寒暖の差が激しい日が続いています、昨日は横浜でも零度近かったのではないでしょうか。
鉢の中の土に霜柱が・・・我家の庭では今冬初めてだったかも知れません。そして、今日は一転、
春を思わせるほどの暖かさ、この変化に人だけではなく、植物たちもびっくりしていることでしょう。
先週の金曜日もまた、春を思わせるような気温でした。仕事がやっとひと区切りついたので、
どこか歩いてみたくなり、ちょうど休日の合った夫と、真鶴半島をぐるりとウォーキングにでかけてみました。
スタートはJR真鶴駅です。1周すると、ほぼ3時間ということですので、ちょっと遅めのランチを魚市場あたりで、
新鮮な海鮮料理でも食べられるのではと、これを楽しみに歩きだしました。
反時計回りに半島を1周します。しばらくバス通りを歩くと、南側の海岸が眼下に見えてきます。
遠く霞み、海面はキラキラ光り、まるで春の海を思わせます。
中川一政美術館が深い森の中にあり、このあたりからこの半島をすっぽり覆う森林地帯が続きます。
照葉樹林帯で冬でもうっそうとしています。さらにつややかな葉もめだちます。遊歩道も完備されていて、
小鳥がさえずり、砂浜のない海岸線もまた、真鶴の海岸の特徴なのでしょう。
ここを、魚を呼び寄せる森「魚付き保安林」と言い、保護されて豊かな漁場となっています。
土壌が落葉などによって養われ、海にせり出した木々の枝からは虫が落ち、海面にはプランクトンが集まり、
それを求めて魚が寄ってくるなど、そのサイクルは森を育て、豊かな漁業をつくるなど、大切にされている
場所です。
そんな豊かな森も、県の名木にもなっているクロマツには駆除剤を撒くための長いホースが巻かれ、
すでに虫の被害で朽ちてしまった木も目立っていました。
岬先端の三石海岸。大きな2つの岩を渡す注連縄が飾ってあります。初日の出の名所として有名なところです。
引き潮の時は先端まで歩いて行くこともできるそうです。
陽射しは暖かったのですが、海岸は風が強く、冬の厳しさも感じられる海でした。
ここでちょうど行程の半分、ランチをめざして急ぎます。
午後2時、魚市場にある町営レストランで遅いお昼をとることにしたのですが、すでに地魚料理は終わって
しまいました。でも新鮮なお刺身を堪能し、駅へ急ぎました。
自然豊かな島をすっかり気に入ってしまいました。
季節柄、花はほとんど咲いていなかったのですが、今度は季節を変えて再び訪れたい場所です。