平成10年3月、岐阜県大垣市の国道で
トレーラー運転中に交通事故現場に遭遇した運転手は
トレーラーを止め、車を降りて救命作業中に
不幸にして後続車に追突され、死亡しました
トレーラーの運転手の妻は、同年9月
半田労働基準監督署に遺族補償年金などの支給を申請しましたが
「自らの判断で業務を中断したと認められ、業務上の災害とはいえない」
との理由で、申請を退けられてしまいました
妻は
「助けを求めている人がいるのに、見てみぬふりをして通過しろというのか」
「世の中の常識からかけ離れている」
として、昨年提訴に踏み切りました
「プロのドライバーとして、人として当然のことをした夫の行為を認めてほしい」
と訴え続けてきました
名古屋地方裁判所の遠藤俊郎裁判官は判決理由で
「事故車の同乗者からの要請を受けての救助行為は
長時間の自動車運転を行う労働者が業務上当然なすことが予想される行為」
と指摘し
「業務遂行中の災害と認めるのが相当」
と述べました
晴れて、労災が認定されたのです
以上、本日の産経新聞の記事からの引用です
近頃めずらしい、胸のすく常識ある判決です
行政の非常識はもとより
司法の非常識にも悩まされる昨今です
久しぶりに、裁判官にも常識ある人がいることを知らしめてくれた判決でした
トレーラー運転中に交通事故現場に遭遇した運転手は
トレーラーを止め、車を降りて救命作業中に
不幸にして後続車に追突され、死亡しました
トレーラーの運転手の妻は、同年9月
半田労働基準監督署に遺族補償年金などの支給を申請しましたが
「自らの判断で業務を中断したと認められ、業務上の災害とはいえない」
との理由で、申請を退けられてしまいました
妻は
「助けを求めている人がいるのに、見てみぬふりをして通過しろというのか」
「世の中の常識からかけ離れている」
として、昨年提訴に踏み切りました
「プロのドライバーとして、人として当然のことをした夫の行為を認めてほしい」
と訴え続けてきました
名古屋地方裁判所の遠藤俊郎裁判官は判決理由で
「事故車の同乗者からの要請を受けての救助行為は
長時間の自動車運転を行う労働者が業務上当然なすことが予想される行為」
と指摘し
「業務遂行中の災害と認めるのが相当」
と述べました
晴れて、労災が認定されたのです
以上、本日の産経新聞の記事からの引用です
近頃めずらしい、胸のすく常識ある判決です
行政の非常識はもとより
司法の非常識にも悩まされる昨今です
久しぶりに、裁判官にも常識ある人がいることを知らしめてくれた判決でした