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ノチャサ/アン・チファン”清算を叫び呼べば” 「人が生きる世の中」 人が生きる世の中を壊すTPPに反対します

 
 
 
 
 「人が生きる世の中」とは本質的で自然な言葉ですが、「人が生きる世の中」は容易なことではありません。資本主義が高度に発展した「新自由主義」の名のもとに、巨大企業(資本)が国(政治家)と国民の上に立つ、”人々が生きにくい世の中”の嵐が韓国でも日本でも欧米でも吹き荒れています。人の命(医療、食料)も、戦争と平和もすべて資本が決めてしまう世の中になってしまいました。お金が最優先される世の中は人々が最も生きにくい世の中です。
 日本でもTPPが成立したら、日本の金融・保険・医療・教育・農業・インフラなど多くの分野が、欧米の巨大企業(資本)に支配されるようになってしまいます。
 TPPの具体的な内容や『ISD条項』の恐ろしさについて、マスコミ(テレビ・新聞など)は一切報道しません。国民にとって都合の悪いことを報道しないのが、現代日本のマスコミの姿です。
 
 今日5月23日は韓国元大統領、ノムヒョンの命日です。
 
 ノ・ムヒョンの座右の銘は「人が生きる世の中」です。それははどのような世の中なのでしょう。
 
 
  ノ・ムヒョンが考える「人が生きる世の中」とは
 
 
  人が先にある世の中
 国民が主人公である世の中
 子供達に恥ずかしくない世の中
 普通の人の常識が正義になる世の中
 自分の選択に責任を負う世の中
 真実が偽りに勝つことができる世の中
 お金が人より大切でない世の中
 
 ノムヒョンの演説より
 
 「人が生きる世の中」は、私がサインを求められるときその言葉を常に書き加えます。私が考える「人が生きる世の中」というスローガンは本質を集約しています。
  人が人として尊敬される社会、これは自由と平等, 人権とデモクラシーを含む概念だと思います
  もっと重要なことは、人が人の役割をして暮す社会です。道理をつくす人間, 主権を行使する国民。これが私は人間の役割だと思います
 
 
 文京洙(ムン・ギョンス)著の「韓国現代史」(岩波新書)を読んでいます。日本人の私には想像できないほどの過酷な現代史です。その中でもノ・ムヒョン大統領の大きな実績は、葬られた過去に光をあてた、過去の歴史を清算する行動に出たことだと思います。
 
 画像の歌はノチャサの”清算を叫び呼べば”(2007年KBS開かれた音楽会から)は削除されましたのでアルバムからです。詩人ヤン・ソンウの詩。
 
     清算を叫び呼べば
 
 清算を叫び呼べば 私すでに去って 私は長い死の時代
 夢もなしに横になってから
 私はすでに大きい川を越えて去ったと答えなさい
 その深い所へ魂の叫び その丘の所へ民主の痛恨の苦痛
 私の小さなこの身歴史に捧げて闘うと愛しようぞ
 清算を叫び呼べば 私すでに去って
 土埃、灰を使ってあなたといて土地を助けて
 新しい夜明けの霧の中に発ったと答えなさい 
 
清算とは (明るさ、希望の世界、政治的圧制の鎖から解放されること、自由、民主、平和がおとずれること)
 
私とは (現実に抑圧されて、自由をも失した民衆)
 
長い死の時代とは (独裁政権の不幸な現実、朴(パク)・全(チョン)大統領の軍事独裁時代の世の中)
 
夢もなしに横になってからとは (未来を見ることができず、あきらめながら暮らす絶望的な姿)
 
私はすでに大きい川向こう (暗い死の時代を壊そうとする長い闘いに参加する)
 
 
 
 
 
 アン・チファンの”清算を叫び呼べば”。ノムヒョンの人柄が偲ばれる画像です。
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