円安基調が続いているところ、ダウが軽く底打ちし、米国債の利回りも上昇してきた。ダウの下げはまだ先がありそうだが、当面、しばらくはなんとかなりそうだ。日経はP&Fでも完全に上方ブレーク。
ということで、今週から来週程度は円安基調でさらに上昇を続けそうな気配だ。ドル円、全戻しの84円は難しいにしても83円台は望めるかもしれない。そのあたりで、次のダウの下げで円高で80円から79円台あたりに一度戻るというのが理想的展開だが、どうか。
いずれにせよ、今の所、いわゆるテールリスク(出現比率は低いが、損害が大きいリスク)が出てくる可能性が極めて低いと思われる。中期は、テクニカル的な波動で見ていけばいいのではないか。
いろいろ政治絡みのことを書いたが、コメントに書いたように、結局は、なるようにしかならないと思っている。これには実は研究がある。左下の図書のリンクに引用してあるが、エリオット波動研究の第一人者のプレクター(『エリオット波動入門』パンローリング)は、エリオット波動が様々な社会学的事象に見られるという研究をしている("The Wave Principle of Human Social Behavior and the New Science of Socioeconomic" )。残念ながら邦訳はないが、中味は極めて面白い。人口その他の現象におけるエリオット波動を分析したものだ。もし様々な政治現象(例えば、政党別議員数)にも似た波動があるとすれば、投票行動もFXや株のトレーダーの行動同様、所詮、その流れに乗って行われているに過ぎないのかもしれない。
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