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1967年のポップス ㉙ ウォーカブラザース 「ダンス天国」 「涙でさようなら」

 
 
  ウォーカー・ブラザースは1967年2月にプロモーションのために来日し、雑誌・ラジオの取材、インタビュー、写真撮影、テレビの音楽番組に出演します。
 今までに写真とレコードでしか知らなかったウォーカー・ブラザースの歌のすばらしさ、特にスコットウォーカーの透き通ったディープ・ヴォイスとルックスの良さが10代の女性を中心としたファンの心を掴み夢中にさせました。
 来日時のことが、当時ウォーカー・ブラザースの大ファンだった方のブログ『スコットウォーカー Scoot 音楽のみなもと』に、詳しく書かれていますので引用させていただきます。
 
 1967年2月5日来日。TBSテレビ「歌うビクター・バラエティーショウ」の録画。
 2月6日フジテレビ「ビートポップス」録画、日本テレビ「11PM]に出演。」
 2月7日日本テレビ「明星スター劇場の録画。フジテレビ「ザヒットパレード」の録画
 2月8日TBSテレビ「ヤング720」の録画と、日本のテレビ番組で6回もウォーカー・ブラザースの歌が聴けたわけです。
 2月6日の日本楽器渋谷店でのサイン会では、ウォーカー・ブラザースの登場で店内は大歓声と大混乱におちいり、サイン会は中止になってしまいました。2月8日に都市センターホールでは「ミュージック・ライフ」主催のファン交歓会が行われました。
 来日ミュージシャンは浅草訪問が定番ですが、スコット・ウォーカーは仲見世のつるしの学生服がたいそう気に入って買い求めたのだそうです。
 
 来日の興奮冷めやらぬなく、3月には”やさしい悪魔)Dealler Than the Male)/B面サタデイズ・チャイルド」(SFL-1090)に続いて、「ダンス天国(Land of 1000 Dances)/B面ルッキングフォーミー」」(SFL-1092)がリリースされ大ヒットしました。
 文化放送「9500万人のリクエスト」では、3月16日に20位で初登場、4月13、20,、27日、5月4、11、,18、25日の7週間にわたって1位を記録、6月22日に11位までランクされました。いかに来日後の人気がすごかったかわかります。
 
 
 
 
 
 
 
 ウォーカー・ブラザースの”涙でさようなら)Make it Easy on Yourselt)"です。
 英国では1965年、3枚目にリリースされたシングルで、バートバ・カラック、ハル・デヴィッドの作品です。英国とカナダで1位を記録、米国では最高位16位にランクされました。
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