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中国ドラマの名バイプレーヤー「 リー・グァンフー(李光复)」

 

「正陽門の下で(正阳门下(2013年)」”乞食の侯さん”

 

天下第一楼」(2004年)の給仕長”常貴”難問で困っている常貴

「歴史転換期の鄧小平」(2014年)政治家”胡耀邦”

 中国ドラマを70本くらい観ています。多くはありませんが、その中で感動した名バイプレーヤーが リー・グァンフー(李光复)です。1946年生まれの73歳です。13歳で芝居の世界に入り役者生活60年になります。

 「正陽門の下で(正阳门下テェンヤンメンシイア(2013年)」では”乞食の侯さん”を演じました。1978年から2010年くらいまでのドラマ。乞食姿でみすぼらしいけれど古物の知識にあふれた人物で、ドラマ終盤ではお金持ちになります。成金趣味や偉ぶった姿勢がなくおおらかでホットする役どころ。ラストでは、わざと昔の乞食の恰好で現れました。

 リー・グァンフーの代表作は北京ダック料理店を描いたドラマ「天下第一楼(ティエンシイアディエンヂイーロウ」(2004年)の給仕長”常貴”役です。清朝末期から中華民国時代、北京で超一流の料理店でいつも笑顔を絶やさずに客を呼び込み、客に世辞を言い、若い給仕たちを厳しく優しく仕込み、店の顔とさえ言われるくらいの名物給仕長。お店が危機の時は走って解決に結びつけ、死ぬ時までお客の注文を伝えて息絶える。最高の給仕長役でした。30種類くらいの料理の名前を間違えずにスラスラと言い切ったリー・グァンフーには拍手でした。

 「歴史転換期の鄧小平」(2014年)では政治家”胡耀邦”役を演じました。切れ者でいて、穏やかで温かい政治家役もリー・グァンフーにぴったりでした。

 飄々とした気楽さが何とも言えない味わいのリー・グァンフー。ウイキで調べると50歳くらいからTV出演しているようです。66本のドラマ出演がありました。観たいです。

 

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