EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

邦楽ニューウェーブ Kokooの「タルカス変奏曲」所収

2012-05-11 13:18:34 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
邦楽ニューウェーブ kokooの「タルカス変奏曲」所収


画像 ジャケットと解説の表紙

2011年10月10日(月・祝)午後0時15分〜10時45分
にNHKFMの特番で放送された、

「今日は一日プログレ三昧、再び!」

において、プログレ裁判なるものが行われたらしい。

「らしい。」と言うのは、私は仕事で出社していたので、
実際に聞いていたわけではないからです。

そのなかで、「Kokoo」というユニットの「タルカス変奏曲」が取り上げられて、
オンエアーされたとの事でした。

Kokooの「スーパー・ノヴァ」というアルバムがあるのですが、
10年ぐらい前にそのアルバムの存在を知りました。
この中で「タルカス変奏曲」なるものが演奏されているのを知ったわけですが、
その時には、既に廃盤になっていたわけです。

その時点において、中古品も、かなりの価格がついており、
簡単にはカートに入れられません。
幸いにして、この「邦楽ニューウェーブ」なるオムニバスアルバムに「タルカス変奏曲」が収録されている事を知り、中古で求めたわけですね。
(新品もまだ入手可能なようですね。)

日本においては、何人かのアーティストが、「タルカス」の素晴らしさに注目をし、
実際にアルバムに収録するまでになっているのは、皆様ご存じの通りです。

この「タルカス変奏曲」ですが、

タルカスを何度も聞きこんでいるEL&Pファンには、
とても、興味深く聞く事のできる楽曲に仕上がっていると思います。

短縮ヴァージョンとも言えますが、プログレ曲タルカスが、
和楽器による演奏によって、ちょっとした濃厚さを増している感じがします。

一方、タルカスを全く聞いた事のない人が、
この「タルカス変奏曲」をどのように受け止めるのであろうかという事と、
「タルカス変奏曲」からオリジナルのタルカスに興味を持って辿り着くという事に関しては、全く解りかねます。

「Kokoo」は、尺八奏者一人と琴の奏者二人による和楽器ユニットです。

それぞれの奏者は邦楽の世界では知られている方々で、尺八奏者の方は、著書もお持ちのようです。

音楽のジャンルを越えて演奏されているというより、組曲タルカスそのものが、音楽のジャンルを越えている曲なのかも知れませんね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関わる商品を思い出と共に語っております。
偉大なるEL&Pを後世に語り継ぐ一助となればと思い、日々綴られております。
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2012年5月11日 yaplog!
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ファンクラブ会報 EMERSON LAKE & PALMER Volume 2 

2012-05-10 17:56:54 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
ファンクラブ会報 EMERSON LAKE & PALMER Volume 2 


画像① 表紙


画像② 裏表紙


画像③ 前書きは個人名があったので消しました。目次


画像④ インタビューの頁

1978年に発行。

東京に本部があったエマーソン、レイク&パーマーファンクラブの会報の2冊目です。

目次のページからカウントして、全26頁の分量です。
オール手書き。
モノクロ。

内容は、

○ コンテンポラリーキーボードのキース記事の翻訳。
この記事にはキースへのインタビューも含まれています。

○ 来日時のEL&Pインタビューのテープを起こしたもの。

○ 会員さんからのお便りの紹介
ほとんどボツがなく掲載されていると思います。

○ 質疑応答コーナー
会員さんからファンクラブに寄せられた質問にスタッフが答えています。

○ IFORMAION
いわゆる「売ります。買います。」のコーナーです。
当時の音楽誌と同様、本人名と住所が記載されています。

○ FC NEWS
原稿の募集とかがあります。

○ イラストと写真のコーナー

○ スタッフの紹介

77年頃からEL&Pファンになった私のようなファン達には、すべてが釘付けの内容であったと思いますね。
質疑応答がなかなか面白いので、抜き書きしてみます。

Q 連中(EL&P)が来日した時Keithが、誰かからグルーピー嬢の集まっている場所を聞いてCarlをつれて「よーし、いこう!」とがんばったそうですが、エレノア夫人にみつかって行けなかったとか……。本当ですか。

