湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

自動車レースに酒税?

2007-02-10 19:39:09 | Weblog
米国で行われる自動車レース
インディーカーレースが日本で行われるそうです
インディーカーシリーズの第3戦が、4月19~21日に
栃木県のツインリンクもてぎで開催されます

インディーカーはメタノールを燃料とするレースカーでした
今季からはエタノールを使用することとなりました
環境問題に配慮し、植物が原料で再生可能だからだそうです

エタノールというのはエチルアルコールのことで
要するに、アルコール類、お酒の主成分です

ここで困った問題が発生しました
エタノール燃料に関し「酒税法」が適用されることが分かったのです
このままでは約2000万円の酒税がかかる可能性が高いのです
当局へ適用除外を訴えているのですが・・・
関係者は頭を抱えています

閉ざされた専用コースを走る競技用車両の燃料に、酒税をかけるとは!
私は当局の常識を疑います
いったい、正気なんでしょうか?
当局者こそ、アル中ではないかと疑います

いったい、燃料用アルコールを飲用する者など
今時、いるのでしょうか?
そうではなくて、エチルアルコールの販売自体が
課税の対象なのだということでしょうか

だとすれば、別の法律を作らなければいけません

酒税と呼ぶ以上
それは飲用を目的とするアルコール類でなければいけません
法律というものは、成文法というものは
その言語の常識的な意味で解釈しなければいけません
日本語では、自動車燃料のことを酒とはいいません

こういうバカな話を聞くたびに
法律バカの存在に呆れます
法の形式的解釈ばかりに精通し、法律の本来の趣旨から逸脱してしまうのです
バカな役人や弁護士がよくやるのですが
法律を振り回して、常識を破壊するのです
それはまた、立法の趣旨を理解せず
結果として、法秩序を破壊していることになるのですが・・・
コメント
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