FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



現在の円売りの動きにはかなり強いものがある。円を売っているのは主に米国のファンドが中心と言われるが、当面の目標は前回高値の84円台のようである。上げ下げしつつ12月の選挙後には実現しそうな案配である。
 
選挙と言えば、情勢はかなり混沌としているものの、維新が予想以上に強そうである。橋下氏がかなり柔軟な政策をとっているのが功を奏しているものと思う。石原氏を「象徴天皇」として、「摂政・関白」である橋下氏が全権を握る体制と思われるが、現状、うまく回転している。前のエントリーでも書いたように、80才を過ぎた石原氏にはもう新しい政策を実施する力はないと思うが、都政における浜渦・猪瀬のように、有能な人を生かす力は持っているのだろう。
 
橋下氏の経済政策、特に金融政策はまだ不透明な部分が多いが、ここしばらくの彼のtwitを見ていると、金融緩和策に傾きつつあるようだ。下に引用したtwitにある、ニコ生での、緩和派の高橋洋一氏と、反緩和派の池田信夫氏の討論を見て、高橋氏に軍配を上げているという内容から推測できる。
 
例えば、今日の朝のtwit
 
「公選職である政治家は、専門家の意見、議論を聞いて、腹に落ちる方を選択することが仕事。政治は選択だ。高橋氏と池田氏の論戦は政治家にとって大変ためになる。一人の専門家に盲目的になってはならないが、それでも高橋氏の論 http://bit.ly/UmAXVN  が腹に落ちる。」

その前の22日のtwit

「ニコ生ガチンコ高橋洋一氏VS池田信夫氏視聴。高橋さんの圧勝だった。池田さんは、期待インフレ率を知らなかったようだ。名目金利が0だから金融緩和は意味ないというロジックの一点張り。池田さんの高橋さん批判の論ってこんな程度だったの?名目金利0でデフレだったら実質金利はプラス。」

私(やまは)も、ちょっと見てみたが、高橋氏の方が理論武装に優れており、また、実務の経験もあり、完全に高橋優位と判断した。正直、高橋、池田両氏とも経済学アカデミックの世界では、権威とは言えない方達だと思うが、私は、そういうこととは無関係に、内容だけで是非を判断することは可能だと思う。

もちろん、これだけで決まるものでもないが、維新の政策が、大きく、金融緩和派へ動いた瞬間を見た思いがしたのである。ネット時代の面白い見物であった。







コメント ( 8 ) | Trackback ( )