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韓国時代劇ドラマ 「商道」③ (2001~2002年MBC)

 
 
 2001年のMBC演技大賞でまだ撮影中の「商道」が紹介されて、イ・ジェリョンとホン・ウニなどがゲスト出演していましたが、イ・ジェリョンが地味であまりピンとこなかったのを覚えています。商道を始めて見た時もイ・ジェリョンは大河時代劇ドラマの主人公としては弱いのではないかと、内心思っていました。でも、その地味で平凡で真面目そうなイ・ジェリョンはイム・サンオクにピッタリだったのです。他にも悪役を演じたチョン・ボソク、同情なしの許せない悪役のチョン・ホグンがドラマを盛り上げてくれました。
 
 イ・ビョンフン監督の演出、チェ・ワンギュ作家の脚本も素晴らしいのですが、何といっても適材適所の配役で、芸達者で多彩な脇役の人たちがよかったと思います。
 
 イム・サンオクは3人の女性に愛されます。
 
 「仇敵でライバルの娘タニョン」役のキム・ヒョンジュは全篇通して頭脳明晰、落ち着いていて高潔なお嬢様を演じていてます。ドラマの終盤では予期せぬ出来事が起こりますが、それでも凛としていて存在感もあり、とても素晴らしくますますファンになりました。
 キム・ヒョンジュは屈託なく明るい可愛い女性を演じても、それが本当に嫌味がなくていいのです。ドラマのなかで、それまで明るいのに暗くなってしまう二通りの役(ガラスの靴、彼女の家)を演じることがあって、”上手だわ~”と見入ってしまいます。キム・ヒョンジュは大好きな俳優です。
 
 「元両班のチェヨン」役のキム・ユミは背も高く、とても見栄えのする人です。品もあって、この役にはぴったりでした。クールさと優しさをもっている個性的な俳優です。
 
 「湾商ドゥクチュの娘ミグム」役のホン・ウニは、当時21歳とは思えぬ落ち着いた演技でした。「星を射る」(2002年MBC)ではイ・ソジンと共に悪役を演じていました。俳優のユ・ジュンサンの奥様です。
 
 「主人公イム・サンオク」役のイ・ジェリョンは身体は大きくないですが、本当の意味での名俳優です。「波」(1999年SBS)では真面目で堅物な貞操を重んじる長男役を演じ、相手役のイ・ヨンエを責めたて、困らせてしまいました。
 「東洋劇場」(2001年KBS)では1930~40年代に活躍した誠実な人気俳優役を、「総合病院」(2008~2009年MBC)でも良心的な医者を演じました。「グッバイソロ」(2006年KBS)のやくざ役や、「悪い女、善い女」(2007年MBC)では浮気者の役も演じましたが、ファン心理としては良い人を演じてほしいです。
 
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