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湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

ヒトラーが作った法律「動物愛護法」

2008-05-22 19:45:35 | Weblog
ドイツには有名な「ドイツ動物愛護法」があります

飼い犬一匹につき2時間付き合わなくてはいけない・・・とか
動物を苦しめた者は最高懲役3年以下の刑とする・・・とか
魚を食べる場合、痛みを感じさせない方法で気絶してから殺すこと
・・・などとという法律です

ドイツ連邦民法典の「動物は物でない」という文面は有名です
日本の民法では、動物は「物」であり
他人の動物を傷付けると器物損壊罪が適用されます
ドイツでは、そうではありません
ドイツでは犬に電車の定期券制度があります
日本では、犬は「手荷物」扱いです

この「動物愛護法」はナチスが作ったものです
ユダヤ人を虐待するために作ったのです

ユダヤ教では宗教上の教えによって
するときに麻酔は使わない決まりがあります
これを禁止するために「するときは麻酔してから行うこと」という法案を
1930年、ナチスは議会に提出し、無事通貨しました

表面上は動物愛護の精神を装っていますが
実際はユダヤ教徒の生活を苦しめるのが目的でした

1933年1月、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)が政権を取ります
党首はもちろん、あのヒトラーです
その年の11月、ヒトラーの肝いりで制定されたのが「動物愛護法」です
そして、この法律が現在に至っているのです

「動物愛護法」ができた当時
まだユダヤ人達は収容所に送られていませんでした
しかし、この法律が出来た頃から
ドイツ全土でユダヤ人が襲撃されるようになったのです

「麻酔しないで動物を殺す」

「動物愛護法」というのは
ユダヤ人を非難し、逮捕するため利用する大義名分として
絶好の法律だったのです

「動物愛護法」のことを
動物を人間の地位まで引き上げる法律などと言うそうですが
本当は、人間を動物の地位に引き下げる法律だったわけです・・・

以上、「世界一へんな地図帳」という本で知ったお話しです

今でも”変な”法律は次々に作られています
法律を作る者達の真意を、じっくり考えてみる必要がありそうです
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