無意識日記
宇多田光 word:i_
 



以前TVで光が「米では2人組のコメディアンていない。コンビって日本独特」てな事言っていた。誰かが面白い事言った後誰かがツッコミを入れたタイミングで日本人は笑う。TV画面の端にワイプで笑顔や泣き顔を見ると安心して反応できるのと似ている。「後は言わずもがな」というスノビズムより、わかりやすさの方が好まれるのだ(以心伝心を旨とした国柄からすれば意外だ)。BeMyLastでも、サビに「斯々然々だから貴方が最後の人であって欲しい」と詞があれば、もっと受け容れられたのかも。最後の「ァアァアァアア~」の所に何か言葉が乗っていたら、曲の印象はガラリと変わっていたことだろう。


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この2曲は売上的には低迷期にあたる。桜BML比較論で感情をぶつけるだけかちゃんと旋律として纏めるかの違いが大きかったのではと述べたが、一方で昔のBlogではPassionBMLに通ずる音楽性を以て昔の英国で成功したバンドの例を挙げた。つまり、この2曲が然程ウケなかったのは日本人の耳の特性が大きいという解釈だ。以後キプトラ以降元々のテイスト復活させ宇多田は再びセールスの凄さと伴に語られる様になるが(キプトラは06年度DL数第1位)、翻って今度はその作風が洋楽であるUtaDAに現れる事も考えられる。国毎にシングルカット曲が違うってな面白い事態も有り得るかもね。


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