明日は義兄の通夜、明後日は告別式です
私は、何も考えられませんし、何もする気が起きません
今さら、何を考えても、義兄が生き返るわけではないし
私が考え込んだところで、何の意味もありません
それでも、あまりに急な出来事でしたから、私の気持ちは整理がつきません
人の死については、私も、両親祖父母の死を経験してきたわけですから
初めての経験ではないし、頭が混乱する理由もないわけです
それでも、今回の義兄の、あまりに急な死は、私には衝撃でした
義兄は4歳年上ですが、まあ、同世代ではあります
でも、私からみれば、常に年長者の雰囲気を持っていました
ため口をきける相手ではありませんでした
人柄が良く、頭も良く、優しい人だったので、人から嫌われることのない人でした
私とは性格の違う人でした
私は、ずっと、姉が良い人に巡り会ったことに安心し、感謝していました
2月に父を亡くし、身近な人の死は、もう経験したくありませんでした
私がそうなのですから、姉は、もっと辛い気持ちのはずです
なんと悲しいことでしょう
人生は、こうして過ぎていくのでしょう
時は、残酷に、人生を刻み、次の場面を用意します
今後、当然、良いこともあるでしょう
しかし、姉はもう、それを夫ともに経験することはできないのです
そして私も、何か話したいことがあっても、もう、義兄には聞いてもらえないのです