無意識日記
宇多田光 word:i_
 



…そら俺(すら)もやっとかないかんやろ…(笑)

という訳でHikaruはカトリックに改宗していなかった。昨晩スナックひかるで非改宗に一票入れといたんだが、ぶっちゃけ改宗したらしたで面白いなと思っていたのも事実だ。今だから言えるんだけども。

というのも、人類史上最高の作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハが敬虔なクリスチャンだった為だ。彼の最高傑作と言われる作品は受難曲(Passionな)であり、つまりキリストをテーマにした楽曲である。Hikaruが今後キリストをモチーフにした楽曲を作る事で大バッハの領域に近づけるならそれはそれでアリかもしれないと思っていた。それ程までにキリスト教というのは音楽にとって強力なモチーフたりえるのだ。これがカトリックとなるとまた話は違ってくるのだがややこしい話はもう無しにしよう。

気が楽になったので"もしHikaruが改宗していたら私はどうしていたか"について簡単に書いておく。もうそうする必要はなくなったんだけど。

まず、当Blog最長エントリーのひとつ(制限字数ギリギリ)「You Make Me Want To Be A Man PV」の削除である。日本語で書かれているとはいえ、あの解釈が教会に知れたら多分破門だ。流石にそんな事に加担はしたくないのでね。勿論、カトリックが気に入らなくなってきたら英語で書き直して拡散するつもりだったですが。

他にも、ぼくはくまや愛のアンセムの歌詞についてのエントリーもどうにかするかもしれなかった。Be My Lastもかな。勘のいい方はお分かりだろう、これらは総て輪廻転生をテーマとして扱っている。しかし、キリスト教全般は(だよね?)輪廻転生の思想をキッパリ否定しているのだ。カトリックに改宗したらここは間違い無く相容れない。削除するなり何なりしていたかもしれない。

考えてみたら、ぼくはくまの『前世はきっとチョコレート』の部分の変更をNHKに迫られた際には『みんなのうたを諦めようか』とまで考えたHikaruが、この歌詞を歌えなくなる宗教を信仰する可能性は限り無く低かった。輪廻転生はHikaruの「くま」における中心となる思想である事は今日のツイート(『そうして「くまのこ」として生まれ変わるのです。』)からも明らかだ。わざわざこんな事書くのだから、輪廻転生を奉じる仏教寄りだと言い放ってしまうのも無理からぬ事である。



しかし、、、これはシリアスな問題なんだが、そんなんでキリスト教徒の夫やその家族とうまくやっていけるんだろうか。Hikaruのクレバーさは信じているが、宗教というものの恐ろしさをどう回避するかは非常に難しい。それは限り無く優しいからこそ怖いのだ。はてさて、どうなりますことやらだわ。

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どれ位の報道量だったのかもよくわからないが、概ね結婚式と披露宴は無事終了したようだ。よかった。

問題はこれから、である。三年半ぶり?の公式写真を公開したのは意味が大きい。新曲をリリースした時でさえ頑なに近影の公開を避けてきたHikaruが自ら現在の姿を晒したのだから。色々な捉え方があるけれど、復帰は近いとみていい。

ただ、常識的な観点からみるとそれも不自然だ。結婚して新婚旅行に向かい新しい家庭を持ち事情が噛み合えば次は妊娠出産子育てで…となる。いつの時代のどこの常識なのかと言われそうだが、あたしゃ南欧の片田舎(なんだよね?)の常識なんて知らないから、そんな風に捉えられてるんじゃないのと想像しているだけだ。

結婚して退職や休職する女性は多いが、結婚して仕事に復帰する女性は珍しい、というまとめ方をすれば今の日本の常識にも合致するかな。Hikaruが今からやるかもしれないのはそういう事だ。

これは各家庭の問題に過ぎないのでキコをはじめ家族の皆の了承を得ていれば何の問題もない。今後2人が他の家族と離れて例えばロンドンで暮らすとなれば尚更だ。

復帰したとしたら、インタビューの質問は2人の結婚生活に集中してしまうだろうからまたもオフィシャルインタビューの出番にはなりそうだ。今までの経緯からして、一般人(非芸能人)であるキコの、キコとの話わHikaruから話し始めるという可能性は薄い。照れてるというより、彼の普段の生活を守る為の措置、という事になるだろう。流石に彼をつかまえる為にイタリアやイギリスに特派員を、という事にはならないと思うが、今回新たに浮上した問題点は地元イタリアのマスコミである。

そもそも、最初に雑誌にこの話をすっぱ抜かれなければこんな大騒動にはならなかったのだ。幾ら日本のマスコミが目ざといとはいえイタリアの街出身の青年をマークするのは難しかっただろう。イタリアマスコミへのリークがなければ、もっと静かに挙式を行えていたかもしれない。

今回の件で、彼らが「ウタダは取材しようとしても無駄だ」と思ってくれればありがたい。端々から、この話題は地元の観光資源の売り込みに有利そうだから取り上げてますという空気が漂ってくる。となると、その役割が果たせそう/果たせなさそうと判断がついた時点で取材攻勢も止むだろう。つまり、騒ぎは今回ばかりなりとなる。それならso-so、オーライといった所か。


取り敢えずキコとHikaruには暫くの間2人きりの時間をタップリ満喫して欲しい。8月以降はまた会えない日々が続いていくかもしれんので。新婚なのに辛いなぁもう。

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