A Keithは大変な恐妻家らしいです。エレノア夫人とのつきあいはNice以前からというから、相当長いのです。そして、その頃、Keithは生活に困っていてエレノア夫人に大変お世話になり、今でも彼女には頭が上がらないそうです。大阪公演の時、エレノア夫人を帰らせ、Keithはグルーピーを探していたといううわさがありますが、あくまでもうわさなので、よくわかりません。

Q Greg Lakeの女性関係を教えてください。

A あえて言うほどの事がないほど盛んな人です。

あとは、Answerの方は省略しますね。

Q 入手可能なプライベート版を教えてください。

Q ロンドの入っているレコードを教えてください。

Q 音楽専科 1978年3月号にグレッグが昔の職業を必死にかくそうとしているとあったけど、あの人、昔、何をやっていたのですか?
(これがわからないと私はアホにされるのです。みんな、ゲイボーイだったとか、ダンサーだったとかいうんです。)

Q キースに奥さんがいることは有名(当然)でも、子供がいるかいないかについては、いろいろ説がありまして、…どうなのでしょう?
キースの奥さんのお年は?

Q 現在の会員の人数は何人ぐらいですか?また、男女の別ではどのくらいですか?


あと数問ありますが省略します。

本日は以上。

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遅れてきた若いファンの楽しみの一助になる事や、ちょっとでも、EL&Pのファンを増やせたらという想いで綴られております。
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2012年5月10日 yaplog!
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ベース・マガジン 1996年 10月号 グレッグ来日前インタビュー所収

2012-05-09 14:26:28 | Greg Lake関連
ベース・マガジン 1996年 10月号 
グレッグ来日前インタビュー所収



画像 表紙 
ゲディー・リーのインタビューは、
ニール・パートの家族が運つたなくして、他界する以前になりますね。


P126からP127に渡ってグレッグ・レイクが掲載されています。

P126はカラー写真。
椅子にすわって、アコースティックギターを奏でるグレッグ・レイクの全身写真が掲載されています。

P127の誌面を目一杯使用して、インタビューが掲載されています。

このインタビューの内容で知る事ができた事としては、
「イン・ザ・ホット・シート」の出来が悪かった事を、
グレッグが正直に認めているところですね。

グレッグは、「イン・ザ・ホット・シート」リリース時に、某著名雑誌に掲載されたインタビューにおいては、
記者の鋭い突っ込みにもめげずに、
「これ以上のアルバムはないだろう!」というぐらいほめちぎっていました。

(キースは全く逆のとらえ方をしていましたが。)

自分たちの制作したリリースしたばかりのアルバムを非難するミュージシャンもいないと思うので、取りあえずはほめたと解釈するべきでしょうか?

1996年の都内のコンサート会場でもこのCDが売られていたのですが、
バイトか何かのお姉さんが、

「フィル・カーソン氏、大絶賛のアルバム!!!」

と連呼していました。

その連呼ぶりは、
「明らかにお姉さん本人は聞いていないはずだ。」
と思わせるほどの熱の入れようでした。

主催者側から言われたセールス・トークだったと思いますね。

その熱に反して、誰も買っている人はいないわけです。
その時点でコンサート会場に来る人なんて、アルバムはリリース時に買っていますよ。

この「イン・ザ・ホット・シート」をEL&Pのアルバムの中での最高傑作と称した関係者もいるようで、
ファンの心理など全く眼中にないと思えますね。

すべてが駄曲だとかいうつもりはないですけどね。
微妙に気に入っている箇所等はあります。
スタジオ録音の展覧会の絵は既発であくまでも付録ですからね。

どうせ売れないなら、キース主導の長尺曲で突っ走った方が、
売れなくても、ファンは好意的に受け止めたかも知れません。

すべては後の祭りですけどね。

本誌のインタビューにおいては、
グレッグは、出来の悪いアルバムであった事をサラリと認め、
「このアルバムをEL&Pのラストスタジオアルバムにするわけにはいかない」というような口ぶりです。

