つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

パンフレット

2007年06月30日 | 岡本茉利

実は私の手元には
「岡本茉利リサイタル」のパンフレットとか舞台関連の資料が何枚かあります。
(入手方法はあえて伏せますが)
今回はこの資料を見てみて、気付いた事を色々と書いてみます。

まず茉利さんの主演舞台についてですが
題材として、山本周五郎作品が使われる事が多いようです。
そこで、私の分かる範囲で茉利さんが演じた周五郎作品について、調べてみた所
「リサイタルVI」の「津軽の女」は原作が「あだこ」と言う作品で
(“あだこ”とは津軽弁で下女の意味)
茉利さんの演じた役所・あだこは、
一途に一人の世を捨てた浪人に尽くす色黒で純朴な津軽娘、
と言う人物だと分かりました。

このあだこ役は以前「日曜劇場」であの吉永小百合さんが
72年に演じた役だそうで
演じた際の吉永さんは、顔に黒いドーランを塗り、木綿の着物に尻からげ
と言う姿であだこを演じたそうです。
日頃の舞台での茉利さんの熱演ぶりを見て、
想像するに、おそらく茉利さんは“あだこ”と言うキャラを
かなり力の入った芝居でこなしていたんだと思います。

「リサイタルIV」の「夢で泣く女」は原作が「二十三年」と言う作品で
茉利さんが演じたのは“おかや”の役だったようです。
このおかやは、主人の新沼と言う侍の為に尽くそうとするが
口の聞けない女性でかなりの難役だったと思われます。

また、茉利さんは、平成元年に「おんなは一生懸命」の舞台(名鉄ホール)に
戸村佐和役で出演されています。

そのパンフレットを確認して見ると、どうやらテレビで放送された時と
同じキャストで舞台公演が行われたように思われます。
と言う事は、茉利さんはこの舞台にも、
テレビ版と同じ役で出演されたのではないかと推測されますが
真相はいかに?