話を聞いてくれる人や文章を読んでくれる人がいないと
自己主張をしても、独り言を言ったり、日記を書いているのと同じです
現代では、ブログのように、公開の日記もできました
読者になってくれる人もいます
ありがたいことです
現在、私はこのブログをまとめて本にしようとしています
テーマを絞るだけでも大変でした
さらに、出版社の編集部の意向とのすり合わせがあり
これに思いのほか難儀しています
いくら私の著書とはいえ、世論の風当たりは出版社にも行きます
企業防衛上、スキのない本を出したいわけです
社会に自分の主張をするためには
社会のルールを守らなければならないのです
多少なりとも、社会に不満を言ったり、改善点の指摘をしたいのに
そのためには、一旦は社会を肯定しなければならないのです
人に話を聞いてもらうには、その人から共感されなければなりません
その人の経験や記憶、常識や固定観念などを受け入れる必要があるのです
これでは、人の心に変化を与える様な主張はできそうもありません
世間の常識に媚びた主張しかできないと思われるからです
でも、そうでもないのです
人の心は、少しづつ変わるからです
平和な世の中では、変化は急激にではなく、緩やかになるのです