大統領選まではドル円、米国株価とも大きな崩れはないと見てトレードしてきたが、おおよそのところは問題なかったようだ。しかし、ここからはひじょうに難しい。
ここまでの大きな流れから見ても、円安方向への為替の動きは容易に想定できる。以前書いたドル円のミラー相場が正しければ、11月あたりから、本格的な円安への方向が出てくることになる。他にもドル円が週足で大きな動きを見せているなど、円安への再度のチャレンジ相場であることは間違いない。
しかし、米国株価はどう見てもここから急激な上昇に入るという雰囲気はなく、大統領選までの無理な上昇のつけが出て一旦大きく下落する可能性が高い。ダウが13000を割れば12600あたりまでは落ちると思われる。
しかし、米国株価下落と、円安の共存はなかなか難しい。ここに矛盾があるのだが、解決する方法としては、ドルの独歩高という可能性を考えるのがいいだろう。ドル高によるドル円の上昇というパターンである。もしそうだとすると、クロス円は横ばいということになる。もちろん、貴金属は大きく下落する。
テクニカルとファンダメンタルの両面から、大統領選以後の為替の動きを占ってみたが、以上のような仮説をひとまず採用しておきたい。勝者がオバマとロムニーのいずれにしても為替の動き自体にはそれほど大きな差がないように思う。しかし、現状では、大方の予測どおり、オバマの勝利になると考えてはいる。
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