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韓国フォークソング/コッタジ ”託(ことづけ)””岩のように”

 
 
 
   コッタジ ”託(ことづけ)”
 
 韓国の歴史は抵抗、闘いの歴史でもあります。その中で生まれた歌や、歌声を届ける人たちのグループも生まれました。歌で慰められ、励まされ、勇気づけられました。それらの歌は民衆歌謡と呼ばれます。
 
(韓国Wikiより) 民衆歌謡とはプロテストソングで、主に社会運動に関わる歌を総称する表現です。 労動運動,・祖国統一運動,・人権運動,・政治運動など主題別で多様です。
 韓国の民衆歌謡は主に 1980年代に数多く作られました。民衆歌謡は当時の世相を反映し、 それぞれの運動の主題を歌いました。 1987年の韓国での民主化のための「6月抗争」以後には、多くの大学に民衆歌謡を歌うノ-レペ(サークル)が創立されました。
 以後労動運動が活発だった期間には、労動者の権利に関する民衆歌謡がたくさん増えました。2000年以降も大衆が大きく動いた集会(2002年の米軍装甲車による女子学生圧死事件など)の歌も歌われています。
 社会・政治問題に限らず、日本の植民地時代からの解放の歌や、北朝鮮との祖国統一を願う歌などがあります。
 集会で歌われる歌はそのために作られた歌もありますが、なかにはキム・ミンギの”朝露”"常緑樹”のように自然発生的に集会で歌われて、民衆歌謡の象徴になった歌もあります。(韓国Wikiより)
 
 
 歌が好きな韓国の人々はいろいろな抵抗の場面や集会で、力強い歌だけではなく、流行歌やフォークを歌いました。フィーバーズ”逝ってしまった友達に捧げる”や、4人組ヘバラギ”今の別れを”なども歌われました。
 
 以前にノチャサのカテゴリでノチャサ(歌を探す人々「四季」「1984年第1集」「1989年第2集」)をUPしましたが、『コッタジ』は労働現場から生まれた歌声グループで、 5人組の男女混成歌手グループです。
 1988年末「労動者歌団」と 「生の歌イェウルリム」が結成され、これらのグループは労動現場を中心にして、粘り強く労動歌謡を創作及び普及して来ました。1992年 3月 1日二つのグループが統一され、『コッタジ』が結成されました。(韓国ウィキより)
 
 日本も同じですが非正規雇用、低賃金、悪辣な労働環境など、現在の労働現場をコッタジはストレートに批判して歌っています。直接的なメッセージの歌もあります。
 
 ”託(ことづて)”を聴いて感じたのは、「1990年代、夢と希望を持って理想の社会を追い求めたけれども、年月が経ち理想の社会とは程遠い新自由主義の生きにくい世の中に挫折もするが、当時の夢や希望を未来へ託し、良い社会になるように」そのような思いなのでしょうか。
 
 『コッタジ』 アルバム
 

1992: 非合法1集 <修繕前も>  1993: 非合法2集 <明日には明日の太陽が>   1994: <コッタジ抜純曲集>   1994: 1集 <禁止の壁を越えて完全な自由を歌おう>  1997: 2集 <人は花より美しい>   2000: 3集 <真珠>  2011: 4集 <歌の夢>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ”岩のように” 1994年正規アルバム1集収録曲。この歌も民衆歌として,集会でよく歌われるコッタジの代表的な曲です。
 
 
 ”岩のように”
 
 
 大地の岩のように 雨風に吹かれても
 誘惑の言葉に揺るがない 岩のように生きてみよう
 *風に揺れるのは 根が浅い葦の葉
 大地に深い根を下ろして生きる 岩のように
 苦しいときもくじけずに 試練の中に立ち向かおう
 我等の未来に向かって行こう 岩のように生きてみよう*
 *~* 岩のように生きてみよう
 
   岩のように
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