つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

20年ぶりのドテラマン

2007年06月09日 | 懐かしアニメ

前にも書きましたが、
子供の頃の私は「ドテラマン」と言うアニメが大好きでした。
でも、このアニメは裁判とか色々と揉め事があったのが影響してか、
CSや首都圏のUHF系放送局では、再放送された事はあるそうですが
再放送の機会も少なく、見事に幻の作品と化してしまいました。

私自身も、当然20年程前の本放送で一度見て以来、再見の機会など無く
どんな作品だったか?と言うのも、微妙にうろ覚えになっていました。
ところが、ニコニコ動画と言う動画サイトで
「『ドテラマン』の動画がある」と言う情報を入手したのです。

まさか、20年ぶりにドテラマンが見られるとは…と異常に興奮しつつも
本当に見れるのかな?と半ば疑いながら
早速検索して、動画が発見出来ましたので早速再生しました。

見た感想としては、
本心から「今見ても、滅茶苦茶面白かった!」と思いました。
キャラが生き生きとしていましたし、
昔の幻のアニメとかを今見ると、前評判の割に作品によっては
「エ?この程度の内容?」と言う
「記憶によって美化される」作品も結構あるんですが
ギャグとか含めた内容も自分の記憶以上に面白かったように思いました。
と言うより、こんなに面白いドテラマンの記憶が
自分の脳に何故もっと残っていないのか? と自分の脳の退化?及び
記憶のいい加減さが、今になって恨めしく思ったりもしましたが…


ドテラマンと言う作品は私が大好きなヤッターマンをはじめとする
ボカン系の作風(ギャグとか)の作品ですから
ドテラマンもそうしたボカン系のギャグが好きな私の趣向に
ピタリとはまったから面白いと感じたのは確かです。

でも、考えてみたら、実はボカン好きだからドテラマン好きなんじゃなくて
私が昔ドテラマンにはまったのが、ボカン系のギャグ好きに目覚めたきっかけ
(つまりドテラマン好きだからボカン好きになった)なのかもしれません。

キャスト的には、
やはり主役のドテラマン役のつかせのりこさんに強烈なインパクトを感じました。
ドテラマンは二重人格だった(変身前は優等生、変身後は真逆のキャラになる)
と言うのは、知っていたんですが
変身前のつかせさんの普段は聞けないような
優等生タイプの演技は新鮮でしたし、意外とハマっていたのには驚きました。

また、インチ鬼大王(悪役?なんですが、当然ギャグ系)役の八奈見乗児さんも
相も変わらぬボヤキ節や、悪人なのに異常にお人好しな点に加え
キャラ的にボスの筈なのに、部下に微妙に馬鹿にされている辺りが
哀愁を誘うと言いましょうか…いい味を見せていて
ボカンシリーズのキャラと並ぶ位のインパクトを残していたと思います。

今回の件で、ネットとかを通じて、幻となっている作品が再評価されたり
再び見る事が出来たりしたり、遠隔地のファンと触れ合えたりすると言うのは、
昔には無い良い傾向なんだな、と強く感じました。

最後に一言だけ

「ドテラマンの早期DVD化希望!」