加えて、本誌のインタビューにおいては、
「来年、ソロアルバムをリリースする予定だ。」
とも言っており、それは今日にいたるまで、実現しておりません。
グレッグがソロアルバムですら、簡単にリリースできない諸事情があるのだと思います。

今年の夏だけは、本当にソロアルバムのレコーディングを終えてもらいたいと思います。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関する品物とそれにまつわる思い出等を田舎のサラリーマンが綴っております。
遅れてきた若いファンにEL&Pを伝える一助になればと思っております。
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2012年5月9日 yaplog!
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販促品 「展覧会の絵」ボックス

2012-05-08 11:39:10 | 販促商品等Emerson,Lake&Palmer
販促品 「展覧会の絵」ボックス


画像① ジャケットを再生するだけでは、どうしようもないので、
厚みにあたる背の部分が工夫のしどころですね。



画像② 開口部はこんな感じ


画像③ 反対側から

先般、トリロジータンブラーの入手の経緯についてブログを書きました。

廉価盤という事で未聴アーティストのCDをいくつか購入してみたかったわけですが、
ディスクユニオンの販売戦略に予定通りにひっかかりました。
この予定通りに引っかかる全国のお客様によって、
ボックス販売のマーケティングが成立していると思われますね。

つまり、
「一度ボックスを買ったお客様は、二度と買わない。」
ではなく、

「一度ボックスを買ったお客様は、二度も三度も買う。」

購入者数には、多少の前後もあるでしょうが、大体はこのような感じだと思いますね。

そのようなわけで、
結局は、EL&Pのアルバム初期5枚を購入する事になってしまいました。

初期の5枚を買わないと「展覧会の絵」ボックスが頂戴できないわけです。

初期5枚に限定してくれない方が私としては良いのですけどね。

特に頭脳改革などは、アナログ盤を含めて、何枚所持しているのやら。
さすがに三桁という事はないでしょうが、二桁はちょっと思い浮かべてみても、把握しています。

あえて調べるのもコワイですね。(笑)

EL&Pの販促用のボックスは、ネット通販で購入するようになってから、いくつか所持しています。

ボックスには何種類かの形状があるわけですが、
廉価盤5枚を入れるとあって、とてもシンプルな構造。
書籍のケース仕様ですね。

書籍のケース仕様のボックスは、
紙ジャケットを入れる手間はかかりませんが、開口部から埃が入りやすいという難点があります。

アナログ盤時代の反省も含めて、通販で購入する時に覆っていた、
透明なビニール袋で全体を覆って保管しています。

さて、間もなくリリース予定のHQCDのタルカスボックスは、K2HDの時のタルカスボックス仕様と全く同じになるのか?
それとも、デザインを少しは変えるのか?

「変えてくれないとつまらないですね。
それこそが、ボックスが出る度に購入するお客様への礼儀ってものですよ。」

と半端コレクターは声を低くしてつぶやいております。

今回の目当ては、今まで聞こえなかった音も聞こえてくるらしいCD自体にありますから、タルカスボックスが前回と全く同じであっても、そんなにガッカリはしないと思います。

以上。

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遅れてきたファンや、若い世代のファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。

2012年5月8日 yaplog!
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ドキュメント映画 テルミン VHS

2012-05-07 10:35:20 | ロバート・モーグ博士関連
ドキュメント映画 テルミン VHS


画像① VHSパッケージ


画像② パッケージの裏


画像③ 背の下部 2001年以降の発売でこの価格。

これは中古で購入したVHSです。

大ヒットした映画との記述がありますが、
大ヒットしている頃、私はこの映画の事を全く存じていませんでした。

今回取り上げてみようと思ったのは、

故ロバート・モーグ博士がところどころに出演しているからです。

モーグ博士は若い頃、テルミンの存在を知ってから、
自らテルミンを製作する事にかなり熱中していたようです。
そのおかげで、耳が鍛えられ、
シンセサイザーの開発につながったという事をこの映画の中で述べられていますね。

