無意識日記
宇多田光 word:i_
 



FoLの"作者の達成感のなさ"を補ったのは空前の大ヒットだった、という解釈はi_のものであって光はその旨発言していない(と思う)。恐らくそういう感慨もなかったのだろう、曲の劇中での使われ方もまともに見ていない様子(※)。しかしBWは真逆となりそうだ。WhatsInで映画に於ける役割果たすのを見届けて初めて評価下せるとの発言があった。誰叶の時でもここ迄踏み込んだ物言いはなかった筈。細かいニュアンスについては同誌を見て貰うとして、同じ「達成感のなさ」発言でも両者は異質とみるべきか。映画が曲と補完し合う様を観届ける為にも映画館に足を運ばねばね。

(※) こんな感じ→http://www.u3music.com/message/backnumber/ja/20070309j.html (3月9日は全11話中第10話放送分)


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10日夜TVで尾崎豊特集。時代超えた気迫の熱唱は"カッコワルイ"事この上ない。清も濁もここまで全てを曝け出せるか。その魂の叫びを聞きながら、80年代の日本でなくば有り得なかった存在だなとも思った。流行を追随するのとは異質な、その時その場でしか生まれ得ないもの。92年、彼は80年代と共に去っていったのかもしれない。20年の時が俯瞰を許すが、例えば今という時代の色合いは最中に染まる我々には見えない。20年後に今の光の歌を聴き「あの頃の空気だ」と感じるのだろうか。その時になったら本人の口から語って貰えるかもしれない。ライブの最中とかにでも。


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