湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

言葉の力

2006-11-22 12:19:07 | Weblog
私の子供達は、どういうわけか国語が苦手です
他の勉強も得意ではないのですが、特に国語が苦手なのです
塾に通わせても、成果が芳しくなくて
小学5年の娘には、市販のドリルなど買ってきて
私が教えたりしております
私がすぐ怒るものですから、娘は泣きながら勉強しています
これでは逆効果となりそうですが、どうにもしようがありません

思い起こせば、私も国語が苦手でした
どうやって勉強すればよいのかさえ、わかりませんでした
国語の得意な人は、自分とは別人種のように感じていました

国語が得意であることは、人生を生きる上で、大いに役に立つものです
読み書きの能力の重要性は、どんな仕事に就くにしてもかわりありません
上手な手紙文を、さっと書ける人など、それだけで、私は尊敬してしまいます

上手な手紙文といえば

一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ

簡潔な手紙文の傑作として、上記の文を知る人も多いかと思います
皆さん、どこかで読んだか、聞いた記憶があるのではないでしょうか
それでは、この手紙文の作者をご存知でしょうか?

作者は、徳川家康の家臣、本多作左衛門です
この手紙は、戦場から、妻に書き送ったものです
お仙というのは、作左衛門のたった一人の男の子、仙千代(成重)のことです

本多作左衛門は鬼のような形相の人物でした
人々は彼を鬼作左と呼びました
見た目ばかりでなく、彼の性格もまた
鬼と呼ばれても、やむをえないものでした
戦国武士ですから、気性が激しいのはやむを得ないのかもしれませんが
作左衛門の性格は、そんな中でも、さらに異彩を放つものでした
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