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ヘンリー・マンシーニ ① ~1958年 「Too Little Time(グレンミラー物語より)」「黒い罠」
ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)(1924生~94年没)は、アメリカの作曲家・編曲家・楽団指揮者です。”酒とバラの日々””ティファニーで朝食を””シャレード””ピンクの豹””ひまわり”など多くの映画音楽を作曲、。”酒とバラの日々”と”ティファニーで朝食”の”ムーン・リバー”では2年連続アカデミー作曲賞を受賞しています。
映画音楽の作曲家は、映画マニア以外には知られていない場合がほとんどですが、マンシーニは音楽・映画ファンにとどまらず、多くの人々に親しまれてきました。
またマンシーニは映画音楽の作曲だけでなく、自作曲、ヒット曲やスタンダードナンバーを自身の楽団で編曲して演奏したアルバムを毎年リリースしています。
マンシーニの映画音楽、オーケストラの演奏、作曲と編曲の偉大な業績を振り返り、年代とともに紹介していきたいと思います。
マンシーニは子供のころから父親にフルートの演奏を教わり、アーティー・ショーのレコードを聴きながら、独学で編曲の勉強をしました。ピッツバーグの劇場の音楽監督だったマックス・アトキンスに師事し、正式に作曲と編曲を学びます。1942年にジュリアード音楽院に入学しましたが、徴兵され入隊、アトランタに送られ、そこでグレ・ミラーの空軍部隊のメンバーたちと知り合います。楽団員の勧めでグレン・ミラーの空軍楽団に入団しますが、海外に配転され、1946年初頭に除隊になりました。
グレン・ミラー亡きあとの楽団はサックス奏者のテックス・ベネキーをリーダーとして活動していましたが、マンシーニはピアニスト兼アレンジャーに採用されます。そこでマンシーニは生涯の伴侶となるジニー・オコーナーに出会います。ジニー・オコーナーは楽団のヴォーカル・グループ「メドー・ラークス」の一員でした。
マンシーニは映画音楽を書きたいという子供の頃からの夢をかなえるために、ハリウッドへ行くことを決め、グレン・ミラー楽団を退団します。そしてユニヴァーサル・スタジオの音楽スタッフに採用され、様々なジャンルの映画の音楽を書きながら、技術を身につけていきます。「グレ・ミラー物語」(1954年)「ベニーグッドマン物語」(1956年)、アボットコステロの喜劇映画や「アマゾンの半魚人」など、多くの映画の作曲をしました。
「Henry Mancini The Days of Wine and Roses」(CD 3枚組) 解説より
マンシーニが自分の全作品の中でも最高作の一つだと常に言っていた、オーソン・ウェルズ監督「黒い罠(Touch of Evil)」(1958年}のメイン・テーマです、マンシーニのアルバム「The Big Latin Band of Henry Mancini」からです。
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ヘンリーマンシーニ 「暁の出撃」① ”暗闇にさようなら” (Whistling away the Dark)ジュリー・アンドリュース
映画「暁の出撃(Darling Lili)」(1970年)は第一次大戦中のドイツの女スパイ(ジュリー・アンドリュース)と、英国空軍将校(ロック・ハドソン)のラブロマンスを描いた音楽劇で、ジュリー・アンドリュースの歌がたっぷりと楽しめます。音楽は名匠ヘンリー・マンシーニです。
監督は「ティファニーで朝食」「ピンクの豹」「グレートレース」などのブレーク・エドワーズです。コミカルで明るいブレーク・エドワーズらしい作品で、日本題名
の「暁の出撃」より原題のままのほうがよかったかもしれません。
映画がヒットしなかったこともあり、ヘンリー・マンシーニの映画音楽の中ではあまり知られていませんが、UPした”Whisting away the dark”(暗闇にさようなら〉のほかにも、"Smile Away Rainy Day"、”I'll Give You Three Guesses"など良い曲が多く、マンシーニの隠れた名作だと思います。
ヘンリー・マンシーニの演奏で”Whisting away the dark”(暗闇にさようなら〉です。
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Henry Mancini "Goofin’at the Coffee House"(Peter Gun) Sound Stage All Stars
ヘンリーマンシーニはブレイクエドワーズ監督とのTVドラマ「ピーターガン」(1958年)の成功で一躍有名になります。それまでのハリウッド映画のクラシックや、ミュージカル、ポピュラー音楽のスコアーとは違う、ジャズを取り入れたソフィスティケートされたサウンドで人気を博します。
UPした画像は1950年代後半に録音された「モアー ピーターガン」の演奏から"Gooffin' at Coffee House"です。1950年~60年代には映画音楽をジャズミュージシャンがカヴァーしたアルバムが多く作られました。
このアルバムはPete Candoliのプロデュースで、Ted Nash(Alt Sax),Frank Rosolino(Trombone),Larry Bunker(Vibe),Jimmy Roles(Piano),Red Mitchell(Bass)らの一流ジャズミュージシャンによって録音されています。クールでソフトにスウィングする心地よい演奏です。この時代のアメリカ音楽のアレンジのセンスの良さは最高です。
「You Tubeで見る」をクリックすると見られます。 (Kann Dorao)
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