後4回ほど田中は福家を見舞いに訪れ、そのつど500万円を足もとに忍ばせていた。福家はその後、田中角榮の批判をしなくなった。
◎田中がソ連を訪れる折り、秘書から盗聴されるので気を付けるようにと忠告を受けた。しかし田中は発想を転換してこの盗聴を逆に利用し「『石鹸が悪い!!トイレットペーパーが悪い!!』と怒鳴ると、翌日には上等なものに変わっていた。盗聴されるのもいいものだ!!」と帰国後に笑いながら秘書に伝えると、秘書は絶句したという。
◎お金を渡すときは細心の注意をはらい、相手によってプライドをくすぐり、或いはプライドを逆なでしない枕ことばを使用し、賄賂と取られないように細心の注意を払って渡していた。
政治家に対しては
「お金はいくらあっても邪魔にはなりませんから」
「資金はあると思いますがまげて収めてください」
「党のため、国のため、あなたには当選してもらわなくてはなりません」などと言う。
官僚に対しては
「このくらいの金で君は動く男じゃないだろ?俺の気持ちだ!」
「俺だって見返りを要求するほど愚かな男じゃない」等と言う。
料亭で働く人たちに対しては、女将に
「これを皆さんにお願いいたします」などと徹底的に腐心してプライドを傷つけず渡していたそうだ。 続く
その三
◎福田派に属していた反田中派の議員が入院した際、真っ先にお見舞いに駆けつけてくれたのは田中角榮であいさつもそこそこに、ベッドの議員の足もとに紙袋を差し込み、「それじゃあお大事に!!」と言って帰った。
中を見ると驚くことに300万円入っていた。
次に派閥のボスの福田赳夫が見舞いにやってきた。ひと通りお見舞いの言葉を述べた後、ぎこちない様子で「こんな時不自由するだろう。ほんの心づもりだ」と言って白い封筒を差し出した。
しかし、その議員は福田ボスの動作が不自然だったため、礼儀として遠慮を申し出た。福田は「そうか・・・」と言って白封筒を懐へ戻した。
次に現職総理大臣の中曽根康弘がやってきた。見舞いの口上の後、機械的に茶封筒を差し出した。
ボスの福田の時、遠慮したぶん損をしているので、議員は今度は遠慮せず頂こうと受け取るつもりで中曽根が差し出した茶封筒に手をかけた。
ところが中曽根はその茶封筒を離さず、議員に政治家の心得のようなものを説き続けた。しかし中曽根はそれでも茶封筒を手放して議員に渡す風でもなく、さすがに気が引けてしまい、思わず茶封筒から手を離してしまった。
すると中曽根は悠々と自分の背広の内ポケットに茶封筒をしまい込んだ。
こののち、議員は福田派として動いていたが、ピンチの時には党派を越えて田中角榮を支えた。
◎福田派の福家俊一が入院したとき、いち早く見舞いに訪れ、分厚い袋に500万円もの金を入れて足もとに忍ばせた。
その後4回ほど田中は福家を見舞いに訪れ、そのつど500万円を足もとに忍ばせていた。福家はその後、田中角榮の批判をしなくなった。
◎田中がソ連を訪れる折り、秘書から盗聴されるので気を付けるようにと忠告を受けた。しかし田中は発想を転換してこの盗聴を逆に利用し「『石鹸が悪い!!トイレットペーパーが悪い!!』と怒鳴ると、翌日には上等なものに変わっていた。盗聴されるのもいいものだ!!」と帰国後に笑いながら秘書に伝えると、秘書は絶句したという。
◎お金を渡すときは細心の注意をはらい、相手によってプライドをくすぐり、或いはプライドを逆なでしない枕ことばを使用し、賄賂と取られないように細心の注意を払って渡していた。
政治家に対しては
「お金はいくらあっても邪魔にはなりませんから」
「資金はあると思いますがまげて収めてください」
「党のため、国のため、あなたには当選してもらわなくてはなりません」などと言う。
官僚に対しては
「このくらいの金で君は動く男じゃないだろ?俺の気持ちだ!」
「俺だって見返りを要求するほど愚かな男じゃない」等と言う。
料亭で働く人たちに対しては、女将に
「これを皆さんにお願いいたします」などと徹底的に腐心してプライドを傷つけず渡していたそうだ。 続く
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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そういう特別な人間であるため、大勲位の栄誉を
たまわったのでしょう。実際は自分たちで適当にお手盛りしているだけです。くだらない政治家の勲一等があまりにも多すぎます。
中曽根のような罪人が大勲位ですから勲章の価値が大きく減ってしまいました。
田中角榮は本当に日本のために働き、本来なら叙勲に値する人物でしたが、死ぬまで裁判で戦っていたため、勲章はもらえなかったのです。しかし田中の業績は国民の心の中に勲章以上の永遠の輝きを放っています。
本当に地道に人のために人生の全てを捧げ尽くした方が、勲五等・六等に叙勲されているのが現実です。
大して仕事をしていない議員、役人が勲一等二等などの上位を貰っている訳で、勲章の価値は推して知るべしです。
何事も役所仕事ですから。
それよりも、間もなく大震災から1年です。
端で見ているだけで、何も出来ませんが、それ以上に政府は、被災地の実情を考えていません。
復興いぜんの瓦礫処理等懸案事項が多々あるのに、
トップがアホですから。
石原都知事が言うように、総理が全国の自治体に瓦礫処理の手伝いをするように支持すればすむことです。
これほど簡単なやり方一つも進められない無能政府です。
官僚と無能政治家が国を滅ぼしています。
残念のひとことです。
復興までに他地区に人の流出があるのではないかと新たな頭痛の種が生じて弱りきっています。