人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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「笑点」 三遊亭好楽はやる気だして、昇太は機転がきかない!
しまった!不覚にも10月1日号「笑点特大号」を撮り忘れ。一門対決だったのか?面白かったろうな。残念。
さてこれまでの笑点を観ていて三遊亭好楽についての苦言。
好楽より一つ年下の三遊亭小遊三は、ペ・ヨンジュン、福山雅治、アラン・ドロン、指名手配の犯人と次々にキャラクターを作り上げています。まさに七つの顔を持つ色男として、混浴、女湯や袋とじなどの下ネタや、アイLOVE奥様ネタを連発し、場内から笑いを誘っています。その他にもたい平と大月秩父合戦、清純派ロマン、大月がパリだったり、トイレが近いなど、ボソっとした返しも絶妙。数え上げたらきりがないほど引き出しの多さに小遊三はただ物ではない。
それに引き換え、三遊亭好楽はもともと面白い答えが少ない(司会の円楽師匠にも面白くないと言われてきた)のにそれに輪をかけた、「やる気ないネタ」で笑いをとっている。
その笑いは昨今のお笑いバラエティの「いじり」であり、ダウンタウンや、たけしのいじって笑いを取る、悪しき慣行の典型的なものです。好楽に何があるのでしょう。酒、競馬,賭け事。やる気がない、答えが浮かばないネタばかりです。
笑点の笑いはお題をひねって返して畳んで広げて笑わせる粋な落語の笑いであり、五七五の川柳や都都逸の当て句がそれを表しています。
小遊三と並んでいる頃はまだ、まともだった好楽。席替えして桂宮治と並んでからはディレクターやプロデューサーの意向なのか、桂宮治と春風亭昇太にいじられているとしか思えない。ネタの引き出しの狭さは立川晴の輔、好楽、宮治が同列。左三人と右三人のあまりの違いに笑点はバラバラ。
それに輪をかけているのが司会の昇太です。小遊三がくだらない面白いことを言うと、”そんなのないでしょ”、”そんなのある?”と言って座布団を取ってしまう。司会の先代円楽が”くだらないねえ”と言って、笑いながら座布団をあげるのとは大違い。ちっとも笑えない晴の輔や宮治の語呂合わせに座布団をあげるのにはがっかりしてしまいます。語彙の少なさ、ひらめききのなさ、”だ・か・ら・昇太さん、笑点にまとまりが無くなってしまってるんですよ。”
林家木久扇や三遊亭円楽がいた頃は昇太の司会さばきは表立ってでてこなかったけれど、木久扇が去り、席順が晴の輔、好楽、宮治と右三人になってからは、昇太の司会の不味さが露呈しています。
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