どこかで、「モーグ・シンセサイザーの音色に関しては、
モーグ博士の耳の良さに負うところが大きい」というどなたかの記述を読んだ事がありますが、
その記述に適合するような、映像内の本人の述懐でしたね。

映画そのものは、
ドキュメンタリー映画であり、特に再現フィルムとかは用いてはいません。
1930年代の古い映像や、開発者の若い頃のテルミン博士に関わり、
映画製作当時に現存していた人たちへのインタビューや電子楽器テルミンの演奏で構成されています。
(1993年に公開された映画で、テルミン博士は1993年に97歳で死去しています。)

映画の中でテルミン博士は、1938年に当時住んでいた米国から突然姿を消します。
それは後にKGBによる拉致であった事が明らかにされるわけですが、
その事件そのものが、今日における電子楽器テルミンの一般的な知名度を左右してしまった一因と言えるかも知れません。

そう言う意味では、電子楽器の黎明を知る事ができつつも、
順風満帆なサクセスストーリーとは言えない、
何とも切ないドキュメンタリー映画と言えます。

EL&Pやキース関連書籍、あるいはEL&P関連映像に登場するロバート・モーグ博士ではありますが、
モーグ博士の電子楽器製造の原点みたいなものをかいまみる事ができるような映画です。

以上。

本ブログはEL&P関連のあれこれを綴る事により、
EL&Pのあれこれを遅れてきた若い世代に伝える事を目的の一つとしています。
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2012年5月7日 yaplog!
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Rhino RecordsのWORKS Volume 1

2012-05-02 11:24:11 | 「ELP四部作 / WORKS volume1」
Rhino RecordsのWORKS Volume 1





表の右上





CDはオレンジ色、白ジャケットの対比で鮮やか


プラケースは海外の製品にしては、仕事が細かい
矢印先の角のはめ込み部分は、
国内盤のプラケースでも付いていないものが多い


Rhino Recordsは、アルバム「BRAIN SALAD SURGERY」のCDで、
特殊プラケースを用いてドクロからメドゥーサに変化させるジャケットを制作しました。

それと、「BRAIN SALAD SURGERYのDVD AUDIO」をリリースした事でも、知られていますね。

それは、恐怖の頭脳改革のカテゴリーで既に紹介しました。

この「WORKS Volume 1の白ジャケット」もRhino Recordsの手によるものです。

Rhino Recordsは、どうしてこのような商品を製作したかは解りませんが、
「BRAIN SALAD SURGERY」の諸ヴァージョンへのコダワリから察するに、
どうしても、「ELP四部作軽視」の、ただのいい加減な仕事をしたとは思えないのです。

これは、世界各国に存在するEL&Pファンに対する一言を引き出したくて、やった仕事なのかなと思ったりします。

口に出す、出さないは別として、
手に取ったEL&Pファンは必ず思うのです。

「なんで、白なの?」

この一言を言わせたいがために、制作したのではないかと。

このジャケットを肯定的に捉えた場合、上述した事以外の意味は考えにくいですね。

数年前に、「WORKS Volume 1とWORKS Volume 2」を一緒にしたスペシャル・エディションがリリースされましたが、
そのような企画であった場合、「WORKS Volume 2」の白ジャケットで統一するという事はありうる事ですよね。

しかし、このCDはあくまでも、「WORKS Volume 1」の音源をストレートに再現しているだけなのです。

あえて、否定的に捉えるとした場合、

Rhino Recordsの担当者が、「BRAIN SALAD SURGERY」に関しては、かなりの想いを募らせていた事は確かだと思いますが、
「WORKS Volume 1」に関しては、どうでも良い作品と位置づけをしていたのかも知れません。

それで、「バンド名とアルバムタイトルとロゴマークのみのジャケット」だから、適当につくっておけば良いと思ったのかのかも知れませんね。

アナログ盤を持っていたが、レコードプレイヤーが手元にないので、
ふと聞きたくなった「作品第二番」をあわててショップに買いに行く。
白ジャケットにWORKS と記されていたので、表も裏もきちんと見ずに、
あわててカゴに入れてレジで精算を済ませる。

