金の使い方について

毎日を、楽しく暮らしたいものです
ところが、私を不快にする出来事が次々に起こります
気分は滅入るばかりです
怒るのは嫌ですけど、では、どうすればいいのか
凡夫の浅ましさ・・・途方に暮れるばかりです

私を不機嫌にする多くの原因は人間にあります
私が、時に、人間嫌いになるのは、そのためです
一人になりたいと痛切に思うこともあります
人と関わらずに生きたいと思うわけです

しかし、もう、今の私には体力がありません
一人では、とても生きられません
名誉や地位はもちろん、金銭ですら
体力が無くなると、価値が下がってくるものです
同じことでも、余分に費用がかかるようになるからです
その結果、金銭の必要は、ますます高まることにもなるわけです

金銭は、それを与えて感謝されるケースは意外に少なく
私自身の経験から言っても
人は金をもらうことに慣れると、それが当たり前になってしまいます
そんな奴に、金を与えないと、かえって逆恨みを受けたりします
さらに、高齢者になるにつれて
金をだまし取るようなことを平気でする若者に出会うことが増えます

感謝の心は大事だと言われます
私も、その通りだと、頭では分かっているつもりですが
自分自身を振り返ると、感謝の心を忘れていることに気付かされます
特に、若い時の私はそうだったと思います
これでは、他人に感謝の心を語る資格はありません
若者は、どうしても、自己中心になりがちです

金銭は、ただもらうより、労働の対価として
あるいは、仕事でなくとも、行為の対価としてもらえるなら
そして、それが対価として相応しい額なら、嬉しいです

金銭を与える対象、人物
その評価を間違えないことが、上手な金の使い方と言えるでしょう
私自身、若い時は、どうやって金を稼ぐかが問題であって
金の使い方など、考える前に使っていました

年をとり、体力も衰えてくると
金の使い方を注意深くしなければなりません
しかし、ケチは駄目だと思います
ケチって、金を貯めることはできても
金を使うのは下手な人が多いです

私は、大いに金を使える高齢者になりたいし
そのためには、働ける限り働き、金を稼ごうと考えています
そして、稼いだ金は、ケチケチせずに使い
普通の人以上の出費を、ものともしない人間でありたいと思っています