マガジンひとり

自分なりの記録

人身売買にっぽん拝見

2012-07-17 22:56:34 | Weblog
●人身取引(Human Trafficking)を完成させる3つの要素
【1】行動─人の募集やリクルート、移動、監視、軟禁




【2】手段─脅迫、強制、だまし、暴力




【3】目的─売春や労働


40代後半の身で加速度的に衰えてるものの、どうも街を歩いたり買い物してると、ブログ開始の8年前よりは女の視線を感じるというか、いちおうチェックしとくか的な対象として選ばれてるっぽいんだよね。
まあ小ざっぱりとした服装を心がけてるから、サラリーマンではない=自由時間がいっぱいあるにもかかわらず小金を持ってそうとみて、女の人生には男よりお金がかかる、その金主として足りるかどうか品定めしてるってところか。




きのう昼、ポラリスプロジェクトジャパンなるNPO法人が「人身取引を知っていますか?」と題して早大内の会場でセミナーをやったのに参加。米政府の報告や、特に日本国内で外国人・日本人女性がモノとして取引され性風俗などで売春させられる事例のいくつかを紹介。『闇金ウシジマくん』で毎度おなじみの光景になってるように、わが国は先進国としては異例に女性の商品化・人権侵害が常態化しており、国際比較でも韓国より低く、チリ、トルコ、カザフスタン、ナイジェリアなどと同等とされてるんだそうな。
さらに参加者がグループに分かれ、事例について討議して、最後に各グループから代表1人が意見発表するという段取りで、雲行きが怪しく。
1月生まれのグループではただ一人の男である私が発表役にさせられ、自己紹介の段階では好感触だったものの、討議になるともうしゃべればしゃべるほど女たちから嫌われる感じで、みなの意見を取りまとめて発表するという「代表制民主主義」みたいのに向いてないなってつくづく思った。




他のグループでも、男の発表者はちょっと浮き上がってる感じだったな。
ただ若い男で、人身売買をなくすための取り組みとして「教育・広報」を挙げたのは他にもみられたが、こともあろうに、下から言っても聞いてくれないから社長になって社員を教育する─みたいなこと言い出した奴がいて。
会社ってのは社員の時間を買って働かせて利潤をあげるところだろ。むしろ人身売買・強制労働を推進する発想が感じられるが、会場の雰囲気から、もっとただごとならぬものを察した。
わりと若い客層で、NPOのスタッフには美人が多い。若くなくても生活には追われてない感じだ。
すなわちNPOはNPOでも、本当の狙いは「起業」とか「人脈」とかのちょっと怪しいNPOが、「人身売買をやめさせよう」とのきれいごとで「意識高い」大学生を勧誘しているとも考えられる。ワタミ渡辺が「有機農法」で女子学生を誘い込んで、酷使して過労自殺へ追い込むみたいな、偽善者のニオイ。
ワークショップでお茶をにごしたのも、これまでの実績が少ないことを隠す意図があるのかも。




「買う側」なのに、そんなセミナーに参加した私もどうなのか。
女を買う側というより、シロート童貞の私は「買うしかない側」である。
強制でも自由意志でも、性を商品化してくれる女がいなければ童貞のまま死んでいくしかないわけだが、そんなようなお金が介在する男女の関係にも「同病相憐れむ」のような風情はある。「プロ童貞」と称する旧友M原くんには縁がない、売買春を経験しなければ理解できないようなものだ。
そして、その場にいた女たちにも分からない。
勝ち組の男でなければ洟も引っかけない、金主に足りるか街でキョロキョロ品定めすることもないような女たちだろう。
しゃべればしゃべるほど嫌われたのは、私が民主主義に向いてないからというのもあるが、主たる要因としては、シロート童貞をシロート童貞たらしめる、その種の保守的で想像力のない女しかいなかったからでしょうな。違う意味で勉強になったわ。
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