帰宅してCDプレイヤーに入れて見たら、「孤独なタイガー」ではなく、
「ピアノコンチェルトNo.1」が流れてきて、
不良品ではないかと驚いてジャケットを見る。

なんてケースが世界に一つもないと言い切る事ができましょうか。(笑)

いずれにしましても、珍品である事は確かですね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関わる諸々の事物を思い出と共に紹介しております。
遅れて来た若いファンの方々に楽しんでもらい、世代を超えてEL&Pの素晴らしさを語り継いでいくための一助となればと思い、綴られております。
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CROSSBEAT 2012年6月号 「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」 シンコーミュージックエンタテイメント

2012-05-01 11:44:44 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
CROSSBEAT 2012年6月号 
「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」
シンコーミュージックエンタテイメント



表紙 タルカスジャケットが見えるね

先日、書店で購入したばかりの雑誌です。

この音楽誌、タイトルは存じておりましたが、
頁をめくった事は一度もありませんでした。
そのため、出版社がどこであるかも把握しておりませんでしたね。

しかし、特集のタイトル「決定 !! プログレッシヴ・ロック 真の名盤 TOP 50 」が目に飛び込んできたので、
早速、立ち読み開始。
ざっと目を通して、価格を見ながら購入に値すると判断し、レジへ向かいました。

このTOP50が何を表現しているのかが気になったのですが、
「CROSSBEAT誌が独自の視点で、推挙する名盤TOP50」という事みたいです。
一応ランキング形式になっておりまして、
EL&PのアルバムもTOP50のランキングの中に1枚存在していました。

いわゆる理屈抜きの大御所が2バンドあるわけですが、
それらのバンドは、TOP50の中に2枚ずつランクイン。
No.1とNo.2は大御所2バンドのアルバムです。

では、EL&Pのアルバムは№いくつに選定されているのでしょうか。

それは書店にて実際に手にとってもらうとして、
一応、TOP10の中には入っております。

ただ、プログレ5大バンドのアルバムが、TOP5(five)に順番に入っているかというと、
そうではないところが、その雑誌の面白さですね。

EL&Pは、キースのカラー写真つきで、1頁分、紙面を割いていますし、
解説も好意的かつEL&Pファンの納得するような内容になっています。

冒頭でプログレを総括する序文から始まるのですが、その中においては、
キースを重要視する論点もあり、CROSSBEAT誌の視点は、EL&Pファンの視点に呼応するものがありますね。
フロイド、クリムゾン、イエス、CANへのインタビューもあるのですが、
それは古い資料からの転載になります。

一番の購入の決め手となったのは、当時、イエスに所属していたジョン・アンダーソンへのインタビューですね。

これは「海洋地形学の物語」と「リレイヤー」の中間あたりでのインタビューのようです。

イエスがEL&Pと仲の良いバンドである事は、これまでも、さまざまなインタビューや写真で、聞き覚えがありましたが、ジョン・アンダーソンが、自分たちの好きな音楽に、フロイドやEL&Pを掲げているのは初めて見た感じです。

70年代プログレを初期からリアルタイムで聞いていらっしゃる方には、周知の情報だと思いますが、自分にとってはちょっと新鮮でしたね。

また、好きと言うのみならず、フロイドやEL&Pが多くのバンドに影響を与えていると思われるとのコメントも読んでいて気持ちよい。

ジョン・アンダーソンもプログレ重鎮の一人ですから、昔のインタビューであるにせよ、説得力がありますね。

それから、

特別付録:小冊子「プログレッシヴ・ロック名盤ガイド200!!」


表紙 頭脳改革ジャケットが見えるね

も付属していて、
EL&Pのアルバムもメインストリームのアルバムとして、
きちんと紹介されています。

このタイプの冊子は、EL&Pをきちんと取り上げているかどうかが問題で、
レビュー自体は、他の多くのバンドのも含めて、語り尽くされている感じはあります。

全体として、

「CROSS BEAT誌」のTOP50の切り口の面白さの上に、
EL&Pが無事に評価されて乗った事は、(あえて載ったとはいわずに、乗ったという感じです)EL&Pファンにとっての福音でありますね。

以上。

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