湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

バリアフリー事始9

2006-05-31 15:33:01 | Weblog
長男は今年中学1年生になりました
ここまでの子育てに、苦労したかと問われれば
大変だったけれど、苦労ではなかったと
私は答えるでしょう
確かに、一生懸命がんばりましたが
それというのも、子供がかわいくて
子育てが楽しかったからなのです

子育ての記憶というものは、なぜか楽しいものばかりで
そんなはずは無いのですが、苦労した記憶というものが
ほとんど無いのです

これは私の一つの仮説なのですが
人の心の中には”子育てソフト”が事前にインストールされていて
わが子を見て、”かわいい!”とおもった瞬間
このソフトが起動するのです
後はソフトの命じるまま、苦労を苦労と思わず
ひたすら”子育て行動”をすることになるのです
その過程で、さらに子供への愛情が深まります

それは恋に似ているかもしれません
恋に夢中な人は
どんな努力も
苦労とは思わないではありませんか

最近、親子間の不幸な事件を報道によって知らされます
そんな時、ふと私は思うのです
この人達は”子育てソフト”の起動に失敗したのではないのかと

子育ての記憶というものは
結果に強く影響を受けるもののようです
満足すべき結果のでた時
その過程は全て楽しい記憶となるようです
どうも”子育てソフト”は強烈な結果追求ソフトのようです
なんだか営業マンのノルマ達成努力みたいです
達成できた時は、大変な苦労も、楽しい思い出となるではありませんか

振り返れば、至って順調に思える長男の子育てです
しかし、その初めを、今になって想い起こすと
とても順調な滑り出しとは言えない状況でした
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする