湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

軽井沢スキーバス事故に思う

2021-10-19 13:11:02 | Weblog
平成28年といいますと・・・もう5年前になりますか
長野県軽井沢町で、スキーバス転落事故が起き
大学生ら15人が死亡し、26人が重軽傷を負いました
不幸な、悲惨な事故でした

犠牲者のご遺族には、心よりお悔やみ申し上げます
私もまた、同世代の子を持つ親として
犠牲者のご両親のお気持ちを想像すると、耐えがたいものがあります

バス運行会社の社長と運行管理者が
業務上過失致死傷罪に問われています
今月21日、初公判が長野地裁で開かれます

私が、この事件のニュースを聞いた時、真っ先に思ったのは
自分の子供達には、格安バスツアーなどを利用しないで欲しいということでした

事故で亡くなった運転手が、当時60歳で、私と同世代であり
そのことを知ると、彼に対しても、同情の念が湧きました
運転が出来ない年齢ではありませんが
その歳になって、深夜のスキーバスを運転しなければならぬ境遇に同情したのです

そして
私が強い怒りを感じたのは
バスを製造した自動車メーカーに対してでした
あんな、不安定な走行しかできず、簡単に壊れるボディーのバスを作った
自動車会社こそ犯罪者であると考えたからです
現代の技術をもってすれば
もっと強度が強く、安全に走行できるバスが作れるはずです

国土交通省の安全基準さえ守れば
運転者や乗客の安全など、どうでもいいと考えるのが日本の自動車メーカーです
私は、日本の自動車メーカーの車作りをみると
本当に、良心が無いと感じます
農業用トラックなど、それはひどい作りです

道路公団にしても
トラックやバスなど、大型車両の駐車スペースを十分確保しているとは言えません
まして、一般の都市計画では
大型車両の駐車スペースなど、考慮の外です
働く者への冷酷さは、日本の官庁の気風と言えそうです
そして、良心の欠落が、日本の製造業の気質です

子供達よ
安売りに騙されるなよ
それは、安全や働く者の立場を蔑ろにしている証拠なのだから!

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