日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
03社会的証明の
03・社会的証明の法則
他人がやっていると、つい真似してしまう。
周囲の行動に影響されやすいのは万国共通
チャルディーニが解き明かした第3の法則は「社会的証明」。
特に日本人はその傾向が強いのですが、人は判断に迷った時、他人の行動を参考にして自分の行動を決めることが多いのです。
どのレストランへ行こうか迷った時、ネットのランキングを参考に店を決めたり、知らない土地で通行する人の動きを見て何となく駅の方角へ見当をつけたりするのも、この法則による心理です
影響されやすいのは決して日本人だけではありません。ニューヨークで行われた実験で、突然数人が空の一点を見上げるという行為を繰り返して周囲の人の反応を調べました。
その結果、実に全体の80%の通行人が、同じように空を見上げたそうです。
このように、人は周囲の行動に影響を受けやすいと言えます。「たくさんの人が買っているから、いいものなのだろう」とつい思いこんでしまうのです。
テレビショッピングで「注文が殺到しています」「残りわずかです」などとテロップが出るのは、この心理をあおっているのです。
逆に人が見向きもしないものならダメだと判断します。
あるドラマが異常なほど低い視聴率に悩まされて打ち切りになったことがありますが、視聴率が低いことが強調して報道されると、「そんなドラマなら見なくていいや」と多くの人が見るのをやめてしまいました。
中には自分は面白いと思っていたけど、世間の評価が低いことで、見なくなった人もいるかと思われます。
自分の判断よりも世間の判断を重視しているので、この場合にも社会的証明の法則が作用していると言えるでしょう。
又、周りにいる人が、自分に似ている、つまり年齢や体形など自分に近い人には、特に心理的影響を強く受けることも明らかにされているのです。続く
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