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ニール・ヘフティー ⑥ 映画「女房の殺し方教えます」 テレビ「バットマン」

 

 ニール・ヘフティー(Neal Hefti)が映画音楽を手掛けてから,「求婚専科(Sex and the Single Girl)」(1965年)に次ぐ2作目の「女房の殺し方教えます(How to Murder Your Wife)」(1965年)です。

 この映画はジャック・レモン(Jack Lemmon)、ヴィルナ・リージ(Virna Lisi)主演のコメディーで、独身貴族を楽しんでいた主人公(ジャック・レモン)が、美人で聡明、性格も良い理想的な女性(ヴィルナ・リージ)と出会って結婚しますが、完璧すぎて窮屈になってしまい、元の独身生活に戻るため、妻を殺すためのいろいろな方法を考えるというストーリーです。ジャック・レモン主演でコメディーなのですが、設定に無理があるのと、監督がやや凡庸なリチャード・クワイン(Richard Quine)のため、あまり笑えない仕上がりになっています。監督がビリー・ワイルダー(Billy Wilder)で、脚本がワイルダーとI,A,,L,,Diamondだったら良かったのにと思ってしまう映画です。

 

 

 

 ニール・ヘフティー(Neal Hefti)作曲の「バットマン(Batman)」(1966年)のテーマ曲です。「バットマン(Batman)」はアメリカン・コミックのヒーローを、テレビドラマ化したものです。米国では1966年~68年まで放映されました。当時日本でもテレビ放映されましたが、あまり人気にはなりませんでした。1990年代~2000年代にはシリーズで映画化され、世界中でヒットしました。

 

 

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ヘンリー・マンシーニ ⑤ アルバム 「The Mancini Touch」より「Traverin' Light」 「Politely」

 

 ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)は映画音楽のOSTだけではなく、自身の楽団のアルバムを毎年リリースしました.。自作曲だけでなく、ジャズのスタンド・ナンバー、他の作曲家の映画音楽やヒット曲を、マンシーニのアレンジで演奏した作品集です。

 アルバム 「The Mancini Touch」(1959年)はテレビ・シリーズ「The Music From Peter Gun」「More Music from Peter Gun」のヒットに続いてリリースされた、マンシーニ楽団の演奏集です。"My One and Only Love"、"Robin's Nest"、"That's All"などのスタンド・ナンバーとマンシーニのオリジナル曲が収録されています。

 UPしたのは「The Mancini Touch」より”Traverin' Light”です。ジャズ・トロンボーン奏者トラミー・ヤング(Trummy Young)作曲、ジョニー・マーサー(Johnny Mercer)作詞で、ビリー・ホリデイ(Billy Holliday)がポール・ホワイトマン(Paul Whiteman)楽団をバックに1942年にレコーディングしました。

 

 

 

 ヘンリー・マンシーニのアルバム 「The Mancini Touch」(1960年)からマンシーニ作曲の”Politely”です,。このアルバムにはウェスト・コーストのジャズ・ミュージシャンが参加していて、ジャズ奏者のアドリブ演奏を楽しめます。

 Shelly Manne (Drums)、John Williams(Piano)、Robert Lang,Ted Nash(Sax)、Victor Feldman(Vibraphon)

 

 

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ヘンリー・マンシーニ ④ 「ミスター・ラッキー」より ”ミスターラッキー” ”Softly”

 

 ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)の”ミスターラッキー(Mr. Lucky)” です。「ミスター・ラッキー」はブレイク・エドワーズBlake Edwards)監督で、1959年から1960年に放映されたテレビ・シリーズで、昼は豪華客船、夜は賭博場に早変わりする船を舞台にラッキー船長が次々に犯罪事件を解決していくというドラマです。音楽はヘンリー・マンシーニで、テレビ・シリーズ「ピーターガン」に続く、ブレイク・エドワーズとのコンビ作品です。

 オルガンをベースにしたソフトな美しいメロディーとサウンドで、初期のマンシーニの代表作だと思います。

 

 

 ヘンリー・マンシーニのアルバム「Music from Mr.Lucky」(1960年)から”Softly”です。アイヴォリー・サウンド(Ivory Sonnd)と呼ばれたソフトなブラス・アレンジに、マンシーニのロマンチックなピアノ・ソロが、後年の「ひまわり」や「ロミオとジュリエット(作曲ニーノ・ロータ)」の演奏を想い起こさせます。

 

 

 

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