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1959~60年の洋楽 ③ ジョニー・バーネット「夢にみる恋(Dreamin')」「ユー・アー・シックスティーン」

 

 

 ジョニー・バーネット(Johnny Burnette)の「夢にみる恋(Dreamin')」(東芝LB-1)です。米国では1960年3月にリリースされ、最高位11位にランク、英国では5位にランクされました。

 ジョニー・バーネット(1934~64年)は高校時代より兄と友人とグループを組んでいましたが、卒業後1953年よりジョニー・バーネット・ロックンロール・トリオとして活動。翌年にはサン・レコードと契約、その後コーラル・レコードに移籍しましたが不成功のままグループは解散。ジョニー・バーネットはリバティー・レコードよりソロ・デビューし、3枚目のシングル”夢にみる恋(Dreamin')”がヒットしました。

 

 

 

 

 ジョニー・バーネットの”夢にみる恋(Dreamin)’”に続く、リバティーでの4枚目のシングル”ユアー・シックスティーン(You're Sixteen)”です。米国では1960年10月にリリースされ最高位18位、英国では3位にランクされました。

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角田健一ビッグ・バンド「30周年無観衆ライヴat紀尾井ホール」

 

 

 角田健一ビッグ・バンドの3年前コロナ禍でのライブ演奏です。角田健一ビッグ・バンドは1990年代初頭に結成されましたが、私は恥ずかしながらこのライブを聴くまで知りませんでした。たまたまYou Tubeで聴いたのですが、1曲目の”A列車で行こう(Take the A Train)”からスウィング感に溢れた演奏、編曲も素晴らしく、トランペットなどの楽器のソロも秀逸、今まで聴いた日本のビッグ・バンドでは最高だと思いました。

 3曲目の”ムーンライ・トセレナーデ(Moonlight Serenade)”では涙が出てしまいました。グレンミラー以外の演奏で感動したのは初めてです。5曲目の”スウィング・エクスプレス(Swing Express)”はバンンドが猛烈にスウィングするなか、トランペット、サックス、トロンボーンの奏者が2人ずつアドリブ・ソロを交互に取るのですが、相手のソロを聴きながら個性的な演奏するのが素晴らしいです。ピアノ、ドラム、リズム・ギターに徹してのギター・ソロも最高です。6曲目のデューク・エリントンの”昔は良かったね(Things Aint What They Used to  Be)”はラストを飾るにふさわしく、アレンジが最高、ユーモアとゆとりも感じさせる名演です。

 コメント欄をみても日本からだけでなく、英語圏、ロシア、スペイン、メキシコなど世界中のジャズ・ファンからの賛辞が送られています。ロックの時代、しかも日本ではジャズと言えばピアノ・トリオとハード・バップ系のモダン・ジャズだけが評価されている現代ではビッグ・バンドを維持していくだけでも大変だと思いますが、これからも活躍されることを切に願います。

 

00:52 Take the A Train

06:15 How High the Moon

09:22 Moonlight Serenade

12:51 El Cumbanchero

17:45 Swing Express

25:26 Things Ain't What They Used to Be

 

 

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