円売りが積み上がってきているため、ドル円157円あたりをメドとしての攻防になっている。ただ、156円半ばのサポートも強力で、1時間足で見ると徐々にサポートは切り上がってきている。来週には158円を試す動きになると思われる。
ところで、驚いたのはDMMビットコインのハッキング?事件だ。資産簿からすると顧客資産のほとんどすべてと思われる480億円分のビットコインが不正に外部に流出したらしい。同社の広告等では、顧客資産の9割以上はコールドウォレットに入れてあるという触れ込みなので、それが本当ならコールドウォレットからの流出ということになるが、それはどうか?実は、広告は虚偽でホットウォレットに入れてあったとかいうのか、あるいは、内部犯行か、トロイの木馬型か、今後明らかになると思われるが、いずれにしてもDMMビットコインの信用は地に落ちたと言えるだろう。
DMMグループがグループ総力で補償するとのことだが、人によっては数億円以上になるだろう。どういう形の補償になるのか注目したい。ちなみに、自分はいくつかの取引所に分散しているが、DMMビットコインには1ビットコインも入れていなかったので良かったし、このブログでもここを推薦などした記憶はない。なぜ使っていないかと言えば、この会社がもともとがアダルトビデオ屋さんの出自だからである。現在でもDMM全体の3割近い収益はアダルト関係だと言われている。もちろん、これは個人の意見なのでいろいろな考え方はあるだろう。なお、
DMMビットコインの内情については、少し古いがこの記事が詳しいので参考になる。
ただ、暗号通貨にはこの弱点はあるので、取引所を極力分散しておくか、自己保管(セルフカストディ)を併用するのが基本である。今後、ETFなどが国内でも認められるのが望ましいことももちろんだ。
いつも楽しく拝見させて頂いております
ドル円の5月の月足ですが、首吊り線?と、ドル円の下髭を見に行く習性を考えると6月は様子見しようと考えております
ヤマハ様はどの様にお考えでしょうか
こんにちは。確かに通常のローソク足だと、月初め終わりがほとんど変わりがないところで長い下ひげが出ているので不安なチャートに見えますが、実際の動きはかなり強かったように感じます。
これは同じ月足を、平均足で見るとよくわかります。平均足だと5月は力強い陽線となっていて、3,4月のような大きな上ひげは出ていないにせよ、弱さはないチャートです。平均足は、始め・終わりだけでなく、様様な要因をローソク部分に繰り込めるので、トレンドが分かりやすいです。ぜひ併用ください。
ということで、6月も上昇と考えています。