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導眠機能性音楽 - 50 Best Ambient Albums

2016-10-30 19:37:03 | 音楽
ジャンルで音楽を選ばない。よいか悪いか、心のヒット曲になりうるかという見地で選ぶ。CDを買っても、たいていの場合、一部の曲しかiTunesに収めない。CDを手放してしまい、収めなかった曲が後ほどどこかで推薦され、その曲をダウンロード購入するといったこともしばしば。

そうやって抑制しても、iTunesには既に約2万曲。日々数曲、年間では千~2千曲が追加されてゆく。どう消化するかは難問だ。「最近再生されていない曲(Recently Not Played)」というスマートプレイリストを13週に設定して自動生成、優先的にシャッフル再生。これで少なくとも1年に4回は再生されることになる。

再生されたからといって聞いているとは限らない。最近再生されていない曲のプレイリストをiPod-nanoに収め、イヤホンで聞きながら眠ってしまうことも毎晩のようにあるからだ。




大学に入ったとたんサークルだ合コンだと鬼のように遊び回る者たちに馴染めず、便所でぼっち飯を食う学生。トイレの神様が「お前ちょっと自意識ヤバイなァ~~」ってことで、一瞬の白昼夢を彼に見せ、「恥をかくのが怖い」自意識を捨てるかどうか決めさせる。

彼は捨てなかった。私は高卒だが、同じタイプだ。そも大学受験を避け高卒で就職してしまったのも、大学の4年間と就職活動、人びとに交じって切磋琢磨することから逃げる意味合いが強かったのでしょう。逃げ切れなかった。サラリーマンの仕事は職種にもよるが対人能力が9割超モノを言う。話せば長くなるが2度のストーカー騒動など、だんだんと居場所を失い、不眠~うつの悪化で長期休職~復帰するも38歳、ちょうど20年で自主退職となる。

大学で対人関係を学んでおけば、よき社会人になれたろうか。大卒枠で公務員になるのは厳しいからのう。民間企業というるつぼでやってゆくのに4年間の助走では無理でしょう、私の場合。大学で仲間と遊ぶのと、逆に企業のタテ社会で理不尽なシゴキ・パワハラ・長時間労働に耐えるのは、対として、わが国特有の通過儀礼のようなものなのかも。慶大のレイプ事件、電通の過労死事件。これまで同種の事件がさんざん繰り返されてきたことは、便所飯の学生や私と対極にある「ウェーイ系」を社会が許容し、増長させてきた構造問題であることを示す。

この構造からはじき出される者、自ら引きこもる者は、今後も生み出され続ける。アンビエント・ミュージック=環境音楽。意識的に聞く音楽と異なり、日常的な環境の一部となるような響き・音楽。だそうだがジャンルの定義はどうでもよい。Pitchforkの下記リストから未知のレア盤をいくつか入手、iTunesに収めてCDを売りに出す。時間はかかっても、疎外された者・アウトサイダーのニーズが必ずあるだろう—





Pitchfork – The 50 Best Ambient Albums of All Time
50) Deathprod / MORALS AND DOGMA (2004)
49) Bing & Ruth / TOMORROW WAS THE GOLDEN AGE (2014)
48) Ernest Hood / NEIGHBORHOODS (1975)
47) Jon Hassell / VERNAL EQUINOX (1977)
46) Edgar Froese / EPSILON IN MALAYSIAN PALE (1975)
45) Huerco S. / FOR THOSE OF YOU WHO HAVE NEVER (AND ALSO THOSE WHO HAVE) (2016)
44) Microstoria / SND (1996)
43) Eluvium / TALK AMONGST THE TREES (2005)
42) Ekkehard Ehlers / PLAYS (2002)
41) Brian Eno & Harold Budd / THE PEARL (1984)
40) Max Richter / SLEEP (2015)
39) Suzanne Ciani / BUCHLA CONCERTS 1975 (1975)
38) Biosphere / SUBSTRATA (1997)
37) Tim Hecker / VIRGINS (2013)
36) Windy & Carl / DEPTHS (1998)
35) Laraaji / AMBIENT 3: DAY OF RADIANCE (1980)
34) Charlemagne Palestine / FOUR MANIFESTATIONS ON SIX ELEMENTS (1974)
33) Steve Roach / STRUCTURES FROM SILENCE (1984)
32) La Monte Young & Marian Zazeela / THE TAMBURAS OF PANDIT PRAN NATH (AN HOMAGE) (1999)
31) Ashra / NEW AGE OF EARTH (1976)
30) Julianna Barwick / THE MAGIC PLACE (2011)
29) David Behrman / ON THE OTHER OCEAN (1977)
28) Pauline Oliveros / ACCORDION AND VOICE (1982)
27) Oneohtrix Point Never / RIFTS (2009)
26) Iasos / INTER-DIMENSIONAL MUSIC (1975)



25) Folke Rabe / WHAT?? (1967)
24) Brian Eno / AMBIENT 4: ON LAND (1982)
23) Keith Fullerton Whitman / PLAYTHROUGHS (2002)
22) Fennesz / ENDLESS SUMMER (2001)
21) Grouper / AIA: ALIEN OBSERVER (2011)
20) Oneohtrix Point Never / REPLICA (2011)
19) The Orb / ORBUS TERRARUM (1995)
18) Stars of the Lid / AND THEIR REFINEMENT OF THE DECLINE (2007)
17) Alice Coltrane / TURIYA SINGS (1982)
16) Terry Riley / PERSIAN SURGERY DERVISHES (1972)
15) Robert Ashley / AUTOMATIC WRITING (1979)
14) The Caretaker / AN EMPTY BLISS BEYOND THIS WORLD (2011)
13) Brian Eno / APOLLO (1983)
12) Laurie Spiegel / THE EXPANDING UNIVERSE (1980)
11) Gas / POP (2000)
10) Fripp & Eno / EVENING STAR (1975)
9) Tim Hecker / HARMONY IN ULTRAVIOLET (2006)
8) Pauline Oliveros, Stuart Dempster & Panaiotis / DEEP LISTENING (1989)
7) Oval / 94DISKONT (1995)
6) Stars of the Lid / THE TIRED SOUNDS OF STARS OF THE LID (2001)
5) The KLF / CHILL OUT (1990)
4) Terry Riley / A RAINBOW IN CURVED AIR (1969)
3) William Basinski / THE DISINTEGRATION LOOPS I-IV (2002)
2) Aphex Twin / SELECTED AMBIENT WORKS VOLUME II (1994)
1) Brian Eno / AMBIENT 1: MUSIC FOR AIRPORTS (1978)


Music for Airports: Ambient 1/Remastered
Virgin Catalogue
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恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。 (小学館クリエイティブ単行本)
サレンダー橋本
小学館
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