無意識日記
宇多田光 word:i_
 



数は目に入るだけで千は下らない。O-EastでのシークレットGigの観客よりずっと多い。そしてこの内の千人中千人全員が「宇多田ヒカルって知ってる?」との問いに「ハイ」と答えるのだ。見渡す限りの人が皆自分の事を知っている…妄想の中でホンの一瞬そのとんでもない重圧を感じれた気がした。ForYouの「ヘッドフォンをして人ゴミの」以下の一節は、ややもするともう二度と味わえない体験への郷愁かとすら思えた。「案外気付かれないんですよ」といつも笑顔で云う光、映画館で映画見てて"こわい"のは作品への反応に直に触れる事かそれとも人の視線の事か。チョッピリ考えさせられた。


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特にこの順序このサウンドだとFMTTMが違って聞える。やっと光が「恥ずかしくて聴けない」理由が見えた気がする。可愛らしい感じがするのだ。BWK&Cはサウンド全体に包容力を感じさせ、尚且つ詞を中心に逸脱や冒険がある。それと比較するとFMTTMはいかにも優等生な出来で、だから素直に評価が高いのだが今のスケールのデカイ光サウンドからすると無難過ぎ、成る程それは歌い手からすると滑稽にすら映るのかもしれない。ところで、発売日はベルばらの日だそうだが、この"月"をテーマにした3曲が入ったEPのフラゲ日が久方ぶりの皆既月食だった事も備忘の為に記しておく事にする。


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