goo

1966年のポップス ⑱ ウォーカー・ブラザース 「孤独の太陽」 「心に秘めた想い」

 
 
  ウォーカー・ブラザースは、3人のアメリカ人、スコット・エンゲル、ジョン・モウズ、ゲイリー・リーズで結成され、スマッシュレコードからデビューしましたが不発に終わり、1965年に渡英、活動の場を英国に移します。
 1965年に3枚目にリリースしたシングル、”Make It Easy on Yourself"が全英1位、4枚目の”僕の船が入ってくる('My Ship Is Coming in)”が3位、1966年最初のシングル”太陽はもう輝かない(The Sun Ain't Gonna Shine Anymore) ”が1位になり、英国での人気を不動のものにしました。
 
 日本でのシングル盤”太陽はもう輝かない/僕の船が入ってくる”(フィリップスーFL1221)の解説に、「日本ではすでに”涙でさようなら(Make it Easy on Yourself”でデビューしているウォーカー・ブラザース」と書いていてあるので、”太陽はもう輝かない”が2枚目のシングル盤だと思います。 
 1966年11月にリリースされた”孤独の太陽(IN My Room)”(フィリップスーSFL1060)は日本での3枚目のシングル盤.で、この曲は英国ではシングル未発売で、3枚目のアルバム”PORTRAIT"に収録されています。
 日本でのウォーカー・ブラザースの人気はこの曲から始まりました。「ミュージック・ライフ」の1967年新年号(1966年12月発売)の表紙を飾り、1967年2月にプロモーションのために来日、想像以上のスコットの美しさもあいまって、10代の少女ファンを中心にウォーカー・ブラザースの人気は最高潮に達しました。
 文化放送「9500万人のリクエスト」では、11月24日に16位で初登場、1967年1月29日に最高位8位、2月23日に17位までランクされました。TBS今週のベスト10では11月13日に21位で初登場、1967年1月29日に最高位8位、4月2日に15位までランクされました。
 「洋楽ヒットチャート大事典(八木誠著)」では、「1966年間ベスト100」で46位、「1967年間ベスト100」で15位に選ばれています
 
 
 
 
 
  ”孤独の太陽”のB面、”心に秘めた想い(Baby You Don't Have to Tell Me)です。英国では1966年2枚目のシングルとしてリリースされ、最高位13位にランクされました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )