湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

仕事をし続ける意味

2022-05-26 20:45:55 | Weblog
気の重い仕事をし続け
なんとか、業務を軌道に乗せていきます
上手くいっても「やった!」という喜びより
「やれやれ・・・」といった安堵感の気分の方が強いです

仕事とは、やるべきことであり
やるべきことが上手くいかなければ、苦痛を感じます
上手くいかない流れが、やっと動き出す時は、歓喜より安堵感の方を感じるわけです
利益に直結していても、歓喜より安堵です

やるべきことをこなすことが仕事です
やるべきことをこなすことで、売り上げも利益委も生み出されます
それが仕事としての当たり前の姿なので、そこに到達するまでは、ある種の苦痛があり
到達してしまうと、安堵感になるのです

仕事の喜びは何かと考えると、なかなか難しいです
不安や苛立ちが安堵に変わるだけなら
無理に仕事をしなくてもいいような気もします
もちろん、収入のための仕事は、いやでも続けなければいけません
しかし、余裕があるなら、苦痛を伴う仕事をやる意味は無さそうです

それなのに、苦労することが分かっているのに、私は仕事が好きです
苦労を予想される新しい仕事に、やりがいを感じます
その理由は、おそらく、生きている証がほしいからです
自分が、この世に生きている証は、私の場合、仕事なのです

私には、社会との関わりが、仕事以外に乏しいのです
人との関わりが無い人生に私は耐えられません
若い時より今の方が、その感情が強くなりました
若い時は、世捨て人のような生き方に憧れていたものです

こうなったのは、多分、人間界を少しばかり知ったからでしょう
人が意識する「意味」は人間関係の中でしか存在しません
もし、他者の評価が無ければ、殺人だって意味は無いでしょう
人食い人種なら、食事の一種でしかありません
空腹を満たすための行為でしか無いのです
そこには、動物と同じ行動動機しか無く、人間的意味は喪失します

私は、どんなに歳を取っても、人間でいたいのです
人間的意味を意識しながら生きていたいのです
そのための一番分かりやすい方法が、私の場合、仕事をすることなのです


コメント
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