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Top 10 Hits of June 2011

2011-06-19 22:31:38 | Weekly Top 15
不信任案を葬ってからは退陣時期について容易に明らかにしない菅首相がそうなのかはともかく、人は「言質をとられる」ことを恐れて、不用意な発言を控えるだけでなく、沈黙は金・雄弁は銀─のごとく口数少ないことをよしとする社会通念があるのではないかと、かねがね思ってきた。
が、ツイッターなど始めて、書き込んだり、他人のツイートを見ていると、年端もゆかぬうちからケータイやパソコンに親しむ若者世代にとって、挨拶や、日常のどうでもいいことをいちいち書き込んで、不特定多数の者に見られる可能性がある状態にしておくことは、必ずしも旧来の美徳とは矛盾しないらしい。
数百、数千、数万の相互フォローをしている人たちにとっては、恐ろしい速さで流れてゆく情報のノイズに身をさらしているとしても、心のうちは平穏を保つことができる。逆に、そうでなければいられないようになって、依存の度合を深めて“廃人”と呼ばれる状態にまでいたってしまうこともあると聞くが、あくまでレアケース。
ほとんどの人は、さまざまなツールを使い分けて、ほどほどにコントロールしつつ、日々を生きているようだ。
ことに東日本大震災と、それに続く原発危機で、あらかじめ準備が必要な弊ブログもお休みせざるをえなくなって、その間もツイッターは無事を知らせる程度には続けており、世の中的にも、二転三転するマスコミ情報や、政治・芸能のくだらない騒動に対しても、ツイッターの莫大な人数による集合知が防波堤として機能したようなおもむきもあり。
また、娯楽としても、玉石混淆で圧倒的多数が石ではあるものの、そこから探し出す知恵もいろいろあるようで、かつてラジオの深夜放送に寄せられた投稿ネタに大笑いしたようなことが、140字の制約のもと再現され花開いている。
保存や再利用を前提とするメディアなこともあり、「お気に入り」に残しておいた他人のツイートを、先日お目にかけたんですが、面白いことを考えつく人はいるもんだよね~。一銭も儲からないのにねェ~



その、儲かるとか儲からないとかの発想じたいが、旧世代寄りな。
↑のグラフは弊ブログの昨日のアクセス解析なんですけど、一日のページヴューの29%ほどが、Googlebotなる、グーグル社のコンピューターが、さまざまなサイトを網羅的に調べて、検索の精度を向上させる、すなわち同社のビジネスモデルである広告収入などのために、機械がブログを読み込んでいる。
どうでもいいが、この数字が50%を超える日もあるのだ。カウンターの数字が増えても、あてにならない、意味がない。
それに比べれば、ツイッターでフォローするとか、個別の書き込みをお気に入りに“ファボる”とかは、まだしも意味があるといえよう。
考えてみれば、言葉みたいなもので、大儲けできるほうがどうかしている。
音楽もまた。
面白ツイートを探すのにも時間を忘れることがありますが、音楽なんてのも、たくさん集めて聞いたからといって、お金は一銭も儲からないが、時間はやたらとかかる。無職でもなければ、クラシックから最新の曲まで吟味しまくることは不可能。
よって勝手に使命を感じて、先月から月間のチャートを復活させましたが、以下のような結果で、10曲のうち9曲が入れ替わったため、来月からは毎週お送りします。20位まで。年間チャートは100位まで作りたい。
全米チャートのビルボード誌に権威があったころ、ゲイリー・ニューマンの「Cars」が、週間では9位が最高にもかかわらず、1980年の年間チャートでは12位に食い込み、今ではその年の忘れられない名曲になっている、そうしたことを再現できたらと。




1. NEW "Circuital" My Morning Jacket (2011 - Circuital)



2. NEW "Riding for the Feeling" Bill Callahan (2011 - Apocalypse)



3. NEW "Baby, I Will Leave You in the Morning" Marissa Nadler (2011 - Single)



4. NEW "Calgary" Bon Iver (2011 - Bon Iver)
5. NEW "Holdin On to Black Metal" My Morning Jacket (2011 - Circuital)



6. ← 1. "Think You Can Wait (from the Film "Win Win")" The National (2011 - Single)



7. NEW "County Line" Cass McCombs (2011 - Wit's End)



8. NEW "Double Decker Eyelashes" Cornershop (2011 - Cornershop & the Double-O Groove of)



9. NEW "July" Youth Lagoon (2011 - July + Cannons)



10. NEW "The Breaks" Planningtorock (2011 - W)

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